デルマアブサン連闘策で巻き返せる（金沢競馬）

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デルマアブサン連闘策で巻き返せる（金沢競馬）

レース展望・予想

2020/03/22

金沢競馬は、3月22日から31日までは例年通りの毎週日、火曜日の開催に戻ります。22日（日）は全10レースが予定されており、中でも第9レースのB1級三組（金沢競馬場1500メートル）は、開幕週のレースで人気になりながら凡走してしまった顔ぶれたちが巻き返してくるか注目されます。

◎4 デルマアブサン（牡5、金田一昌厩舎）は追い切りの動きが良かったことから冬休み明けでも1番人気に推されましたが、スタートからの行きっぷりがもうひとつで後方からの追走となり、そのまま見せ場なく9着に敗れました。仕上がり良く映っていただけに残念な結果でした。昨季終盤はA1級で連対していた実績から見直しは当然で、連闘策でもスタートを決めて前々で運べれば、本来のスピードが発揮できそうです。

○3 イリュージョニスト（牡4、松野勝己厩舎）も開幕週はデルマアブサンと同じレースを走って2番人気に支持されました。スタートから先手争いに加わって2番手を追走しましたが、3コーナーから手応えが怪しくなってしまい7着に沈みました。金沢に移籍してきて掲示板内を外したのは初めてで、天候が悪かったこともあって集中力を欠いたようです。こちらも連闘策になりますが、休まずにしっかり乗り込まれており、開幕戦と同様に仕上がりは悪くありません。中団で脚をためながら勝負どころの3コーナーから駆け上がっていく末脚を生かすレースができれば、前走のようなことはなさそうです。

この2頭とは対象的には開幕週から2着に好走した2頭も見逃せません。▲2 オーミシンゲン（牡4、中川雅之厩舎）は今季B1級からのスタートでクラスが上がってどうかと思われましたが、4コーナーでは勝ったプラチナバディと馬体をあわせて、たたき合いながら直線に入りました。最後は元A級馬の底力に屈して引き離されましたが、昇級戦でもやれる手応えをつかみました。今回も逃げた馬をにらみながらレースを進めることができれば連対が狙えそうです。

△7 ストロングジェット（牡4、奥高平厩舎）も勝ったニューヨーカーと直線たたき合ってクビ差及びませんでしたが、今季も好調をキープしています。発馬が改善したことですっかり先行するレースが板についており、今回も積極的に運べれば際どい勝負に持ち込めそうです。

開幕週にデルマアブサン、イリュージョニストに先着している△1 オーミティグリス（牡5、中川雅之厩舎）も今季は体調面が良さそうで再警戒は必要です。

＜おすすめの買い目＞　
馬単（マルチ）　4⇔3・2・7・1（8点）
3連単（フォーメーション）　4→3・2・7・1→3・2・7・1　3・2・7・1→4→3・2・7・1（24点）

B1級三組の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）