レース展望・予想

スーパーステション今季無敗で王者へ「道営記念」(門別競馬)

2018/11/15

11月15日(木)の門別競馬メイン第12レースは、「第61回道営記念」(門別競馬場2000メートル)。

2018シーズンの掉尾を飾る頂上決戦。冬場の南関東移籍から戻り、今季ここまで全て重賞を負けなし5連勝で進撃してきた◎3 スーパーステション(牡4、角川秀樹厩舎)が、ラストのこの大一番まで圧倒して締め括るのかに全国の耳目が注がれることになる。それぞれ、ちょっとした馬場状態の違いはあるにせよ、シーズン初戦のコスモバルク記念(4月25日、1800メートル外回り・稍重)を1分54秒9で逃げ切ったのに対し、前走同じ1800メートル外回りの瑞穂賞(10月17日、稍重)は1分53秒3で楽々逃げ切り、メンバー中上がり最速のおまけつき。後続がみるみる引き離されるのも無理はなかった。

シーズン終盤ということで、開幕直後と比べればもちろん時計は出やすくなっていたとしても、かつてNARグランプリ年度代表馬に2度(2013、15年)も輝いた▲6 ハッピースプリント(牡7、田中淳司厩舎)が2番手で“付きバテ”してしまうくらいだから、2着△10 ドラゴンエアル(牡7、田中淳司厩舎)にクビ差まで迫られたコスモバルク記念時より相当、速力を増しているのは明らか。さらに、今回の舞台となる2000メートル外回りも、赤レンガ記念、旭岳賞でいずれも2着ドラゴンエアルを0秒9引き離して勝っており、距離面の不安も皆無と言っていい。スッと先行しやすい3番枠を引き当て、斤量も前走比1キロ減の56キロ。最内を引き当てた上がり馬センコーファーストが行く気を見せるなら2番手でも3番手でも競馬はできる。とにかく発馬から“無の境地”で自分のリズム・自分のラップさえ刻み続けられれば、結果的にゴール前でついてこれている馬が殆ど居ない、というシーンまで想定しうる。それだけ、現時点では別格といえるスピードの持続力を身につけている。同馬の全13勝をエスコートし続けてきた鞍上・阿部龍騎手も、最高のパートナーの力を信じ、いつも通りの競馬をするだけだろう。第61代道営古馬チャンピオンに就いてみせるか。

スーパーステションの王座奪取に待ったをかけるとすれば、最有力は別路線で来て今回初対決の○5 タービランス(牡5、若松平厩舎)だろう。2歳時門別デビューで、3歳春には南関東3歳クラシック一冠め・羽田盃を快勝。二冠め・東京ダービーでも3着は、全国における実績面では元王者ハッピースプリントに次ぐポジションと言っていい。今夏移籍前の4月には、南関東新設重賞のブリリアントカップで強敵リッカルドの1馬身1/4差2着に踏ん張り、3着以下には差をつけて全国区の地力健在をしっかりと示してみせた。今回の道営再転入は、ターゲットをこの道営記念制覇一本に絞り、ゴールから逆算して組まれたローテーションで、瑞穂賞・競走除外はいくらか誤算だった面もあろうが、スーパーステションとの初対決が、さらに調子を上げての頂上決戦で実現することになったのは、逆にプラスに作用する可能性もありそうだ。

それでもスーパーステションが押し切る可能性が高いとみるが、初対決タービランスと雪辱期す元王者ハッピースプリントの頭は、人情としてやはり押さえておきたい。ドラゴンエアルまでを連対圏に採り、前年覇者×7 ステージインパクト(牡6、佐久間雅貴厩舎)と一昨年の覇者×8 タイムビヨンド(牝6、堂山芳則厩舎)、無欲の激走にひとひらの可能性を感じさせる格上挑戦×11 クオリティスタート(牝4、角川秀樹厩舎)を3連勝式のヒモ穴で押さえる。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 3→5・6・10 5・6→3(5点)
3連単(フォーメーション) 3→5・6・10→5・6・10・7・8・11 5・6→3→5・6・10・7・8・11(25点)

道営記念の出走表はこちら

(文/ひだか)


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