レース展望・予想

古巣で立て直されたサザンヴィグラス二冠へ「北海優駿(ダービー)」(門別競馬)

2018/06/20

6月20日(水)の門別競馬メイン第12レースは、「第46回北海優駿(ダービー)」(3歳、門別競馬場2000メートル)。

5月27日の九州ダービー栄城賞から始まった“ダービーシリーズ2018”。全8戦の大トリを飾るのが、この北海優駿(ダービー)だ。今年は第7戦・高知優駿と最終戦が地方全国交流で行われ、高知優駿は佐賀・スーパージェット(九州ダービー栄城賞V)が差し切って同一年ダービー2勝!の快挙を決めてみせた。この北海優駿(ダービー)には、愛知からL.サレス騎手を背にスギノハヤブサが挑むが、鞍上ともどもそのパフォーマンスが注目されそうだ。

ただ、勝機をつかむ可能性が高いのは、前走の3歳一冠目・北斗盃を早め抜け出しから7馬身ちぎった◎8 サザンヴィグラス(牡、川島洋人厩舎)だろう。2歳時には栄冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップと2つの重賞を快勝し、大一番・北海道2歳優駿JpnIIIでも地方最先着の3着に食い込んでみせた。全日本2歳優駿JpnI・8着の後に移籍した南関東では、持病の裂蹄などの影響が大きかったようで、なかなか本来のパフォーマンスとはならなかったが、戻ってきた古巣の川島洋人厩舎で立て直され、前走の北斗盃では2歳時を彷彿させる圧巻のパフォーマンスを披露。かなりのスローペースに我慢しきれず、1コーナー辺りまでは行きたがって大きく首を上げるなどのシーンもあったが、向正面で折り合うと後は完全な独壇場。3コーナー手前から早々と先頭に躍り出て、そのまま後続を突き放し内回り1600メートルで7馬身もの大きな差を付けてみせた。

この大一番・北海優駿(ダービー)は距離&コースが2000メートル外回りで、前走・北斗盃とは全く異なるコース設定となるわけだが、適度なペースで引っ張ってくれる存在さえいれば折り合いはつくタイプ。今回は、前走古馬B1下の1800メートル特別をひと叩きされたマッドドッグが、内の4番枠から先行する形が想定されるほか、そもそもスタートからの長い直線で序盤のラップが速まりやすい2000メートル外回り、また大一番のダービーということで人気薄の各馬が捨て身の先行策に出る可能性も低くなく、サザンヴィグラスが前走のように1コーナーの入りまで著しく折り合いを欠くようなシーンはそれほど想定せずとも良いのではないか。折り合いさえつけば、母父ダンスインザダークの血もあり2000メートルは十分に守備範囲のはず。あとは勝負どころで、最大の長所である「瞬間的に加速できる能力」(川島調教師)を発揮して一気に引き離し、一昨年スティールキング、昨年ベンテンコゾウ(岩手)に次ぐ3年連続3歳二冠馬誕生の可能性が高いとみる。

門別に戻って叩き2戦目の○4 マッドドッグ(牡、林和弘厩舎)は昨年2歳時、1700メートル外回りでサザンヴィグラスを下しており、距離延長もプラスに働くなら逆転候補の筆頭だろう。

前走古馬C1下特別で門別無敗のクオリティスタートからコンマ3秒差の4着と健闘をみせた△2 ドラゴンハート(牡、田中淳司厩舎)のほか、差し脚魅力の△1 ストロングキック(牡、桧森邦夫厩舎)、△6 ビジネスライク(牝、田中淳司厩舎)、△9 ツルノシン(牡、堂山芳則厩舎)、△12 カツゲキジャパン(牡、廣森久雄厩舎)を連下で押さえる。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 8→1・2・4・6・9・12(6点)
3連単(1軸流し) 8→1・2・4・6・9・12(30点)

北海優駿(ダービー)の出走表はこちら

(文/ひだか)


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