レース展望・予想

安定感抜群のフォアフロント「中京ペガスターカップ」(名古屋競馬)

2019/03/13

3月13日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは、東海ダービートライアル「第3回中京ペガスターカップ(SP1)」(3歳、名古屋競馬場1600メートル)

東海地区でデビューした3歳馬による限定重賞で、しかもタイトル戦線を断然リードするエムエスクイーン、アンタエウスの名古屋2強もいない。重賞ウイナー不在で小粒の構成となれば、上位戦線でも好勝負を演じるフォアフロント、トリマゴラッキに、重賞初Vのチャンス到来だ。両者の比較は差はわずか。ただ連軸という点でフォアフロントがまさりそうだ。

◎10 フォアフロント(牡、井上孝彦厩舎)は距離や流れに、相手を問わずコンスタントな成績を残している。先行力があり、差しにも構えられ、自在なレース運びを見せる。好位からソツのない走りができるから、結果にもつながっている。前走のスプリングカップは4着も“勝ちに行く”積極的な先行策で見せ場をしっかり作った。初めて経験する1800メートル戦で、しかも断然人気のアンタエウスに早めに交わされながら、しぶとく粘ったレース内容は上々と言えた。準重賞のジュニアキングV、新春の湾岸ニュースターカップでも銀メダルを獲得した実力派でもある。安定した走りや立ち回りができるレース巧者がV最短の存在だ。

一方、○11 トリマゴラッキ(牝、竹下直人厩舎)は前走のスプリングカップがらしくないレースだった。2走前の重賞・新春ペガサスカップでは後方から2着まで追い上げたのに対し、中団の悪くない位置から見どころなく不発に終わった。「?」の残る6着はデビュー以来7戦目にして馬券貢献を外した初めての走りでもあった。ただ1走だけで見限るのは早計。認定競走勝ちをはじめ、トップシーンでも決まって末脚を伸ばしてきた地力派の素早い反撃に警戒したい。

約2か月半ぶりの実戦だった前走をあっさり逃げ切った▲8 メモリーパール(牝、塚田隆男厩舎)もV圏内。新馬勝ちしている好素材は前走で初のマイル戦も難なく克服してみせた。久々をひと叩きされた上積み材料も見込め、初の重賞参戦でも期待が持てる。

穴は△1 キクノピオニール(牡、川西毅厩舎)。前走の勝ちタイムは平凡も3戦オール連対中で、まだデビュー以来、底を見せていない。未知の魅力と可能性を大いに秘め、初のマイル戦も陣営はむしろ歓迎する。一気の相手強化になるが、どんな走りを見せるか、注目だ。

未勝利の存在も相手なりに走れる堅実派の△6 コマガイム(牡、藤ケ崎一男厩舎)は3連単の候補に欠かせない。

<おすすめの買い目> この買い目で投票 
馬単(マルチ) 10⇔1・6・8・11(8点)
3連単(フォーメーション) 10→1・6・8・11→1・6・8・11 1・6・8・11→10→1・6・8・11(24点)

中京ペガスターカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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