レース展望・予想

昨年の雪辱なるかトウショウプライド「金沢スプリングカップ」(金沢競馬)

2018/05/06

ゴールデンウイーク最終日の5月6日(日)に開催される金沢競馬のメイン第10レースは、古馬重賞の「第28回金沢スプリングカップ」(金沢競馬場1900メートル)です。元中央オープンで転入から圧勝続きのナガラオリオンの動向が注目されていましたが、ダートグレードレースに向かう意思が強く回避したため、一転して主役不在の混戦ムードになりました。

昨年の百万石賞の覇者で、今回のメンバーで唯一古馬重賞タイトルを持っている◎10 トウショウプライド(牡8、佐藤茂厩舎)が実績面で優位です。今季は開幕戦から3、2着と勝ちきれていませんが、展開が厳しくなっても馬券圏内を外さなかったのは評価できます。1カ月ほどレース間隔を空けてここ目標に仕上げられたことから、直前の追い切りはピーク時を思わせる動きを見せています。重賞のために背負う斤量が57キロから56キロに1キロ減るのも有利な材料です。このレースは昨年2着と悔しい思いをしているだけに、今年こそ勝ちたいところです。

○11 マイネルリボーン(牡8、高橋俊之厩舎)は、昨年末の中日杯で2着に追い上げるなど善戦していますが、まだ重賞タイトルには手が届いていません。昨年も冬休み明け初戦を勝ってこの金沢スプリングカップに臨みましたが3着でした。しかし今年は昨年引き離されたメイジンのような強力なスピード馬は見当たらず、差し切りが狙えるメンバー構成です。青柳正義騎手とのコンビも息が合っており、直線の上がり勝負になるなら突き抜けるシーンは十分にあります。

▲3 ムーンファースト(牡4、金田一昌厩舎)は古馬と走るようになってまだ結果が残せていませんが、差しに回ってのレースばかりで、3歳時にMRO金賞を勝った時のような逃げてしぶとさを生かすレースなら一変する可能性はあります。内枠に入った今回は積極策で挑んでくる選択もあるだけに、変わり身を警戒したいです。

不気味なのは△9 ディアグリスター(牡8、菅原欣也厩舎)です。冬場の笠松遠征では距離不足もあって2戦とも3着と追い上げが届きませんでしたが、距離が長めの番組が多い金沢なら高いポテンシャルが発揮できます。冬休み明けになりますが、放牧先の坂路コースで乗り込まれていたことから仕上がり面は悪くなく、転入初戦のようないきなりの快勝劇もあるかもしれません。

△2 プラチナバディ(牡7、加藤和義厩舎)も末脚の切れ味には定評があります。2走前のように前が止まる展開になるなら、急浮上するチャンスがありそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 10⇔11・3・9・2(8点)
3連単(フォーメーション) 10→11・3・9・2→11・3・9・2 11・3・9・2→10→11・3・9・2(24点)

金沢スプリングカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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