レース展望・予想

ここでは能力が一枚上エイシンスパルタン「金沢スプリントカップ」（金沢競馬）

2018/07/24

7月24日（火）に開催される金沢競馬のメインレースは、第11レースの北陸・東海・近畿地区交流「第16回金沢スプリントカップ」（金沢競馬場1400メートル）です。

金沢で唯一1400メートルで争われる古馬短距離重賞で、今年も兵庫から3頭、笠松から2頭が参戦してきました。昨年は笠松のライスエイトがまんまと逃げ切り勝ちを収めて兵庫勢の3連覇を阻みましたが、復権を目指す兵庫勢は例年以上に強力な布陣となっています。

まず◎9 エイシンスパルタン（牡7、兵庫・橋本忠明厩舎）は芝のマイル以下で6勝を挙げた中央オープン馬で、兵庫に移籍しても園田2戦2勝とダートに代わっても問題なくスピードが発揮できています。ダートグレード競走の高知・黒船賞JpnIIIや大井・東京スプリントJpnIIIでは結果を残せませんでしたが、地方馬同士なら能力は一枚上のはずです。大外枠でも好発を決めて逃げた馬をにらみながらレースを進めることができれば、4コーナーで交わして直線一気に抜け出してきそうです。

○6 チーフアセスメント（牡7、兵庫・吉行龍穂厩舎）は中央3勝馬で、昨夏に兵庫に移籍してから12戦5勝、2着3回と活躍しています。前走はスタートで後手を踏んでしまったこともあって5着に敗れましたが、前々で積極的にレースを運ぶことができれば粘り強さを発揮します。エイシンスパルタンとは初対決となりますが、ハナにこだわらなくても2番手で控えるレースも可能なだけに、得意な1400メートル戦なら巻き返してきそうです。

地元勢では▲1 ジッテ（牡4、鈴木長次厩舎）に期待が集まります。前走の日本海スプリントは激しい先手争いから抜け出すと直線でもうひと伸びして押し切りました。やはり距離は短い方が良さそうで、最内枠に入った今回も先手を奪って行き切ることができれば、重賞連勝が見えてきそうです。

△8 ディアグリスター（牡8、菅原欣也厩舎）も現状では短距離の方が瞬発力を発揮できています。先行激化の流れになるなら、中団から一気に駆け上がってくるシーンも考えられます。

昨年の覇者△2 ライスエイト（牝4、笠松・加藤幸保厩舎）は好走と凡走の差が激しく買いづらいタイプですが、逃げて自分のレースに持ち込めば強さを発揮するだけに今年も警戒は必要です。

＜おすすめの買い目＞　この買い目で投票
馬単（マルチ）　9⇔1・2・6・8（8点）
3連単（フォーメーション）　9→1・2・6・8→1・2・6・8　1・2・6・8→9→1・2・6・8（24点）

金沢スプリントカップの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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