みちのく記念 善知鳥杯争奪戦　著名人予想

将棋界に彗星の如く現れた藤井聡太が、デビューから勝ちまくった記録が29連勝。
何と！遂に！中野慎詞選手は藤井聡太の記録を抜き、30連勝まで到達してしまいました。いや、分かってます。将棋と競輪を同列に並べること自体がナンセンスであることはわかっています。しかし！デビューからこれほどまでに負けないなんて・・・何ということでしょう！

なのに・・・中野選手本人のコメントは『連勝っていうのはそんなに意識していないですね。とにかく一戦一戦という気持ちで戦ってるだけです。決勝戦も勝つというよりはラインから優勝者を出せるように頑張ります』と。
胸を張るどころか何という控え目な優等生発言なのでしょうか！

そして先日、オッズパークウィナーズトークに登場して頂いた脇本雄太選手は現在20連勝中。そのことに私が触れた際も・・・
『まぁ、取材される皆さんはどうしてもその話題に触れたがるんですが、正直、別に僕はあまり気にしてません』と、こちらも記録については何とも素っ気ない感じでございます。

我々、子供の頃のプロ野球はペナントレースが終盤に入ってくると、自分のチームの選手が記録に名を刻めるように、ライバルの選手を敬遠したりしていて・・・
掛布と宇野が37本打ってホームラン王争いをしていた阪神と中日の試合は、2試合連続の敬遠合戦という。とにかくタイトルへの執念というか、記録への異常とも思える執着が凄まじくまぁ、それはそれで『そこまでしてタイトルが欲しいんかい！取らせたいんかい！』という両陣営のみっともなさは感じつつも、それはそれで分かりやすくて、人間くさいなぁと思うわけでして・・・
やっぱり、そこは少しでいいので拘って欲しいなぁと。

確かに、中野選手も脇本選手も個人としてはそれほど連勝記録に興味はないのかもしれませんが、やっぱりこの連勝記録っていうのは、競輪を知らない人にも分かりやすく凄さを伝えるためのアイコンになリますから。
競輪を知らなくても、連勝という言葉の意味はみんな知っています！そして！競輪を知らなくても、連勝は短いよりも長く続く方が凄いということもみんな知っているんです！

僕は将棋についてあまり良く知りませんがやっぱり藤井聡太くんは凄いんだということを知っているのと同じように
競輪についてはあまりよく知らないけど脇本選手、中野選手は知ってるよ。めちゃめちゃ連勝した人ですよね。
という人が増える、つまり競輪選手の世間の認知度が上がるということなんです。中野浩一さんの世界選手権V10が分かりやすい例ですね。

もう一度、言いますが連勝記録っていうのは、めちゃめちゃ分かりやすいその選手のアイコンなんですよ。

とにかく、ここまできたら中野選手は次回、共同通信社杯の斡旋が決まっているようなので、そこまで連勝を伸ばし、脇本選手と次走どこかで激突し、夢の連勝対決を見せてもらいたい！
そしてもし仮に今日中野選手が勝ったとしたら優勝インタビューで『次の共同通信社杯で脇本さんとの連勝対決があるとしたら楽しみです。僕が脇本さんの記録を止めたいと思います』みたいな発言を聞いてみたい！もし、それが聞けたら、見ている方のテンションは爆発マックス！

金田正一と長嶋茂雄の初対戦を彷彿とさせるドリームマッチになることは間違いないでしょう。そんなことを想像しながら胸を熱くしてしまう、僕みたいなアホなファンの為に！
車券的には難しいところはあるかも知れませんが、中野選手！身勝手なことを言ってることは承知の上で、ぜひ！ぜひ！あと一つ、よろしくお願いいたします！