レース展望・予想

重賞初挑戦で戴冠十分ティモシーブルー「百万石賞」（金沢競馬）

2019/06/23

金沢競馬の上半期最強馬を決める「第62回百万石賞」（金沢競馬場2100メートル）が、6月23日（日）のメイン第10レースで行われます。ここを目標に復活をかけていたグルームアイランドが追い切り後に脚部不安を発症し、大事をとって回避したため、抜けた存在がいない混戦ムードとなりました。

◎2 ティモシーブルー（牡5、金田一昌厩舎）は強烈な末脚を武器に目下2連勝の上がり馬です。スタートはあまり速くなく後方からの追走になることが多いですが、向正面からエンジンがかかると、3～4コーナーで一気に先団をとらえて、そのまま直線外から突き抜ける強い勝ちっぷりが続いています。中央では500万下をなかなか勝ち上がれなかったことから重賞初挑戦となりますが、今回も持ち前のシャープな末脚を爆発させることができれば、いきなり金沢競馬の頂点に立っても不思議ではありません。

○3 ナガラオリオン（牡10、金田一昌厩舎）は前走の金沢スプリングカップで、3番手追走から早めに先頭へ抜け出すとそのまま2着を3馬身振り切って、悲願の初重賞制覇を果たしました。その後は7月9日の日本海スプリントを目標に調整を積んでいましたが、矛先を変えてこの百万石賞に挑んできました。テンションが上がりやすいタイプだけに約2カ月ほどレース間隔が空いたのは良さそうで、今回もあまり出遅れず好位から落ち着いてレースを運ぶことができれば、元中央オープンの底力の違いを見せつけられそうです。

▲8 コスモボアソルテ（牡7、金田一昌厩舎）は浦和から転入後4連勝中とまだ金沢で土がついていません。中央3勝の実績から考えると当然の結果かもしれませんが、どんな位置取りからでも早めに先頭へ抜け出して押し切ってしまう勝ちっぷりは、底知れぬ強さを感じます。中央では2000メートル以上の距離経験も多くあり、今回も好位から早めに動いていく積極的なレースができるなら、5連勝で重賞タイトルに手が届くかもしれません。

△5 ヤマミダンス（牝5、中川雅之厩舎）は前走の徽軫賞は出遅れて10着に沈みましたが、ペースが緩くなる長丁場なら本来のしぶとい先行力が発揮できそうです。

△4 ドリームズライン（牡5、佐藤茂厩舎）も距離が延びた方が崩れるケースが少ないだけに、2100メートル戦は合いそうです。

＜おすすめの買い目＞　この買い目で投票
馬単（マルチ）　2⇔3・8・5・4（8点）
3連単（フォーメーション）　2→3・8・5・4→3・8・5・4　3・8・5・4→2→3・8・5・4（24点）

百万石賞の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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