新山に乗る佐々木軸も、穴は金子で
連日、逃げ切るところまでいってはいないが、やはり連日強さを感じる内容は9新山。ここ7中西や8竹内と骨のある相手が揃ったが、それでもまずは力で圧倒する展開を基本に考えたい。ただ、どうしても脚を使う展開になってしまうので、番手の1佐々木が差す車券が中心になってくる。1佐々木は2日目深谷の先行を差しているところを見ると、9新山でも追走に不安はないし、逆転は十分。折り返しを買っているようではリターンが少ないので、ここは思い切って。あと、どうしても気になるのは単騎の4金子。冒頭のコラムにも書いたように、後方からの勢いはかなり良かったのと、7中西あたりが強気に攻めて9新山との先行争いになる可能性が十分あることが大きい。叩き合う後ろで冷静に4金子が脚を溜めることができればチャンスはあるとみて勝負する。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 佐々木雄一 | 83 | 福島 | 佐々木雄一 83/福島 |
2 | 2 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
3 | 3 | 鷲田 佳史 | 88 | 福井 | 鷲田 佳史 88/福井 |
4 | 4 | 金子 幸央 | 101 | 栃木 | 金子 幸央 101/栃木 |
5 | 岩津 裕介 | 87 | 岡山 | 岩津 裕介 87/岡山 |
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5 | 6 | 竹村 勇祐 | 96 | 秋田 | 竹村 勇祐 96/秋田 |
7 | 中西 大 | 107 | 和歌 | 中西 大 107/和歌 |
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6 | 8 | 竹内 翼 | 109 | 広島 | 竹内 翼 109/広島 |
9 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
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誘導 | 西田 将士 | 西田 将士 |
深谷がどこまで粘れるか??
初日不発に終わったが、2日目はさすがの仕掛けを見せた7深谷。佐々木に交わされはしたものの、粘りは十分で、ここもまずはしっかり主導権を握るところからになってくる。ただ、5武田を従えて果敢にチャレンジはしてきそうな6藤根と9園田がつける2嘉永がどう考えてくるのか?がポイント。簡単に7深谷に先手を許してしまうと、どうしても厳しくなってしまうので、強気に勝負にいかざるを得ない。となると7深谷が逃げ切るところまでいけるか?というのは微妙な感じになってくる。7深谷は強いが、2,3着の固定で考えて。アタマ候補は、しっかり付け切った時の1和田に叩き合いで恵まれそうな8窓場。そして突っ込み怖い9園田に、溜めて勝負になった時の2嘉永あたりか。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
2 | 2 | 嘉永 泰斗 | 113 | 熊本 | 嘉永 泰斗 113/熊本 |
3 | 3 | 松岡 健介 | 87 | 兵庫 | 松岡 健介 87/兵庫 |
4 | 4 | 湊 聖二 | 86 | 徳島 | 湊 聖二 86/徳島 |
5 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
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5 | 6 | 藤根 俊貴 | 113 | 岩手 | 藤根 俊貴 113/岩手 |
7 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
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6 | 8 | 窓場千加頼 | 100 | 京都 | 窓場千加頼 100/京都 |
9 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
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誘導 | 井手 健 | 井手 健 |
完全な地元番組。素直に信頼するレースか。
逃げて気配抜群の5林に地元の1井上。3番手に伸び良化の9小川。相手関係を見渡しても、この5林に真っ勝負という先行型は不在の印象で、そうなってくるとやはりどうしても地元九州が有利になるとしか考えられない。2鈴木が競る可能性も考えたが、どちらかというと空気を読む印象で地元へ厳しく攻めてくることも可能性は低そうだし、4石塚は自力タイプで最近は捲りに構えることが多い上に、後ろは別地区の6近藤。となると、玉砕覚悟で九州を潰しにいくとしたら3菅田を連れてのレースになる8佐藤が無理矢理早めに5林に勝負にいったケースくらいか。その時に波乱の可能性は確かに見えてくるものの、まずは1井上のアタマ固定で3番手の9小川へというところを厚めに考えたい。勿論その時は5林が残るところが大本線になるのだが、絡むなら3菅田。そして8佐藤の動きでもつれた時にようやく、2鈴木の存在がクローズアップされてくるだろう。穴なら2鈴木の1,2着を。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 井上 昌己 | 86 | 長崎 | 井上 昌己 86/長崎 |
2 | 2 | 鈴木 裕 | 92 | 千葉 | 鈴木 裕 92/千葉 |
3 | 3 | 菅田 壱道 | 91 | 宮城 | 菅田 壱道 91/宮城 |
4 | 4 | 石塚輪太郎 | 105 | 和歌 | 石塚輪太郎 105/和歌 |
5 | 林 大悟 | 109 | 福岡 | 林 大悟 109/福岡 |
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5 | 6 | 近藤 範昌 | 82 | 岡山 | 近藤 範昌 82/岡山 |
7 | 佐々木 龍 | 109 | 神奈 | 佐々木 龍 109/神奈 |
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6 | 8 | 佐藤 一伸 | 94 | 福島 | 佐藤 一伸 94/福島 |
9 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
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誘導 | 阪本 和也 | 阪本 和也 |
クリスマスも終わりまして、いよいよ今年も最終盤。さよなら2021年…振り返ってみれば今年もあんなことこんなこと…
なんてゆっくり心を落ち着けて1年を振り返る…ジョンレノンのハッピークリスマスとか、そんな感じの曲がいいかなぁ。
それを聞きながら、少ししんみりと…
って…
そんな時間いっこもないやんけ!!!!!
