地元で決めたい末木
地元支部の1末木と8藤原。今回仕上がっている7佐々木に前を託して勝ち上がりを決めたい。強敵は当然2石原だが、2石原は自分の形に持ち込めないと脆い部分もあり、そのあたりは7佐々木は上手く自在性も発揮しつつ思い通りにさせないレースをするのでは。
そうなれば番手の1末木は自力含みで抜け出そう。2石原の番手の5松浦は仮に前が不発でもあらゆる手段で上位進出を狙ってきそうで1末木と5松浦の2人を軸に狙いたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 末木 浩二 | 109 | 山梨 | 末木 浩二 109/山梨 |
2 | 2 | 石原 颯 | 117 | 香川 | 石原 颯 117/香川 |
3 | 3 | 佐藤 友和 | 88 | 岩手 | 佐藤 友和 88/岩手 |
4 | 4 | 安倍 大成 | 121 | 埼玉 | 安倍 大成 121/埼玉 |
5 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
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5 | 6 | 後藤 悠 | 115 | 岩手 | 後藤 悠 115/岩手 |
7 | 佐々木悠葵 | 115 | 群馬 | 佐々木悠葵 115/群馬 |
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6 | 8 | 藤原 憲征 | 85 | 新潟 | 藤原 憲征 85/新潟 |
9 | 松田 治之 | 73 | 大阪 | 松田 治之 73/大阪 |
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誘導 | 片桐 善也 | 片桐 善也 |
菊池VS新山に軍配があがるのは
ここは地元の徹底先行型7菊池。2日目は末を欠いたがやはり先行できれば強い。
一方SSの3新山も柔軟性はあるとはいえ基本的には先行メイン。前受けできそうな7菊池に突っ張られた後に早いタイミングで巻き返してくると踏みあいもありそう。
そうなった場合に3新山は前に出そうだが、番手の9山崎は2武藤に絡まれるシーンもありそう。こうなった時に出番は5取鳥。前の8昼田の仕掛けに対する判断が求められるが、ここはNew雄吾を出して上位に絡むところを狙いたい。
6貴志に託す1三谷もヒモには。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 三谷 竜生 | 101 | 奈良 | 三谷 竜生 101/奈良 |
2 | 2 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
3 | 3 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
4 | 4 | 山下 渡 | 91 | 茨城 | 山下 渡 91/茨城 |
5 | 取鳥 雄吾 | 107 | 岡山 | 取鳥 雄吾 107/岡山 |
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5 | 6 | 貴志 修己 | 117 | 和歌 | 貴志 修己 117/和歌 |
7 | 菊池 岳仁 | 117 | 長野 | 菊池 岳仁 117/長野 |
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6 | 8 | 昼田 達哉 | 121 | 岡山 | 昼田 達哉 121/岡山 |
9 | 山崎 芳仁 | 88 | 福島 | 山崎 芳仁 88/福島 |
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誘導 | 原田 泰志 | 原田 泰志 |
脇本が飲み込む
2日目は前の隊列が短くなったこともありアッサリ捲った5脇本。状態に関しては弱気コメントだがこれはいつものこと。
初日特選のような展開になるとさすがに厳しいがこの手合いであれば8番手からでも己の仕掛けで前を一蹴するのでは。
1浅井の追走を基本に見たいが、2櫻井の番手の9渡部の仕事はありそうだし、先捲りの3坂井も侮れず2-3着は手広く。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
2 | 2 | 櫻井祐太郎 | 117 | 宮城 | 櫻井祐太郎 117/宮城 |
3 | 3 | 坂井 洋 | 115 | 栃木 | 坂井 洋 115/栃木 |
4 | 4 | 堀江 省吾 | 119 | 長野 | 堀江 省吾 119/長野 |
5 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
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5 | 6 | 岡田 泰地 | 100 | 栃木 | 岡田 泰地 100/栃木 |
7 | 佐々木眞也 | 117 | 神奈 | 佐々木眞也 117/神奈 |
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6 | 8 | 柿澤 大貴 | 97 | 長野 | 柿澤 大貴 97/長野 |
9 | 渡部 幸訓 | 89 | 福島 | 渡部 幸訓 89/福島 |
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誘導 | 上原 龍 | 上原 龍 |
松浦選手が戻ってきたな、という感じがしますね!
