オッズパークプレゼンツ岩手競馬クライマックスステージ 2013年12月31日(火)桐花賞 2014年1月5日(日)金杯 2014年1月11日(土)ニューイヤーカップJBC2014 2014年1月13日(祝・月)トウケイニセイ記念

レース概要

施行場 水沢競馬場(右回りダートコース)
開催日時 2014年1月11日(土)
競走距離 1,600m
1着賞金 1,500,000円

出走馬紹介

ファインユニバース

ファインユニバース(岩手)

父/ネオユニヴァース 母/ファインカフェ

牡・4 騎手:菅原俊吏 調教師:村上昌幸

 7月に転入してすぐに特別3着、返す刀で古馬編入初戦を9馬身差で圧勝。10月には人気薄ながらB1級戦を快勝。今回の出走馬の中で古馬B1級を勝っていたり複数回好走している馬はほとんどいないのだから、この馬の能力が高い事は、それは間違いないだろう。
 問題はその力をきっちり発揮してくれるかどうか?。好走した次戦に大敗して、その次にはまた何事もなかったかのように好走する。10月7日からの5戦は(10→1→12→2→10)なのだから実に狙いづらいタイプだ。いや、ここ2戦は続けて凡走しているのだから次は狙い目か・・・。どちらにせよ一筋縄では納まらない馬なのだ。底力を信じるのがスジなのかもしれない。

クラアミーゴ

クラアミーゴ(岩手)

父/スリリングサンデー 母/クラビッグレディ

牝・4 騎手:菅原辰徳 調教師:佐藤祐司

 転入初戦は落馬競走中止、2戦目は5番人気3着というのが岩手での実績だが、これで実りがなかったわけではない。まずは距離。旧地での好走は1200mまで、1400m以上では掲示板すらなかった馬が1600mで3着を確保できたのは大きい。馬場も重まで、不良での実績がなかったのをひとまず克服した形だ。北海道時代に戦っていた馬たちの岩手での成績を思えば3着という成績自体フロックではなかろう。
 もう一つ思い返してみよう。以前走っていたのは門別や大井、国内でも有数の"大きな"コースだ。一方の水沢は正反対の小回りコース。それで好走したという事なら水沢がそれだけ合うのかも・・・?そう考えれば俄然面白い存在になるのではないだろうか。

ハーツコンセンサス

ハーツコンセンサス(岩手)

父/ハーツクライ 母/インコグニート

牝・4 騎手:南郷家全 調教師:菅原勲

 岩手に転入後9戦して8勝2着1回。その成績も素晴らしいが、もっと素晴らしいのは転入初戦から7連勝する間、一度を除いて全てが"当日の同距離での最速タイムで勝った"という点にある。
 3歳馬ながら転入時期が遅めだったため、下級条件からとはいえ最初から古馬との対戦。それで古馬を凌ぐタイムで勝ち進んできたわけだから、彼の能力は相当なものだと判断して良い。骨っぽい同世代とぶつかるのはこれが初めてになるが、ひけを取らないどころか主力の一角と見るのが妥当だろう。距離も実績豊富、1900mもこなしたくらいの底力を備えているのも魅力だ。勝って来季の展望を切り開く。

ヴェルシュナイダー

ヴェルシュナイダー(岩手)

父/プリサイスエンド 母/フレッシュミドリ

牡・4 騎手:高松亮 調教師:菅原勲

 2歳時の活躍ぶりに比べるとどうも物足りない3歳戦。正直に言うとそんな印象は否めない。3歳時は掲示板確保が精一杯、古馬編入後はそれもおぼつかなくなって存在感も徐々に薄れてしまっていた。
 しかしそれもようやく終止符を打てそうな気配だ。冬の水沢戦に入ってからは4戦連続掲示板に加え勝馬からのタイム差も縮まっている。そんな上昇の指標のひとつが上がり3ハロンのタイムで、3歳前半までは勝っても負けてもメンバー中最速級の上がりを繰り出していたのが不振な時期はすっかり影を潜めていたもの。それが近走は、最速とは行かないまでも上位に入るくらいの勢いを取り戻しつつある。何よりこの馬の武器はどんな展開でも必ず伸びてくる末脚。それが戻ってきたとなれば、当然「怖い」という事になる。

コスモデスタン

コスモデスタン(岩手)

父/ロージズインメイ 母/コスモディスティニ

牡・4 騎手:村上忍 調教師:畠山信一

 この馬もJRAの未勝利から9月に転入してきたという、今回の出走馬の中で非常に多いパターンの戦績を持つ。そして岩手では8戦して1勝。これもありがちな印象を受ける成績ではある。
 ただしその内容は、着順の数字から受ける印象以上のものがある。重賞のイーハトーヴマイルではテンショウリバイヴに食い下がる2着。その後も古馬B1級でベテラン古馬勢と互角に渡りあっているのだから、戦いの質ではむしろ他のライバル以上と見る事もできる。武器の先行力が活きる条件になれば、同世代のライバルをあっと言わせる事もできるだろう。