というくらい大忙しでございます。
グランプリ記者会見の取材に、インタビュー原稿のまとめ、昼は佐世保記念の配信に、夜の小倉ミッドはリモート番組、終わればこうして原稿執筆。加えて昨夜のオッズパークライブに、年末はどうしても経理関係が色々と…
ご飯…いや、トイレにすらいつ行ったっけ??みたいな状況で、佐世保駅そばのTSUTAYAに猫の手があるならば、一週間レンタルでぜひ!お願いします!
という感じになっています。
そんな中でとてもありがたいのは周りのサポート。佐世保競輪のスタジオに朝入ると、予想紙が僕の机に置いてあって、その横にはウィダーinゼリーと健康ドリンク。
毎朝色々、僕のことを思って
僕の負担が少しでも減るようにと
用意してくれています。
誰がしてくれているかって??
あの、あの、あの!!
大津尚之くんですよ。
そんな時、やっぱり人は一人では生きていけないんだなぁということをヒシヒシと実感いたします。この場をお借りして、伝えましょう。
ありがとう白メガネ。
持つべきものは、優しい後輩です。
そして、そんな僕と同じように
きっと昨日、地元の井上昌己選手も優しい後輩の心意気に胸を打たれたことでしょう。
佐世保記念準決勝、最終レース。果敢に先行した林大悟選手!前受けから石塚選手が並びかけてきたにも関わらず突っ張り先行ですよ!
まるで、疲れた私の机の上に
そっとウィダーinゼリーを置いてくれている、白メガネのように
「先輩、僕は先輩の為にできるだけのことはやらせてもらいます!いや、やりたいんです!絶対にやらせてください!そうでないと…そうでないと…僕は…僕は…何のためにここまでやってきたのか。え?僕のこと…いや、僕はいいんです!だって、僕は…僕は、先輩の笑顔が見たいだけ…ああ、そう、アナタノコトが…」
と、思ったかどうかは知りませんが…笑
いやぁ、実に泣かせるじゃ〜ないですか!
競輪はね〜。コレなんすよコレ!
普段はなかなか見えない男と男の魂の繋がりが、レースという特殊な状況下において可視化されるという。
これが一番の醍醐味だと言っていいかも知れません。
林大悟選手から地元の井上選手へ。
そして、放送で戦う大津尚之から私、橋本悠督へ…
華やかなクリスマスもいいですが
男の暑苦しいくらいの魂を感じるクリスマスも悪くないじゃないですか!
さあ、佐世保記念はいよいよクライマックス!
最後の最後まで存分に楽しんでいきましょう!
林の先行が濃厚だが岡崎次第で…
準決勝、地元の井上を連れて果敢に勝負にいった9林。自身の着よりも井上、小川に貢献できたことで安堵の思いも強いだろう。ここも細切れ戦の中、積極的に流れを作っていく可能性は高く、そうなればチャンスは3松岡に、ということになるのだが、近況好調で積極性を増している7岡崎が果たしてどう考えてくるか?ここが重要なポイントになっていきそう。ただ、それでも、9林が主導権は譲らないとみて。穴を考えるとするなら、3松岡と7岡崎が叩き合って混戦になったケース。その時には8柴崎の一発あたりも魅力的に感じるが、そこよりはむしろ9林ラインの3番手、1柏野が初日のように直線突き抜けていくところ。3松岡がブロックにいって、4角から、その内を伸びてくる車券が実に面白そう。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
2 | 2 | 岡本 総 | 105 | 愛知 | 岡本 総 105/愛知 |
3 | 3 | 松岡 貴久 | 90 | 熊本 | 松岡 貴久 90/熊本 |
4 | 4 | 鷲田 佳史 | 88 | 福井 | 鷲田 佳史 88/福井 |
5 | 近藤 隆司 | 90 | 千葉 | 近藤 隆司 90/千葉 |
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5 | 6 | 相川 永伍 | 95 | 埼玉 | 相川 永伍 95/埼玉 |
7 | 岡崎 智哉 | 96 | 大阪 | 岡崎 智哉 96/大阪 |
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6 | 8 | 柴崎 淳 | 91 | 三重 | 柴崎 淳 91/三重 |
9 | 林 大悟 | 109 | 福岡 | 林 大悟 109/福岡 |
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誘導 | 井手 健 | 井手 健 |
展開は窓場、気配は湊
実績は1菅田ということになるのだが、一筋縄ではいかないメンバーが揃った中で、そううまくいくかどうか?まず、主導権のラインだが、やはり後ろに2武田がいる以上、まず6伊藤が早めに駆けるのでは、と見ている。そして、その時に問題は4石塚がどこで仕掛けるか?結構イン斬りから位置を巧みに確保している印象が強いが、そのあたりは9湊や1菅田と思惑が被ることもあり、思惑が被って中団で並走となるならば、いっそのこと思い切っていってやれ!とばかりに、中近が関東を叩きにいくところから考える。となると、流れは8窓場に。まず、この8窓場の車券を基本にして、筋の7金子、そして初日の伸びが光った9湊あたりも絡めつつ勝負したい。1菅田の決め脚も勿論怖いが、敢えて2着までの評価として考えてみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 菅田 壱道 | 91 | 宮城 | 菅田 壱道 91/宮城 |
2 | 2 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
3 | 3 | 佐々木則幸 | 79 | 高知 | 佐々木則幸 79/高知 |
4 | 4 | 石塚輪太郎 | 105 | 和歌 | 石塚輪太郎 105/和歌 |
5 | 佐々木雄一 | 83 | 福島 | 佐々木雄一 83/福島 |
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5 | 6 | 伊藤慶太郎 | 107 | 埼玉 | 伊藤慶太郎 107/埼玉 |
7 | 金子 貴志 | 75 | 愛知 | 金子 貴志 75/愛知 |
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6 | 8 | 窓場千加頼 | 100 | 京都 | 窓場千加頼 100/京都 |
9 | 湊 聖二 | 86 | 徳島 | 湊 聖二 86/徳島 |
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誘導 | 西田 将士 | 西田 将士 |
竹内次第で井上だが..力は新山!
