レース展望・予想

好素材キクノロージズ初勝利なるか「能登舳倉島賞」（金沢競馬）

2018/06/12

6月12日（火）に開催される金沢競馬は全12レース制で行われますが、注目したいカードは第9レースで争われる、JRA交流「能登舳倉島賞」（地元3歳A級・中央未勝利、金沢競馬場1500メートル）です。

JRA勢でまず人気を集めるのは、◎4 キクノロージズ（牝、JRA・吉田直弘厩舎）になりそうです。デビューから3、2着と好走している逸材で、前走の新潟ダート1800メートル戦で単勝1番人気に推され、未勝利脱出が期待されましたが、逃げて直線で脚色がいっぱいになってしまい6着に敗れました。その後は坂路コースで鍛え直され、この金沢交流戦に挑んできました。まだキャリアは3戦しかありませんが、成績的にも今回のJRAメンバーの中で抜けており、初めての地方コースに戸惑わなければ、スピードの違いを見せつけそうです。

地元勢では○1 サノノツルギ（セン、鈴木長次厩舎）に打倒JRA勢の期待が高まります。転入から3戦負けなしで挑んだ前走の石川ダービーは、スタンド前でペースが落ち着いたところをアルファーティハに先手を奪われる意外な展開になりましたが、早めに交わされながらも直線崩れることはなく2着は確保しました。今回はJRA勢が相手となりますが、素質を開花させた金沢コースが舞台なら、好勝負しても不思議ではありません。

上位2頭に負けないスピードがありそうなのは▲2 ギラーミン（セン、JRA・松永幹夫厩舎）です。ダート短距離戦ではまだ大崩れはなく、デビュー戦で好位3番手をキープする先行力も見せています。脚質的にも地方の小回りコースは合いそうで、内枠から逃げたいサノノツルギに食い下がっていければ、逆転もありそうです。

△7 クリノゴーギャン（牡、JRA・川村禎彦厩舎）は前走名古屋での条件交流戦で3着に詰め寄り、地方交流戦でやれる手応えをつかみました。△6 アイアンナッツ（牝、JRA・服部利之厩舎）も先行力は秘めており、コーナーを多く回る地方の小回りコースなら変わり身が見込めそうです。

＜おすすめの買い目＞　この買い目で投票
馬単（マルチ）　4⇔1・2・7・6（8点）
3連単（フォーメーション）　4→1・2・7・6→1・2・7・6　1・2・7・6→4→1・2・7・6（24点）

能登舳倉島賞の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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