マイネルゴスホーク

マイネルゴスホーク(岩手)

父/ブラックホーク 母/ミスランタナ

牡・4 騎手:高橋悠里 調教師:村上昌幸

 一言で言えば「つかみ所が無い」と表現できるだろうか。JRA時代は14戦未勝利ながら全て一ケタ着順、掲示板も8回もあった。これならいつでも勝てる・・・と思いきや、転入初戦は2番人気で6頭立て6着のしんがり負けを喫する。何度か凡走した頃に9番人気1着と激走し、そうかと思えば3番人気7着と凡走したりする。人気の逆を行く馬を"競馬新聞を読む馬"と言ったりするが、この馬もそのクチなのかもしれない。実際JRA時代も平気で人気の逆で走っていたものだ。
 しかし、そういう馬だと思ってかかればむしろ話は早い。三度続けて凡走した馬がそうそう人気になるわけはない。つまり狙い目はここ・・・。人気の逆で激走してニヤリと笑うこの馬の顔が目に浮かぶ。

ラブソング

ラブソング(岩手)

父/ソングオブウインド 母/トモエマーガレット

牝・4 騎手:大坪慎 調教師:熊谷昇

 昨年の春。金杯3着で昨季を終え、今季の開幕と共に連続好走していた頃のこの馬には明るい展望ばかりが開けていた。しかし結果的にはここまで大きなタイトルを手にできないまま。昨春の希望の大きさに比べると確かに少し不満が残る成績だったかもしれない。
 だがしかし"今季"はまだ終わっていないのだ。3歳の重特戦では8戦して掲示板5度、古馬編入後も少なくとも同世代の馬とは互角に戦っている。シーズンラストに急遽設定されたこのレースが、ラブソングにとって滑り込みの幸運をもたらしてくれるかもしれない。

コミュニティ

コミュニティ(岩手)

父/ブライアンズタイム 母/ミチノクレット

牡・4 騎手:山本政聡 調教師:櫻田浩樹

 9連勝。2着馬につけた着差の合計が49.5馬身。まさに圧倒的と言うべき存在がこの馬だ。
 ハーツコンセンサスの項で『一度を除いて全てが"当日の同距離での最速タイムで勝った"』と書いたが、その"一度"はこの馬がより速いタイムで走っていた。ハーツコンセンサスの1分28秒4に対しこちらは1分25秒4。展開が異なるとはいえ大きな差なのは間違いない。
 こういう連勝タイプは強敵にぶつかってあえなく止まる事も珍しくない・・・いや、むしろそのパターンの方が多いのだが、この馬の場合はここ何戦か古馬B1級を上回るタイムで駆けており裏付けも十分にある。母が手にする事ができなかった古馬重賞を手に入れるまでは、止まるわけにはいかない。

ナデシコノハナ

ナデシコノハナ(岩手)

父/フォーティナイナーズサン 母/ボヘミアグラス

牝・4 騎手:関本淳 調教師:熊谷昇

 連勝馬メジロオマリーを止めた前走は、強敵に勝ったというだけではなく、やはりマイルは強いという点を再確認させてくれた。
 岩手での戦績を改めて見れば、1800mでは3戦3着2回に対し1600mでは芝ダ含め3戦3勝と好相性。JRA時代にはダート1700mを最も得意としていたのもうなずける。さらにもう一つ付け加えるならば"右回りの小回りダート"がよりベター、という戦績も。
 とすれば小回りの水沢マイルで行われるこのレースはこの馬にとってベストの条件。前走の勢いも加味すれば、この馬が怖い。

ドラゴンオサム

ドラゴンオサム(岩手)

父/クロフネ 母/リンガスマドンナ

牡・4 騎手:小林俊彦 調教師:酒井仁

 この馬の評価は、正直な所難しい。転入初戦の、空馬に絡まれながらも2着を守り切ったしぶとさが本当の姿なのか、それともその次戦の人気であっさり負けた方がそれなのか。
 ただここは、いろいろ含めて前者の方を採りたい。前走は内枠で終始揉まれる形の中で戦意を失わず、最後は差し返す形で2着を奪い取った。やはりあのしぶとい走りが本当の姿だと思えるのだ。
 今回は相性がいいとは言えないマイルが戦場。前走以上に厳しい戦いになるのは明らかだが、前走で見せてくれたしぶとさをもう一度見せてほしいものだ。

ルタドール

ルタドール(岩手)

父/ダイワメジャー 母/ゴールドデイ

牡・4 騎手:齋藤雄一 調教師:熊谷昇

 岩手では5戦して2勝3着1回。勝った2戦はいずれも1800mで敗れたのは1600mと1900m、2000m。その上勝った1800mは2度とも圧勝だった。となると「ベストは1800m」と結論づけたい所だが、それはまだ早いというものだろう。
 JRA時代には芝・ダ双方の1200mで崩れていないし、芝のマイルあるいはダートの1700mでも同様だった。これに岩手での成績を加えれば、要は"様々な距離をこなす万能タイプ"と言ってもいい事になる。
 前走は騎手対抗戦の独特な展開が影響した面もあっただろう。ダートのマイル自体も実は初めてだった。二度目の今回は違う走りを見せてくれるはずだ。