地元2井上が6竹内に付ける形になった決勝戦。別地区になるが、それでもやはり6竹内が積極的にという展開は十分可能性はある。あるのだが、5深谷、そして3新山と超一流のトップスピードを持つ選手を相手にして、そんなに簡単に2井上に絶好!という展開がやってくるのかどうか。5深谷あたりが早めに仕掛けてくることも考えられるし、残り1周で一本棒というのは考えにくいレース。そうなってくると、最終的には力の差がモノをいうだろう。後ろが8金子で、気楽に戦えるところもある3新山を本命に。ただ、今節切れ味抜群の8金子が、3新山の仕掛け次第で抜け出すところも少し、狙ってみたい。基本は3新山、8金子の折り返しで。そこに地元の2井上、そして5深谷に乗る9鈴木、1和田あたりを絡めていく。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
2 | 2 | 井上 昌己 | 86 | 長崎 | 井上 昌己 86/長崎 |
3 | 3 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
4 | 4 | 松岡 健介 | 87 | 兵庫 | 松岡 健介 87/兵庫 |
5 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
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5 | 6 | 竹内 翼 | 109 | 広島 | 竹内 翼 109/広島 |
7 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
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6 | 8 | 金子 幸央 | 101 | 栃木 | 金子 幸央 101/栃木 |
9 | 鈴木 裕 | 92 | 千葉 | 鈴木 裕 92/千葉 |
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誘導 | 阪本 和也 | 阪本 和也 |
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
「1着は5番ですが、2着は写真判定を行います。写真の対象は1番と9番です。決定までしばらくお待ち下さい」
ああ、やってきましたこの瞬間。
恐怖の写真判定です。
1着5番の井上選手から、2着に1番の新山選手はあるけれど、9番の金子選手はもってない。ということは…当たりの可能性はこの時点で50%と言ってもいい訳で…当たりと外れは天国と地獄。まさに閻魔大王の裁きを待つ様な心境ですよ。
もうね~、椅子に座っていても宙に浮いているような感覚って言うんでしょうか…だって、最終レースだから、勝負してる金額も結構でっかいんですよ!
こういう時、何だか良くわからないけど周りに助け、いや救いを求めようとするのは何故なんでしょう?
そう、僕の持っている新山選手が2着だよ、と力強く同調してくれる仲間を求めてしまうのです!
「小僧ちゃん、どう思う?いやぁ、新山選手、残ったように見えるんやけど…いや、確かに金子選手の方が勢いあったよ。あったけど、残ってるよね?いや…ほら、2人の後輪よ。前輪は隠れて見えないけど、後輪…ほらほら、新山選手の方がちょっとだけ、ちょっとだけ前に出てるように見えるやん!ほら、見えるやろ!頼むから見えると言わんかい!こら!ワレ!しばくぞ!」
という…
で、挙げ句の果ては
「もういいです。同着でもいいんです!そんな、完全に殺されるくらいなら、半殺しで今日は勘弁して下さい。ここで息の根を止められたら、この後の小倉ミッドナイトのテンションにも支障が出てしまうんです。だから、だから…お願い…イエス様。欲は言いません。せめて、せめて、同着でお許し下さい。イエスさまぁぁぁぁん」
という…祈りのモードに突入いたします。
ただ、その祈りは大抵の場合において、通じない事が多いのですが…
昨日がクリスマスイブで良かった。本当に良かった。
イエス様のおぼしめしで、同着にして頂くことができました。
このイエス様から頂いた、同着のクリスマスプレゼント。このプレゼントを大切にして、佐世保記念の3日目から清らかな気持ちで勝負したいと思います。まぁ、何はともあれ…
メリークリスマス!