地元記念、決勝決めたい脇本勇希
綺麗な三分戦となった。レースの展開としては、地元121期の4岸田が8脇本(勇)を連れての積極策。相手は1眞杉、2山田と強力なだけに8脇本は番手から出ていく流れになりそう。8脇本は直近奈良のG 3で地元勢をつけた時にはしっかり漢気あるレースをして貢献していた。ここは地元でしっかりと決勝進出を決めたいところ。このラインの3番手をまわる6藤井にもチャンス。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 眞杉 匠 | 113 | 栃木 | 眞杉 匠 113/栃木 |
2 | 2 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
3 | 3 | 五日市 誠 | 89 | 青森 | 五日市 誠 89/青森 |
4 | 4 | 岸田 剛 | 121 | 福井 | 岸田 剛 121/福井 |
5 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
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5 | 6 | 藤井 昭吾 | 99 | 滋賀 | 藤井 昭吾 99/滋賀 |
7 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
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6 | 8 | 脇本 勇希 | 115 | 福井 | 脇本 勇希 115/福井 |
9 | 松岡 貴久 | 90 | 熊本 | 松岡 貴久 90/熊本 |
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誘導 | 小森 貴大 | 小森 貴大 |
寺崎のスピード上位
4分戦となった。地元5寺崎は1稲川と8稲毛まで続いて 3車のライン。内枠1番車もいるので組み立てやすい構成となっているはず。前受けから引いて、良いタイミングでかまして、ラインで上位独占が大本線。ただ、相手にはナショナルチームで共に切磋琢磨して、その力もわかっているだけに戦いにくいであろう、9新山がいる。めいっぱい先行する9新山を叩こうと、スピード良く5寺崎が仕掛けると、2竹内の援護もポイントになりそう。両者が意識し合えば7山岸の絡みも穴目で。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 稲川 翔 | 90 | 大阪 | 稲川 翔 90/大阪 |
2 | 2 | 竹内 智彦 | 84 | 宮城 | 竹内 智彦 84/宮城 |
3 | 3 | 木暮 安由 | 92 | 群馬 | 木暮 安由 92/群馬 |
4 | 4 | 友定 祐己 | 82 | 岡山 | 友定 祐己 82/岡山 |
5 | 寺崎 浩平 | 117 | 福井 | 寺崎 浩平 117/福井 |
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5 | 6 | 畝木 努 | 107 | 岡山 | 畝木 努 107/岡山 |
7 | 山岸 佳太 | 107 | 茨城 | 山岸 佳太 107/茨城 |
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6 | 8 | 稲毛 健太 | 97 | 和歌 | 稲毛 健太 97/和歌 |
9 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
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誘導 | 田中 俊充 | 田中 俊充 |
地元スターの脇本雄太中心
5脇本(雄)の力が抜けている。ただ、ここは初日特選同様に「番手戦」となるところがどうか。レースの展開としては8藤井の先行体制を3根田がカマしてきて、状況判断して5脇本が番手からでる。やはりまずはライン3番手をまわる1東口との決着が本戦。2・3着を折り返して狙いたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 東口 善朋 | 85 | 和歌 | 東口 善朋 85/和歌 |
2 | 2 | 堤 洋 | 75 | 徳島 | 堤 洋 75/徳島 |
3 | 3 | 根田 空史 | 94 | 千葉 | 根田 空史 94/千葉 |
4 | 4 | 吉田 智哉 | 111 | 愛媛 | 吉田 智哉 111/愛媛 |
5 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
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5 | 6 | 林 敬宏 | 117 | 愛知 | 林 敬宏 117/愛知 |
7 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
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6 | 8 | 藤井 栄二 | 99 | 兵庫 | 藤井 栄二 99/兵庫 |
9 | 安部 貴之 | 92 | 宮城 | 安部 貴之 92/宮城 |
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誘導 | 鷲田 佳史 | 鷲田 佳史 |
オッズパークをごらんの皆さま、こんにちは。
競輪おたくの桜井奈津です。
福井競輪場では「不死鳥杯」G3が開催中。
昨日行われた準決勝戦では、121期岸田選手の頑張りから、地元の脇本勇希選手が番手から出て1着。ラインの力でS級S班眞杉選手を破って、見事に決勝進出を決めました。そして最終レースでも藤井選手の先行策から、兄・脇本雄太選手ももちろん決勝戦へ。過去に地元記念では大雨による準決勝戦ガラポンや、決勝戦での競りなどの試練もありましたが、今年は決勝戦で脇本兄弟の連係がみられるのは嬉しいですね。
ところが、実はもう一つの準決勝戦では、新山選手を相手に三番手確保した地元寺崎選手が、直線捲り追い込みを新山選手の番手をまわった竹内選手に牽制されまさかの敗退。非常に残念でしたが、この悔しさはまたこの後のビッグレースや、来年の地元記念にぶつけてくれるはず。
さて、決勝戦は長すぎる近畿ラインができました。きっちり連係を成功させることができるでしょうか。ライン二車でも仕事魅せる竹内選手がいて、二人の単騎勢まで味方につけられれば、新山選手の先行策も手強そう。最終レースまでどうぞお付き合いください。
南関勢が本線
レースは綺麗な三分戦となった。ここは初日に、捲って勝ち星あげた7道場を本命。対抗はマークする1和田。最終日なので、7道場の積極策も充分考えられる。道中は1和田が的確に援護して、まずはワンツーを本線としたい。少し捻ったところでは、このラインの挟み車券を狙ってみる。別線で気になるのは5吉本、 3久保田。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
