レース展望・予想

立て直されたナガラオリオン「イヌワシ賞」(金沢競馬)

2018/09/11

地方全国交流の「第14回イヌワシ賞」(金沢競馬場2000メートル)が、9月11日(火)に開催される金沢競馬のメイン第11レースで争われます。勝ち馬には来月2日に行われる白山大賞典JpnIII(2100メートル)への優先出走権が与えられます。

門別、笠松、兵庫、高知からあわせて5頭が遠征してきましたが、地元の◎11 ナガラオリオン(牡9、金田一昌厩舎)が迎え撃ちます。前走の日本海スプリントでも1番人気に推されましたが、スタートで出遅れてしまって900メートル戦では4着に追い上げるのが精いっぱいでした。その後は石川県内の小松温泉牧場に2カ月ほど放牧に出されて立て直しが図られました。戻ってきた時はやや太め残りの印象でしたが、6日の追い切りでは馬なりで好時計をたたき出し、休み明けの不安を一掃しました。2000メートル戦は初めてとなりますが、転入2戦目で1700メートルを早めに先頭で楽に押し切った勝ちっぷりから、こなせない距離ではありません。むしろ距離があった方が出遅れてもカバーできるだけに、元中央オープンのパワーを発揮してくれそうです。

○4 ドリームズライン(牡4、佐藤茂厩舎)は転入初戦こそ追い上げ届かずの3着でしたが、2戦目は4コーナー外から一気に伸びて単独先頭に躍り出る強い勝ちっぷりでした。門別のA1級では苦戦しましたが、金沢なら東海三冠馬の実力を発揮できる手応えをつかみました。相手は強くなりましたが、調教のピッチも上向いており、転入3戦目でさらなる上昇度が見込めそうです。

遠征勢で一番不気味なのは、門別から参戦の▲5 モズオトコマエ(牡4、北海道・田中正二厩舎)です。キャリアはまだ12戦と浅いですが、3歳時には高知の黒潮菊花賞を制しており、その後門別に戻っても順調に勝ち星を重ねてステップアップしています。特に3走前の星雲賞では、今や道営最強のスーパーステションの2着と健闘しており、金沢レベルなら重賞でも勝ち負けしてもおかしくはありません。長くいい脚を使えるタイプで、長距離輸送の影響がなければ、混戦から抜け出してくるシーンは十分に考えられます。

△6 ムーンファースト(牡4、金田一昌厩舎)も巻き返してくる可能性は高いです。鼻出血明けとなった前走はスタートで後手を踏んでしまい見どころなく終わりましたが、追い切りの気配は上がっており、積極策から前残りを狙ってきそうです。

△8 ミッキーヘネシー(牡9、高知・別府真司厩舎)は交流重賞で苦戦が続いていますが、2年前のこのレースで3着と見せ場は作っており、変わり身を警戒したいです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 11→4・5・6・8 5→11(5点)
3連単(フォーメーション) 11→4・5・6・8→4・5・6・8 5→11→4・6・8(15点)

イヌワシ賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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