レース展望・予想

注目馬に立ちはだかるトウショウプライド「オッズパーク杯」（金沢競馬）

2018/06/05

6月5日（火）に開催される金沢競馬のメインレースは、第11レースの「オッズパーク杯」（A1級一組、金沢競馬場1700メートル）です。6頭立ての少頭数となりましたが、転入から3連勝中のジッテが果たしてトップクラスでも通用するか興味深い一戦です。

注目を集めるジッテに立ちはだかるのは◎5 トウショウプライド（牡8、佐藤茂厩舎）です。昨年百万石賞を制している実績から前走の金沢スプリングカップでも上位人気に支持されましたが、スタートで出遅れてしまい、取り返そうと早めに仕掛けて上がっていったのが裏目に出て、3コーナー手前でいっぱいになって8着に敗れてしまいました。スムーズに先行できれば二枚腰を発揮するのが本来の姿で、少頭数になったここでしっかりリズムを取り戻し、連覇がかかる17日の百万石賞に臨みたいところです。

○3 ジッテ（牡4、鈴木長次厩舎）はA1級二組にクラスが上がった前走も後続を引き連れながら逃げて4コーナー先頭で回ると、直線だけで2着以下を7馬身も突き放す強い勝ちっぷり。金沢コースは中央在籍時に条件交流戦で未勝利を脱出したのを含めると4戦負けなしで、よほど水が合っているようです。ここも押し切ってしまうことがあれば、次回の百万石賞でも有力視されるのは間違いありません。

▲4 ノースウッド（牡6、高橋俊之厩舎）は前回は熱発のため出走を取り消しましたが、その前のレースでは、4コーナーで先頭に躍り出て直線突き放した勝ちっぷりが鮮やかでした。直前の追い切りは取消の影響を感じさせない動きで、トウショウプライドとジッテがスタートから競り合う展開になるなら、再び好位から抜け出すチャンスがありそうです。

△1 プラチナバディ（牡7、加藤和義厩舎）も末脚の鋭さには定評があります。前走の金沢スプリングカップでも4着まで詰め寄っており、先行勢が失速する3走前のような流れになるなら、直線一気に弾けて突き抜けるシーンが考えられます。

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（文／中部地方競馬記者クラブ）


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