2 | 2 | 松岡 貴久 | 90 | 熊本 | 松岡 貴久 90/熊本 |
3 | 3 | 久保田泰弘 | 111 | 山口 | 久保田泰弘 111/山口 |
4 | 4 | 西岡 拓朗 | 97 | 広島 | 西岡 拓朗 97/広島 |
5 | 吉本 卓仁 | 89 | 福岡 | 吉本 卓仁 89/福岡 |
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5 | 6 | 畝木 努 | 107 | 岡山 | 畝木 努 107/岡山 |
7 | 道場 晃規 | 117 | 静岡 | 道場 晃規 117/静岡 |
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6 | 8 | 吉田 智哉 | 111 | 愛媛 | 吉田 智哉 111/愛媛 |
9 | 中田 雄喜 | 97 | 福島 | 中田 雄喜 97/福島 |
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誘導 | 小森 貴大 | 小森 貴大 |
土生の積極策から地元寺崎
脇本兄弟が地元で決勝進出を決めたが、悔しいかたちで勝ち上がりを逃してしまった1寺崎がしっかりと1着で締めくくる。目標に同期117期の8土生がいるので、展開としてはやはりこの8土生の先行策。番手から出て、 ライン 3番手まわる6稲毛と決めたい。ここがもちろん本線。8土生がひいてカマそうとすると5晝田が抵抗して、そこを一気に7橋本の仕掛け決まるパターンだと、穴目になりそう。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 寺崎 浩平 | 117 | 福井 | 寺崎 浩平 117/福井 |
2 | 2 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
3 | 3 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
4 | 4 | 堤 洋 | 75 | 徳島 | 堤 洋 75/徳島 |
5 | 晝田宗一郎 | 115 | 岡山 | 晝田宗一郎 115/岡山 |
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5 | 6 | 稲毛 健太 | 97 | 和歌 | 稲毛 健太 97/和歌 |
7 | 橋本 瑠偉 | 113 | 栃木 | 橋本 瑠偉 113/栃木 |
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6 | 8 | 土生 敦弘 | 117 | 大阪 | 土生 敦弘 117/大阪 |
9 | 大森 慶一 | 88 | 北海 | 大森 慶一 88/北海 |
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誘導 | 田中 俊充 | 田中 俊充 |
兄弟連係、地元脇本雄太の優勝!
近畿ラインは5車と長いラインとなった。ライン先頭を任されるのは弟の8脇本(勇)選手。レースの展開としては、ここはもちろん漢気出しての先行策になりそう。きっちり主導権取れれば番手から1兄・脇本(雄)が縦に踏み込んで、地元ファンの期待に応えてくれるはずだ。近畿ラインで前受けになれば、作戦はすんなりと成功しそう。ポイントとしては先行して強い2新山選手がいて、ラインは2車でも番手をまわるのが仕事をしっかりする5竹内選手であるということ。冒頭でも触れたが、単騎勢3山田と4根田を味方につけ4車並んで先行体制に入られると8脇本は叩き切ることができるのかどうか?そして1脇本は展開がごちゃついた時にうまく判断することができるか。大本線を狙いつつ、穴目も少しだけ狙いたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
2 | 2 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
3 | 3 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
4 | 4 | 根田 空史 | 94 | 千葉 | 根田 空史 94/千葉 |
5 | 竹内 智彦 | 84 | 宮城 | 竹内 智彦 84/宮城 |
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5 | 6 | 藤井 昭吾 | 99 | 滋賀 | 藤井 昭吾 99/滋賀 |
7 | 稲川 翔 | 90 | 大阪 | 稲川 翔 90/大阪 |
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6 | 8 | 脇本 勇希 | 115 | 福井 | 脇本 勇希 115/福井 |
9 | 東口 善朋 | 85 | 和歌 | 東口 善朋 85/和歌 |
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誘導 | 鷲田 佳史 | 鷲田 佳史 |
2016年の某新聞社ミスコンでグランプリをとったことをきっかけに、公営競技に携わるようになる。2017年には競輪の予想・妄想の魅力にどっぷりとハマり、とにかく飯より車券。旅打ちが好きで各地へ脚を運び、2019年には競輪場全43場を制覇。曾祖母が女賭場師だったらしいという縁もあり、自分では博才があると思い込んでいる。
オッズパークをごらんの皆さま、こんにちは。
競輪おたくの桜井奈津です。
福井競輪場では「不死鳥杯」G3が開催中。不死鳥(=フェニックス)は死んでも蘇ることで永遠の時を生きると言われている伝説上の鳥です。形はワシに似ていて、赤や金の翼を持っています。死期がくると、みずから燃え上がる炎に飛び込んで、その灰の中から再生すると言われています。福井県福井市は、市民憲章の名前が「不死鳥のねがい」であり、これは福井市が1945年(昭和20年)からの3年間で空襲、震災、そして復興したら今度は水害・・・と短い間に3回もの大きな災害に見舞われ、壊滅するもそのたびに復興したことに基づいているそうです。
初日の特選競走では呼吸が合わず、寺崎選手の仕掛けを終えなかった脇本選手。道中で自力に転じて一気に捲っての一着発進でした。自力選手が番手戦になったときには、度々こういった光景がみられます。理想を言えば援護してのワンツーがベストなんだけれど、あれ、もうダメかな、と思う展開からの復活というパターンには車券的に助けられることも多くありますよね。また、先行選手が叩かれてしまったかと厳しい状況から諦めず内から盛り返すのシーンだとか、レースの中にも熱い、まさに「不死鳥」のようなシーンがたくさんあります。そして何より、多くの怪我と戦いながら何度も起き上がり走る選手のその姿。「不死鳥杯」決勝へ上がるのはどの選手でしょうか。3日目準決勝戦もどうぞお楽しみください。