レース展望・予想

ティモシーブルー対グルームアイランド「中日杯」(金沢競馬)

2019/12/08

金沢競馬の1年を締めくくる「第55回中日杯」(金沢競馬場2000メートル)が12月8日(日)のメイン第10レースで行われます。ティモシーブルーとグルームアイランドが今年の金沢最強馬の座をかけて相見えます。

◎6 ティモシーブルー(牡5、金田一昌厩舎)は前走の地方全国交流の北國王冠で地元の一番手として単勝3番人気に推されましたが、スタートで好位置を奪うことができず終始馬群に包まれる苦しい展開になりました。馬群がばらけた2周目3コーナー手前で仕掛けましたが、すでに手応えはいっぱいで、直線に入ってもいつもの伸び脚が見られず8着に敗れました。しかし春の百万石賞を制し、イヌワシ賞で兵庫のタガノゴールドに迫る2着、そしてダートグレードの白山大賞典JpnIIIで地方馬最先着の5着と活躍した今年の内容から、地元馬同士なら見直しは必要です。先団をにらみながらレースを進めて、直線のたたき合いに持ち込めれば決め手の違いで抜け出せそうです。

○5 グルームアイランド(牡8、高橋俊之厩舎)も前走の北國王冠は好位置をキープしながら、2周目3コーナーから他地区馬のペースについていくことができず5着に敗れました。今季は百万石賞の追い切り後に脚部不安を発症して休養を余儀なくされるなど順調さを欠きましたが、A1級一組の特別戦では4勝して底力の違いを見せつけました。4年前にこのレースを制した時の勢いはありませんが、パワーはまだまだ衰えていません。外からマークしてくるティモシーブルーの追い上げを振り切って、王座奪還をもくろみます。

▲8 ヤマミダンス(牝5、中川雅之厩舎)は前走園田で行われた兵庫クイーンカップに遠征し、2番手追走から直線抜け出して、見事交流重賞制覇を果たしました。帰厩後も遠征の疲れを見せず元気いっぱいで、追い切りでも気合の入った動きを見せています。今回も相性がいい中島龍也騎手が手綱を握るのは心強く、今年も先手を奪ってペースを握ることができれば、まんまと逃げ切った昨年の再現があるかもしれません。

転入初戦勝ちを飾った△10 トウショウデュエル(牡7、佐藤茂厩舎)も不気味な存在です。中央では短距離ばかり使われていたことから、いきなりの1900メートル戦はどうかと思われた前走のA1特選でしたが、好位から一気に弾けて逃げた馬を捕らえました。前走の勝ちっぷりなら2000メートル戦も問題なさそうで、2連勝で重賞初制覇してしまう可能性もありそうです。

石川ダービー馬の△4 ロンギングルック(牝3、金田一昌厩舎)も前走は初めての古馬との対戦ながら、よく2着に粘り込みました。2カ月半の休み明けをたたかれて、調教の動きにもスピード感が増しており、52キロの軽量を生かせば古馬重賞戦でも善戦できそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 6→5・8 5→6・8(4点)
3連単(2軸流しマルチ) 6⇔5⇔8・10・4(18点)

中日杯の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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