展開利す守澤が決める
相変わらず積極的な仕掛けで流れを作っている7新山。ここ6岩谷のチャレンジもありそうだが、やはり力が一枚上と言っても差し支えないだろう。となるとやはり展開は2守澤に。番手から差し切るところを基本に考える。あとは、安くなってしまいそうだが、7新山の残り目と3番手4阿部へ突き抜けていくところ。別線で気になるのは、1浅井というより、その後ろで直線に賭ける9村上の決め脚と、前々攻める中で絡んできそうな8宮本の一撃。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
2 | 2 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
3 | 3 | 中本 匠栄 | 97 | 熊本 | 中本 匠栄 97/熊本 |
4 | 4 | 阿部 大樹 | 94 | 埼玉 | 阿部 大樹 94/埼玉 |
5 | 岩津 裕介 | 87 | 岡山 | 岩津 裕介 87/岡山 |
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5 | 6 | 岩谷 拓磨 | 115 | 福岡 | 岩谷 拓磨 115/福岡 |
7 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
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6 | 8 | 宮本 隼輔 | 113 | 山口 | 宮本 隼輔 113/山口 |
9 | 村上 博幸 | 86 | 京都 | 村上 博幸 86/京都 |
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誘導 | 山崎 翼 | 山崎 翼 |
やはり郡司で素直に考えよう。
穴を探すのは比較的好きな方だと自分では思うのだが、ここ最近の1郡司と松浦に関しては逆らって良かった試しがない。確かに、前回の広島の全プロ記念では結果が出なかったが、今節は変わり身一変!何よりも仕掛けるべきポイントで勝負できているところが素晴らしい。早めに動いた時のみ3諸橋が差すところが必要になってくるが、穴は考えない方が良さそうな気がする。8南が強気なレースをしたら2北津留の一発も!というのはよぎったが、それもなさそうなので、このレースに関しては見送りで。ヒモ穴を探すとするならば、諦めないレースが魅力の6久保田あたりか。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
2 | 2 | 北津留 翼 | 90 | 福岡 | 北津留 翼 90/福岡 |
3 | 3 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
4 | 4 | 菅原 晃 | 85 | 大分 | 菅原 晃 85/大分 |
5 | 山田 久徳 | 93 | 京都 | 山田 久徳 93/京都 |
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5 | 6 | 久保田泰弘 | 111 | 山口 | 久保田泰弘 111/山口 |
7 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
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6 | 8 | 南 潤 | 111 | 和歌 | 南 潤 111/和歌 |
9 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
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誘導 | 小野 俊之 | 小野 俊之 |
松浦VS山口が大注目だが…
今や正真正銘の横綱といっても誰も異論を挟むことができない1松浦。初日こそ7着に終わったが、滅法強い準決勝のレースで失敗は考えにくい。ただ、新進気鋭の3山口が1松浦相手にどんなレースをするのか?が大きなポイントになりそう。ただ、この2人に負けず劣らず魅力を感じるのは7山本。今節、ここまで勝ち星はないものの内容に関しては文句なし。とにかく長い距離で勝負できているというのが好ポイント。アタマ候補はどうしても1松浦か3山口になってくるが、7山本の2,3着で中穴配当を狙いたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 大槻 寛徳 | 85 | 宮城 | 大槻 寛徳 85/宮城 |
3 | 3 | 山口 拳矢 | 117 | 岐阜 | 山口 拳矢 117/岐阜 |
4 | 4 | 稲垣 裕之 | 86 | 京都 | 稲垣 裕之 86/京都 |
5 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
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5 | 6 | 小島 歩 | 97 | 神奈 | 小島 歩 97/神奈 |
7 | 山本 伸一 | 101 | 京都 | 山本 伸一 101/京都 |
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6 | 8 | 松坂 洋平 | 89 | 神奈 | 松坂 洋平 89/神奈 |
9 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
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誘導 | 大西 貴晃 | 大西 貴晃 |
「若者らしく」とか「男らしく」とか「高校生らしく」とか…
そういった「〜らしく」という言葉を聞くと、どうしても嫌悪感を感じてしまいます。
「〜らしく」というのは、要は世間一般のイメージで、言われた当人はそのイメージ通りにすることを周囲に要求されているような、そんなニュアンスがどうしても入ってしまいます。
とはいえ「女らしくしなさい!」なんて言うと今はセクハラになってしまう時代ですから、ジェンダーの部分に関しては、世間の認識も昔と変わってきてるのかも知れませんが…
男性、それも若い世代の男の子に関しては、あまり変わらず…
周囲の「〜らしくしなさい!」という世間の圧力というのは、依然としてなかなかのものがあるんじゃないかなぁ、と思います。
別府記念3日目の準決勝
松浦選手を相手にして「新人らしい」競走をした山口拳矢選手!
本当に立派な走りでした。
デビューからここに至るまで、どちらかというと仕掛けの遅いレースが多かったりして、僕自身もこのコラムで辛口の発言をしたことがありました。
しかし、振り返って思うと
「〜らしさ」を嫌悪する僕自身も心のどこかで山口選手に「新人らしさ」というのを期待してしまっていたんじゃないかと…反省する部分も正直あります。
「新人らしい」=「とにかく先行」
自分は柔軟な考えだと思っていても、オッサンは知らず知らずのうちに、ステレオタイプのイメージに固執してしまってることがあります。
山口選手のお陰で
あらためて、自分の足元を見つめ直すいい一日になりました。
これからは「山口選手らしい」レースをどんどん確立させてくれることを楽しみにしています!
