競輪グレードレース
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地元ライン4車だが、格上清水に注目
負傷欠場明けだが、地元神奈川117期の４青野が連勝で勝ち上がっている。二日間の走りを振り返ると、初日は前受けから一旦引いてJからのスパート。しっかりとラインワンツースリーまで決めた。二日目は赤板で前に出て先行策。この時は打鐘で後方から清水がスピード良く仕掛けてきたところを、青野をマークした田中が、うまく牽制し清水ひとり出させる形に。番手ハマった青野が冷静に直線で前をとらえての１着だった。今日は南関４車のライン先頭を任され、ラインの厚みを生かしてスタート取れるなら突っ張り策から南関で上位独占まで充分ありそうだが…車番が４３６８では、後ろ攻めになる場合も。７清水の二日目の打鐘からの仕掛けはスピード良かったし、援軍失うかたちになりながら逃げ粘ったところをみれば悪くないはず。本来のポテンシャルから考えると、本人の感触としてはいまひとつと感じているかもしれないが、ここではやはり格上とみて本命に狙いたい。７清水のうしろが１山下と９大塚で競りになって、前受けから突っ張りまであってうまく駆ければ面白い。勝ちたい欲がもし４青野に出て一旦下げたら再度仕掛けたときにライン４車で綺麗に出切ることは難しくなりそう。二日目にラインの援護のおかげで勝ち上がれたからこそ、チャレンジャーとして出し切るレースがしっかりできるかどうかがポイント。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 山下 一輝 | 96 | 山口 | 山下 一輝 96/山口 |
| 2 | 2 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
| 3 | 3 | 内藤 秀久 | 89 | 神奈 | 内藤 秀久 89/神奈 |
| 4 | 4 | 青野 将大 | 117 | 神奈 | 青野 将大 117/神奈 |
| 5 | 坂口 晃輔 | 95 | 三重 | 坂口 晃輔 95/三重 |
|
| 5 | 6 | 桐山敬太郎 | 88 | 神奈 | 桐山敬太郎 88/神奈 |
| 7 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
|
| 6 | 8 | 伊勢崎彰大 | 81 | 千葉 | 伊勢崎彰大 81/千葉 |
| 9 | 大塚健一郎 | 82 | 大分 | 大塚健一郎 82/大分 |
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| 誘導 | 吉川 誠 | 吉川 誠 | |||
3連単
（フォーメーション）27 ⇒ 12456789 ⇒ 3（14点）
（フォーメーション）72 ⇒ 72 ⇒ 1459（8点）
深谷が地元勢連れて果敢に攻める！
このレースのポイントはやはり、３深谷。初日特選競走では深谷-郡司-和田のライン３車で赤板前からの先行策。道中アクシデントがあり、和田は落車してしまったのだが郡司がうまく援護しつつ抜け出して１着、深谷は２着に粘った。二日目はJ先行で逃げ切り、ラインワンツースリー。二日間良いレースをしている３深谷が地元神奈川三人連れてここでも積極策で、逃げ粘る展開が濃厚か。ただ、カマシの展開の場合に普段なら７和田の追走問題なさそうだが、初日の怪我の影響は懸念される。対する１櫻井は初日、格清と踏み合い出られるもすかさず仕掛けているし、二日目はJ前あたりから強引にスパートしていった。道中守澤の判断で連結はずしてしまう展開で、結果としては４着だがしっかり前へと攻めあげるレースは力強かった。このレース、５守澤は自力に転じまくりあげ、苦しいところから３着届いたので調子に問題はなさそう。今日もまた５守澤との連係になり、相手が３深谷と強力だが力勝負になりそう。踏みあえば４松岡の一発、不発でも仕掛けてくれれば９柳詰の突っ込み。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 櫻井祐太郎 | 117 | 宮城 | 櫻井祐太郎 117/宮城 |
| 2 | 2 | 木村 隆弘 | 91 | 徳島 | 木村 隆弘 91/徳島 |
| 3 | 3 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
| 4 | 4 | 松岡 篤哉 | 97 | 岐阜 | 松岡 篤哉 97/岐阜 |
| 5 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
|
| 5 | 6 | 成田 健児 | 75 | 神奈 | 成田 健児 75/神奈 |
| 7 | 和田真久留 | 99 | 神奈 | 和田真久留 99/神奈 |
|
| 6 | 8 | 佐藤 龍二 | 94 | 神奈 | 佐藤 龍二 94/神奈 |
| 9 | 柳詰 正宏 | 97 | 福岡 | 柳詰 正宏 97/福岡 |
|
| 誘導 | 伊豆田浩人 | 伊豆田浩人 | |||
3連単
（フォーメーション）357 ⇒ 357 ⇒ 357（6点）
（フォーメーション）357 ⇒ 357 ⇒ 89（12点）
（フォーメーション）59 ⇒ 59 ⇒ 1234（8点）
地元エースの貫禄で郡司