テンショウリバイヴ

テンショウリバイヴ(岩手)

父/プリサイスエンド 母/キシュウハピネス

牡・4 騎手:山本聡哉 調教師:畠山信一

 9月のイーハトーヴマイルで劇的な勝利を飾ったテンショウリバイヴだが、それが決してフロックでなかったのはそれまでの3歳戦での、あるいは2歳時の、勝ち星こそ少なかったものの折にふれて見せていた"大器"の気配を思い起こせば分かる事だ。勝つべき馬が時を得てようやく勝った。それがあの重賞制覇だったはずだ。
 水沢の1600mは未勝利。不良馬場での良績もなくちょっと不利な条件になりそうだが、夏頃までしのぎを削りあったライバルたちがほとんどいないここでは、彼らの分まで受けて立たねばならない立場にある。

予想情報

馬番 馬名(所属) ふじポンさん 松尾康司氏 横川典視さん
1 ファインユニバース(岩手)    
2 クラアミーゴ(岩手)      
3 ハーツコンセンサス(岩手)
4 ヴェルシュナイダー(岩手)
5 コスモデスタン(岩手)    
6 マイネルゴスホーク(岩手)      
7 ラブソング(岩手)      
8 コミュニティ(岩手)
9 ナデシコノハナ(岩手)
10 ドラゴンオサム(岩手)      
11 ルタドール(岩手)    
12 テンショウリバイヴ(岩手)    

岩手のアイドル ふじポンさん

【予想買い目】

◎3 ハーツコンセンサス
○8 コミュニティ
▲12 テンショウリバイヴ
△4 ヴェルシュナイダー
△9 ナデシコノハナ
(3)(8)(12)
3連単3頭BOX

このレースの日から私は団長になります。

押忍っ!!!

JBC2014岩手応援団長ふじポンっす!

よろしくお願いしまっす!

JBC2014と名のついたこのレース。
はずすわけにはいかないっす。

ただ拙者かなりの矛盾人間でごわす。

素直なひねくれものっす!

ハーツコンセンサスから勝負でござるー!!!

◎○はC級からすごい勢いでここまできた2頭っす。

ただ今まで重賞レースでがんばってきた馬達も応援したいどす。

不来方賞3着テンショウリバイヴくんを入れた3頭で勝負っすー!!!

なんかまだ団長キャラになりきれてなくてすみません!

がんばります!

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いわて馬テシオ編集長 松尾康司氏

【予想買い目】

◎8 コミュニティ
○3 ハーツコンセンサス
▲11 ルタドール
△9 ナデシコノハナ
△4 ヴェルシュナイダー
馬複 3-8、8-11、8-9、4-8

(自信度=A)中心は(8)コミュニティで動かない。岩手9戦9勝もすばらしいが、中身もけた違い。すべてワンサイドで決着をつけている。しかも前走は転入戦以来の控える競馬だったが、難なく圧勝。どこまで成長し続けるか楽しみは尽きない。

相手筆頭は(3)ハーツコンセンサス。こちらは9戦8勝2着1回。唯一の黒星は1900mの距離もこたえたディセンバーカップ2着のみ。前回快勝でキッチリお返しをした。

(11)ルタドールはここ2戦は足踏みだが、折り合いがつかなかったのも敗因。レース流れる今回は巻き返しに転じて当然。

(9)ナデシコノハナは前走、連勝馬メジロオマリーを破る金星。これで弾みついた。

あとはムラだが、一発秘める(4)ヴェルシュナイダーも押さえたい


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岩手競馬のスペシャリスト 横川典視さん

【予想買い目】

◎8 コミュニティ
○3 ハーツコンセンサス
▲9 ナデシコノハナ
△4 ヴェルシュナイダー
△5 コスモデスタン
△1 ファインユニバース
3連単フォーメーション
3,8→3,8,9→1,4,5,9

 既存勢力か新規勢力か。ここは新規勢力を採って9連勝中のコミュニティを◎とした。ここまでは条件戦での戦いで重賞はこれが初挑戦。それは実績比較では確かに見劣る材料だが、その内容はいずれもワンサイドでかつ底を見せておらず、ここでも遜色ないどころかむしろ期待の方が大きい。どんな戦いをしてくれるのか楽しみだ。

 しかしハーツコンセンサスも9戦8勝2着1回、戦績は◎にも決して見劣っていない。初の直接対決となるこの二頭の戦い、これは見どころ十分だ。

 もちろん伏兵・惑星も豊富だ。前走で強豪を破ったナデシコノハナは、その勢いだけでなく今回の条件も得意なはず。ヴェルシュナイダーは好調期の末脚が戻ってきているしコスモデスタン・ファインユニバースは戦っているクラスが他の馬よりも優位。B1級の古馬と戦えるのなら上位争い可能。

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