レース展望・予想

52kgと重量に恵まれたデルマルーヴル「白山大賞典」(金沢競馬)

2019/10/01

金沢競馬唯一のダートグレードレース「第39回白山大賞典JpnIII」(金沢競馬場2100メートル)が、10月1日(火)に開催される金沢競馬のメイン第11レースで争われます。今年もJRA勢5頭の争いになりそうですが、グリムの連覇を阻止しようと、若い3歳馬やスピード馬が集いました。

打倒グリムの一番手は◎4 デルマルーヴル(牡3、JRA・戸田博文厩舎)です。2歳時に3連勝で兵庫ジュニアグランプリJpnIIを制し、ドバイのUAEダービーGII(4着)まで駒を進めた逸材です。ジャパンダートダービーJpnIで2着、レパードステークスGIIIでも2着と海外遠征後は勝ち切れていませんが、いずれも接戦を演じていて負けて強しの内容でした。初めての古馬相手となりますが、2歳時の成績は含まれず重量別定の52キロで走れるのは有利で、鞍上に地元の吉原寛人騎手を配してきたのも心強いです。

○10 グリム(牡4、JRA・野中賢二厩舎)は当初シリウスステークスGIIIにも登録がありましたが、連覇がかかるこの白山大賞典JpnIIIに矛先を向けてきました。前走のエルムステークスGIIIは中団から伸び切れず7着に敗れましたが、3着以内を外したことがない地方の小回りコースなら見直せます。昨年のこのレースより重量が3キロ増えた影響がどうかですが、56キロを背負ってマーキュリーカップJpnIIIを制していることから問題はありません。底力の違いを見せて13、14年のエーシンモアオバーに続く白山大賞典連覇に期待がかかります。

ペースを握るのは▲5 リアンヴェリテ(牡5、JRA・中竹和也厩舎)でしょう。まだ重賞タイトルはありませんが、オープンの大沼ステークスを逃げ切っているスピードから警戒は必要です。笠松の地方条件交流戦で500万下を脱出した経歴から地方の小回りコースは問題なく、初めての2000メートル超の距離もこなせそうです。

△6 ノーヴァレンダ(牡3、JRA・齋藤崇史厩舎)は全日本2歳優駿JpnIでデルマルーヴルに競り勝った実績があります。その後の伏竜ステークス、ユニコーンステークスGIIIでは凡走という結果になりましたが、デルマルーヴルと同じ52キロで、久々の地方コースなら復調のきっかけがつかめるかもしれません。

マーキュリーカップJpnIIIでグリムに食い下がり3着だった△8 テルペリオン(牡5、JRA・寺島良厩舎)もしぶとい先行力があり、流れ込みもありそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 4⇔5・6・8・10(8点)
3連単(フォーメーション) 4→5・6・8・10→5・6・8・10 5・6・8・10→4→5・6・8・10(24点)

白山大賞典の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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