レース展望・予想

経験豊富なアアモンドロシア「疾風賞」（ばんえい帯広競馬）

2019/10/14

10月14日（祝・月）のばんえい帯広競馬メイン第10レースには、「疾風賞」（3歳上選抜）が行われます。

決勝戦のスピードスター賞への挑戦権をかけての予選第2戦。直線200メートルを“止まらずにスタートから一気に駆け抜ける、止まったら負け”のファンからの人気が高い超スピードレースです。1分を切るタイムの競馬になりますが、今年は台風の影響による軽めの馬場で、いっそう速い時計での決着となりそう。馬の経験と実績にプラスされるのが、騎手の勝負度胸といえます。

なお同条件の経験があるのが、アアモンドロシア、シンエイボブ、サンシルクラポピー、ゴールデンフウジン（牡5、今井茂雅厩舎）、ツルイテンリュウ、トレジャーハンター（牡12、金田勇厩舎）の6頭です。

◎3 アアモンドロシア（牡7、林豊厩舎）500キロを本命に推します。昨年の予選・地吹雪賞が同条件初挑戦ながら48秒0のタイムで優勝し、スピードスター賞でも、52秒7の好タイムで勝利し、常連の快速牝馬セイコークインに2秒0差をつけています。スピードには定評がある馬でしたが、2着セイコークイン、3着ツルイテンリュウら快速自慢の強豪たちを破っての優勝は価値あるもの。西将太騎手も騎乗度胸満点のホープです。

○4 シンエイボブ（牝5、久田守厩舎）480キロが対抗です。4歳で初挑戦した昨年の疾風賞では鬼脚ホクショウサスケの2着に健闘して、スピードレースへの適性を証明しています。スピードとキレで勝負するタイプで、このメンバーでも十分対応できる力を持っています。

▲7 サンシルクラポピー（牝4、鈴木邦哉厩舎）470キロが3番手です。昨年、予選・地吹雪賞に出走経験があります。キレ味で勝負するタイプで、軽量を生かせれば十分圏内です。12、14年のスピードスター賞の勝ち馬オイドンを兄に持ち、鈴木恵介騎手も歓迎といえます。

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馬単　3→4・7・8・10（4点）
3連単（フォーメーション）　3→4→7・8・10（3点）

疾風賞の出走表はこちら

（文／小寺雄司）


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