準決勝は主導権を奪った石原選手の番手で、捲ってきた末木選手を軽くポンっとブロックして、内を突いてきた佐々木選手のコースも締めて、返す刀の差し切ってのワンツー。
いやあまさに教科書通りといいますか、お手本のような番手の仕事でした。
2日目には堀江選手に内から当たられても軽くいなすシーンもありましたが、この松浦選手の技術というのは見ていて惚れ惚れします。
怪我で苦しんだ時期も長くあった松浦選手ですが、ご自身も仰っていたように「赤パンを履いたら強くなった気がする」という言葉通り、SSに追加選出されてからの勢いが止まりません。
決勝も石原選手を相棒にSSの矜持を見せることができるのか、それとも他派がそれを許さないのか。決勝戦も楽しみです。
自在に立ち回る渡部を軸に
1菊池の番手に自力の6治田が付けての地元支部の連係。素直にいけば6治田から狙うのがセオリーかもしれないが、そう簡単に番手会心とはいかないのでは。自在の7渡部の攻めは気になるし、番手の練度というところを考えると6治田が人気するなら頭は外したい。
番手が縺れれば4岩谷のダッシュ戦からの9三宅の抜け出しも一考だし単騎の3山賀も。
いずれにしても7渡部が好位置を確保し2-3着で絡むところから。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 菊池 岳仁 | 117 | 長野 | 菊池 岳仁 117/長野 |
2 | 2 | 山崎 芳仁 | 88 | 福島 | 山崎 芳仁 88/福島 |
3 | 3 | 山賀 雅仁 | 87 | 千葉 | 山賀 雅仁 87/千葉 |
4 | 4 | 岩谷 拓磨 | 115 | 福岡 | 岩谷 拓磨 115/福岡 |
5 | 雨谷 一樹 | 96 | 栃木 | 雨谷 一樹 96/栃木 |
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5 | 6 | 治田 知也 | 121 | 新潟 | 治田 知也 121/新潟 |
7 | 渡部 幸訓 | 89 | 福島 | 渡部 幸訓 89/福島 |
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6 | 8 | 山下 渡 | 91 | 茨城 | 山下 渡 91/茨城 |
9 | 三宅 達也 | 79 | 岡山 | 三宅 達也 79/岡山 |
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誘導 | 原田 泰志 | 原田 泰志 |
五日市が伸びている
連日5五日市の伸びが良い。ここは目標不在の一戦ながら位置を取ってのショート捲りや捌きを発揮の一戦になるのでは。
2佐々木は惜しくも準決勝敗退も動きは良く、地元を連れて逃げる流れになりそうで番手から抜け出す8堀江と5五日市の2人から狙ってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 佐々木眞也 | 117 | 神奈 | 佐々木眞也 117/神奈 |
2 | 2 | 佐々木悠葵 | 115 | 群馬 | 佐々木悠葵 115/群馬 |
3 | 3 | 瀬戸 晋作 | 107 | 長崎 | 瀬戸 晋作 107/長崎 |
4 | 4 | 田尾 駿介 | 111 | 高知 | 田尾 駿介 111/高知 |
5 | 五日市 誠 | 89 | 青森 | 五日市 誠 89/青森 |
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5 | 6 | 藤原 憲征 | 85 | 新潟 | 藤原 憲征 85/新潟 |
7 | 佐藤 友和 | 88 | 岩手 | 佐藤 友和 88/岩手 |
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6 | 8 | 堀江 省吾 | 119 | 長野 | 堀江 省吾 119/長野 |
9 | 根田 空史 | 94 | 千葉 | 根田 空史 94/千葉 |
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誘導 | 片桐 善也 | 片桐 善也 |
新山が一刀両断
2脇本は連日後方から届いているがコメントは変わらず弱気。
この決勝になって7番手からの仕掛けになるとほころびが出る恐れは高い。
展開的には3松浦を連れての5石原の主導権ではあるのだが、地元に任された4坂井はどうする。5石原と踏みあうと当然2脇本を引き出してはしまうのだが、ある程度早めの仕掛けもあるのでは。ある程度流れは速くなると考えた時に、準決勝のような捲りを繰り出す可能性がある7新山から狙いたい。単騎はむしろ狙いで。
ヒモには1武藤や伸び良い9浅井のツッコミを含め手広く。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
2 | 2 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
3 | 3 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
4 | 4 | 坂井 洋 | 115 | 栃木 | 坂井 洋 115/栃木 |
5 | 石原 颯 | 117 | 香川 | 石原 颯 117/香川 |
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5 | 6 | 末木 浩二 | 109 | 山梨 | 末木 浩二 109/山梨 |
7 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
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6 | 8 | 三谷 竜生 | 101 | 奈良 | 三谷 竜生 101/奈良 |
9 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
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誘導 | 上原 龍 | 上原 龍 |
2022年に一般企業から脱サラし、公営競技実況アナウンサーの世界へ飛び込む。
出身である別府競輪を主戦場に飯塚オートなど幅広く活躍中。予想は本命を避け敢えて穴を狙いにいくスタイルで、高配当を仕留める!
先日の久留米記念の決勝の判断が命取りとなり、G3初制覇を逃してしまった取鳥雄吾選手。
これまで前で頑張って来た実績を考えると、あそこは躊躇なくタテに踏んで欲しかったと感じたファンも多かった一戦で、時には非情な判断も求められる競輪という競技の奥深さを改めて感じました。
その取鳥選手は今回のふるさとカップの初日特選では石原颯選手の番手回り。
連係の相手は違えど、早速久留米記念のリベンジの機会がやってきました。
石原選手の気風の良い先行に対して、今回はバックから番手発進。松浦選手とワンツーを決めました。レース後のコメントでは石原選手を気遣うコメントもある中で「頑張りを無駄にしないように」タテに踏んだと。
どこまでも優しい性格をしている中でもこうしたリベンジの機会をしっかりとモノに出来たことは、きっと取鳥選手の中で一つ大きな出来事になったのではないでしょうか。
人の後ろを回る機会も今後増えてくる中で、こうした経験を経て次に同じシチュエーションになった時にG3初制覇を期待したいですね。それが今回の弥彦になるのかどうか、まずは準決勝に注目です。