初の９車、初の記念競輪が地元開催。二日間突張り先行で粘って、気持ちの良いレースをみせてくれているのは８北井。今日もライン４車でしっかり持ち味出せれば。番手を回る１郡司だが、初日は深谷の番手で巧援護から差しかわし１着、二日目はライン先頭でHから仕掛けて見事押し切り地元ラインで上位独占。連勝で準決勝戦に登場するエースがやはり軸となっていきそう。対するのは５岡崎、３長島。三分線なので、８北井の唯一の不安要素としては勢いよく斬られたりしてもし一旦下げる形になったとき、巻き返しのタイミングなどうまく立ち回れるかどうか。別線からすれば二日間の８北井の走りをみているはずなので、突張って先行されるのを避けたいし、ましてや番手が１郡司では死角なし。どちらかのラインが８北井の脚力を削るような展開に持ち込まなければ、ここを崩すのは難しい。記念競輪の準決勝クラスだからこそ、近畿も関東も何もできずで終われないはず。見応えあるレースを期待して、１郡司から２、３着に別線含めたフォーメーションで狙いたい。多少８北井は脚を削られる展開と想定しているので粘っても３着。あるいは１郡司が自力に転じてのパターンも考えてみる。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
| 2 | 2 | 山田 久徳 | 93 | 京都 | 山田 久徳 93/京都 |
| 3 | 3 | 長島 大介 | 96 | 栃木 | 長島 大介 96/栃木 |
| 4 | 4 | 田中 晴基 | 90 | 千葉 | 田中 晴基 90/千葉 |
| 5 | 岡崎 智哉 | 96 | 大阪 | 岡崎 智哉 96/大阪 |
|
| 5 | 6 | 真田 晃 | 86 | 兵庫 | 真田 晃 86/兵庫 |
| 7 | 松谷 秀幸 | 96 | 神奈 | 松谷 秀幸 96/神奈 |
|
| 6 | 8 | 北井 佑季 | 119 | 神奈 | 北井 佑季 119/神奈 |
| 9 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
|
| 誘導 | 荻野 哲 | 荻野 哲 | |||
3連単
（フォーメーション）1 ⇒ 284 ⇒ 2847（9点）
（フォーメーション）28 ⇒ 28 ⇒ 13456（10点）
オッズパークをご覧の皆さま、こんにちは。競輪場全43場制覇、競輪おたくの桜井奈津です！小田原競輪場で開催中のG3『北条早雲杯争奪戦』は本日はいよいよ最終日。決勝戦が行われます。昨日の準決勝戦では二次予選を勝ち上がった南関総勢12名がそれぞれ決勝戦への切符をかけて戦いました。結果的には南関から6名が決勝戦にのり、気になる並びは地元勢4人でまとまり、ラインの先頭は郡司選手。連日地元を引っ張った深谷選手は、仕事人のイメージ定着してきた田中選手と2車で並び南関は別れるかたちとなりました。郡司選手の完全優勝が期待されるなか、南関別線による真剣勝負で、深谷選手と郡司選手のバトルは見応えたっぷり。レースは一層面白くなりそう…ということで最終日も小田原記念を楽しみましょう！
踏み合いならば近畿にチャンス到来
力上位は1山田か5長島だが、展開としては、地元勢がついてライン3車になった5長島の主導権を基本に考えたい。一旦ひいた1山田は捲りに構えるよりもおそらく後方から昨日のようにロングスパートして、前を叩いていけば7園田とのゴール前勝負だが…ここは5長島の抵抗、2内藤の援護もかなりありそう。そうなるとチャンスは近畿勢、もしくは中部勢に。位置どりならば3山田のほうがうまく好位確保からの仕掛けで9三谷とワンツーを狙いたい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 山田 英明 | 89 | 佐賀 | 山田 英明 89/佐賀 |
| 2 | 2 | 内藤 秀久 | 89 | 神奈 | 内藤 秀久 89/神奈 |
| 3 | 3 | 山田 久徳 | 93 | 京都 | 山田 久徳 93/京都 |
| 4 | 4 | 松岡 篤哉 | 97 | 岐阜 | 松岡 篤哉 97/岐阜 |
| 5 | 長島 大介 | 96 | 栃木 | 長島 大介 96/栃木 |
|
| 5 | 6 | 桐山敬太郎 | 88 | 神奈 | 桐山敬太郎 88/神奈 |
| 7 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
|
| 6 | 8 | 高橋 和也 | 91 | 愛知 | 高橋 和也 91/愛知 |
| 9 | 三谷 将太 | 92 | 奈良 | 三谷 将太 92/奈良 |
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| 誘導 | 荻野 哲 | 荻野 哲 | |||
3連単
（フォーメーション）39 ⇒ 39 ⇒ 24678（10点）
（フォーメーション）39 ⇒ 2478 ⇒ 39（8点）
町田の機動力上位だが…