単騎山本の一撃に期待
準決勝、あと一歩のところでクリアできなかった9山本だが、今節の気配は良好。個人車券的には非常に残念だったが、あのメンバーであそこまでやれたのなら、十分ここなら勝負になるはず。確かに1新山の先行力は脅威になってくるが、3上田も地元の4菅原を連れて簡単に1新山相手に主導権という訳にもいかないだろう。そんな中で、9山本にチャンスが訪れるとみて。ただ、どうしても単騎なので相手は手広く。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
2 | 2 | 桐山敬太郎 | 88 | 神奈 | 桐山敬太郎 88/神奈 |
3 | 3 | 上田 尭弥 | 113 | 熊本 | 上田 尭弥 113/熊本 |
4 | 4 | 菅原 晃 | 85 | 大分 | 菅原 晃 85/大分 |
5 | 松本 貴治 | 111 | 愛媛 | 松本 貴治 111/愛媛 |
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5 | 6 | 蒔田 英彦 | 93 | 千葉 | 蒔田 英彦 93/千葉 |
7 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
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6 | 8 | 佐々木則幸 | 79 | 高知 | 佐々木則幸 79/高知 |
9 | 山本 伸一 | 101 | 京都 | 山本 伸一 101/京都 |
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誘導 | 山崎 翼 | 山崎 翼 |
岩谷が果敢に攻める可能性大ならば
準決勝、新山との主導権争いに敗れてしまった6岩谷、大師匠、吉岡稔真さんの御前レースということもあって、最終日こその思いで先手を取りに行く可能性が濃厚。ならばチャンスは4瓜生に。若手選手ではあるものの比較的器用なタイプで、横への対応も可能。あとは、中団取りがどうなるのか?3小川、9山田、どちらかが入っているのではないかと見て、4瓜生との折り返しで勝負してみる。1浅井は後方から届くのか?先行争いはなさそうなので3着までの評価で。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
2 | 2 | 稲垣 裕之 | 86 | 京都 | 稲垣 裕之 86/京都 |
3 | 3 | 小川真太郎 | 107 | 徳島 | 小川真太郎 107/徳島 |
4 | 4 | 瓜生 崇智 | 109 | 熊本 | 瓜生 崇智 109/熊本 |
5 | 高原 仁志 | 85 | 徳島 | 高原 仁志 85/徳島 |
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5 | 6 | 岩谷 拓磨 | 115 | 福岡 | 岩谷 拓磨 115/福岡 |
7 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
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6 | 8 | 才迫 開 | 101 | 広島 | 才迫 開 101/広島 |
9 | 山田 久徳 | 93 | 京都 | 山田 久徳 93/京都 |
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誘導 | 小野 俊之 | 小野 俊之 |
松浦を苦しめた山口のタテ脚に付ける村上が軸で!
どう考えても、近況の戦歴で抜けているのは1松浦と3郡司。ただ、この2強で勝負!というほど単純なレースにならないのでは?5山口は何かやってくれそうな、そんな雰囲気を感じる数少ない選手だし、実際準決勝の先行も見事の一言だった。ならば魅力は番手の8村上。確かに、構えるレースになる可能性もあるのだが、それでも8村上の今節の判断、そして切れ味は外せない。たとえ5山口が捲りになっても開いたコースを突っ込んでくることに期待して。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 北津留 翼 | 90 | 福岡 | 北津留 翼 90/福岡 |
3 | 3 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
4 | 4 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
5 | 山口 拳矢 | 117 | 岐阜 | 山口 拳矢 117/岐阜 |
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5 | 6 | 中本 匠栄 | 97 | 熊本 | 中本 匠栄 97/熊本 |
7 | 大槻 寛徳 | 85 | 宮城 | 大槻 寛徳 85/宮城 |
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6 | 8 | 村上 博幸 | 86 | 京都 | 村上 博幸 86/京都 |
9 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
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誘導 | 大西 貴晃 | 大西 貴晃 |
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
初めて競輪を見た時は「すげー!このスピード感、人力で漕ぐ自転車がこんなに早く感じるのか!!」という風に思うでしょう。
しかし、続けて見ていると、そういったスピード感よりもむしろ、細部に目が行き渡るようになりまして…
「あの踏んでやめての先行、しぶいなぁ」とか「前を残しながら内までしっかり締めてるなんてさすが!」みたいなことが理解できるようになります。
いわゆる一つの玄人好み。
川相の送りバントだったり、星野伸之のスローカーブだったり、篠塚の流し打ちの美しさだったり、木戸修のキドクラッチだったり、主役を支える小日向文世の演技だったり…
数え上げればキリがありませんが…
競輪ほど見れば見るほど玄人受けするポイントの多い競技はないのではないかと思います。
別府記念の二日目、先行した山本伸一選手を残そうと引き付けて引き付けて、残し切った村上博幸選手の沈着冷静なテクニック。
もちろん、山本選手の先行のかかりが素晴らしかった、というのもあるのですが…
小川選手につける阿竹選手を捌き、そして後ろからの仕掛けを警戒しつつ、車間を斬って、最後寸前で余裕をもって捉えた、あの立ち回り!
いやぁ、渋い!渋すぎる!
前を残し過ぎると、岩津選手のように後ろから食われるリスクも出てくるし、捌きながら前に踏んだ守澤選手の判断も正解だったと思います!
もちろん、郡司選手や松浦選手もさすがの強さでした。
しかし、昨日一日だけで言うと
村上博幸選手の渋さには到底敵わないですね…
多くの人に、競輪の渋いところを知ってもらえるように私もマニアックなところを色々伝えていけたらいいなぁと、気持ちを新たにした一日でした。
別府3日目!今節堂々の2強!郡司、松浦!
それ以外に、かっこいいなぁという選手を見つけられたら…
そう!あなたも競輪マニアの仲間入りかもしれません!頑張っていきましょう!!