レース展望・予想

ジュエルクイーン3連覇へ邁進「ヒダカソウカップ」（門別競馬）

2018/06/21

6月21日（木）の門別競馬メイン第12レースには、「第4回ヒダカソウカップ（H2）」（3歳以上牝馬、門別競馬場・内回り1600メートル）が行われます。

◎8 ジュエルクイーン（牝6、田中正二厩舎）の3連覇が有望だろう。3年前に創設されたこのレース、まだ3歳の春先5月下旬に初めて挑むと、52キロを存分に活かす先行策で4コーナー先頭から、同じ3歳ルージュロワイヤルと熾烈な追い比べの末にクビ差2着。続く一昨年は、後に同年の道営記念（H1）を差し切るタイムビヨンドを振り切って優勝。そして5歳となった昨年は、過去2年と同じく早め先頭の積極策から直線独走。2着ステファニーランを9馬身ちぎり、その走破時計は驚異の1分39秒8！“内回り1600メートルの鬼”オヤコダカをも上回る時計で、まさしく圧勝を決めてみせたのである。

そして6歳で迎える今年。前走1800メートル外回りのA1下特別を早々3コーナー先頭から2着以下をちぎり、そのスピード能力に一転の翳りもないところを実証してみせた。そうとなれば、狙うはグランダム・ジャパン古馬シーズンの頂点だろう。2歳シーズンに優勝を果たしたものの、3歳シーズンは5位。その後の古馬シーズンは2位→3位と“惜敗”が続いており、円熟の6歳馬となった今年こそ、初の古馬シーズン女王を射止めたいところだろう。陣営としては、今後の遠征も見据えての金沢・吉原寛人騎手起用。水沢・ビューチフルドリーマーカップ等で十分に結果を出しているコンビで、スムーズに進められる外め枠も引き当てたことで、過去と同じく早め先頭をうかがう積極策からの3連覇なるとのジャッジだ。

今回1600メートル（内回り）に短縮で2番枠も引き当てた▲2 アップトゥユー（牝4、角川秀樹厩舎）は今回も思い切った逃げ作戦だろうが、前記の通りこのレースではジュエルクイーンが早めから押し上げてくるスタイルを貫くだろうだけに、息が入らず苦しい競馬になる可能性も高いと見ておくべきか。その点、好位から中団で脚を溜め、直線の切れ味勝負で浮上してくる○6 ディナスティーア（牝6、松本隆宏厩舎）にはお誂え向きの展開となりそうだ。

その他はさすがに逆転を狙うには地力不足ではないか。△1 ハヴアナイスディ（牝4、佐々木国明厩舎）、△9 アルティマウェポン（牝5、林和弘厩舎）、△10 フィネス（牝4、佐久間雅貴厩舎）、△11 クオリティスタート（牝4、角川秀樹厩舎）を3連勝式のヒモ穴で押さえる。

＜おすすめの買い目＞　この買い目で投票
馬単（マルチ）　8⇔6・2（4点）
3連単（フォーメーション）　8→6・2→6・2・1・9・10・11　6・2→8→6・2・1・9・10・11（20点）

ヒダカソウカップの出走表はこちら

（文／ひだか）


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