2日目のレース後、「夏バテ気味、はやく寒くなってほしい」とコメントを出していたのは3町田。そのようななかでも昨日は力でしっかりとねじ伏せ、抜群の機動力を再びアピール。初日と2日目をみると、たしかに、組み立てに精彩を欠いているようにも見受けられたが、それでも力は抜けている印象だ。あとは、まさかの準決勝戦で敗退となってしまった1守澤がラインの先頭で、最低でも中団、流れ次第で捌きも作戦のなかにはありそう。対する8小原は、今節みているとしっかり前々に攻めているイメージがあり、そのあたりどう立ち回っていくかがポイント。3町田が仕掛けて5柳詰がしっかりと追走するパターンが本線になりそうだがここは人気も集めると思うので、3町田と、別線の1守澤やそのうしろまわる4伊勢崎を2着まで、3着広げて。あとは単騎の9柴崎が3町田ライン追走から一発狙うと359BOXも面白い。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
| 2 | 2 | 武藤 龍生 | 98 | 埼玉 | 武藤 龍生 98/埼玉 |
| 3 | 3 | 町田 太我 | 117 | 広島 | 町田 太我 117/広島 |
| 4 | 4 | 伊勢崎彰大 | 81 | 千葉 | 伊勢崎彰大 81/千葉 |
| 5 | 柳詰 正宏 | 97 | 福岡 | 柳詰 正宏 97/福岡 |
|
| 5 | 6 | 小林 弘和 | 91 | 佐賀 | 小林 弘和 91/佐賀 |
| 7 | 池田 勇人 | 90 | 埼玉 | 池田 勇人 90/埼玉 |
|
| 6 | 8 | 小原 唯志 | 101 | 茨城 | 小原 唯志 101/茨城 |
| 9 | 柴崎 淳 | 91 | 三重 | 柴崎 淳 91/三重 |
|
| 誘導 | 吉川 誠 | 吉川 誠 | |||
3連単
（フォーメーション）134 ⇒ 134 ⇒ 12345（18点）
（フォーメーション）359 ⇒ 359 ⇒ 359（6点）
地元エース郡司完全優勝なるか
連日長い距離をもがいて地元ラインに貢献している7深谷。初日は2周半、2日目1周半、3日目は2周と毎日違う距離を駆けて丁寧に感触を確かめて決勝戦に臨む。2日目のインタビューで『今日は踏む距離短かったので』と応えていたところも考えると、決勝戦では優勝狙う力勝負で、ラインは2車だしHあたりでカマしての先行策とみた。そのまま押し切るパターン充分。単騎の2清水や9浅井がこの仕掛けに乗っていければチャンス。マークする8田中が、口があいてしまい援軍失うかたちになると、強い7深谷でも捲られてしまうパターンも考える。このときはやはり最も気持ちの強いはずの地元1郡司の完全優勝に期待したい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
| 2 | 2 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
| 3 | 3 | 坂口 晃輔 | 95 | 三重 | 坂口 晃輔 95/三重 |
| 4 | 4 | 松谷 秀幸 | 96 | 神奈 | 松谷 秀幸 96/神奈 |
| 5 | 和田真久留 | 99 | 神奈 | 和田真久留 99/神奈 |
|
| 5 | 6 | 佐藤 龍二 | 94 | 神奈 | 佐藤 龍二 94/神奈 |
| 7 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
|
| 6 | 8 | 田中 晴基 | 90 | 千葉 | 田中 晴基 90/千葉 |
| 9 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
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| 誘導 | 三住 博昭 | 三住 博昭 | |||
3連単
（フォーメーション）7 ⇒ 1239 ⇒ 12359（16点）
（フォーメーション）1 ⇒ 279 ⇒ 23579（12点）
2016年の某新聞社ミスコンでグランプリをとったことをきっかけに、公営競技に携わるようになる。2017年には競輪の予想・妄想の魅力にどっぷりとハマり、とにかく飯より車券。旅打ちが好きで各地へ脚を運び、2019年には競輪場全43場を制覇。曾祖母が女賭場師だったらしいという縁もあり、自分では博才があると思い込んでいる。
どりあんず
橋本悠督
オッズパークをご覧の皆さま、こんにちは。競輪場全43場制覇、競輪おたくの桜井奈津です！小田原競輪場ではG3『北条早雲杯争奪戦』が開催中です。3日目、4日目は土日になるので本場観戦も非常におすすめしたいです。競輪場へきた帰りに、門へ向かうと…視界にどどーん！と小田原城が飛びこんできてテンションがあがります。それからまだまだ暑いですが、駅まで歩くならその道の途中はお城のある風景をのんびり楽しむことができます。また、駅前にはお刺身定食のお店など美味しそうな飲食店がたちならび、もちろん温泉もあるので旅打ちに最高なんです。さて、今開催ですが。南関のエース、S級S班の郡司浩平選手が貫禄の連勝です。それから地元期待の機動型、青野選手や北井選手も勝ち上がって、準決勝戦になんと南関勢合計12名！今開催はお仕事のため現地に来ておりますが、2日目が終わった直後に出演者の控室では「決勝戦全員神奈川勢だったら、嬉しいけど、ラインは一体どうなってしまうの！？」なんて盛り上がっていました。私はインタビュアーとして初日の全レース、2日目は勝ち上がりを全レース、じっくりレースをみて選手のみなさまにお話を伺って、その表情も近くでみることができました。さあ、あとはそれを予想にもいかせたらよいのですが…。それでは早速いってみましょう！