ゴールド・ウイング賞　著名人予想

競輪を見ていると
「いつの間にそんなに強くなったの！？」
と思うことがあります。

例えば神奈川の北井選手。もちろん去年もビッグに多く出場し、随所で強さは光っていたのですが、その記憶が吹き飛んでしまうくらいの今年の目覚ましい活躍。
注目されればされるほど更に強くなってきているようなそんな印象すらあります。

もちろんこの強さの裏には訳があって、まずは練習が一番でしょうし、メンタル面、取り組み方など、色々な要素が組み合わさってのものだと思います。

でも基本的に私たちが見える部分としてはレースを走っているその一面のみです。
だからこそ、いつの間にやら強くなったと感じてしまうのだろうなと思います。
選手本人からすると、いやいやコツコツ色々頑張ってきてそれがようやく実を結んできたんですよ、と言いたいところだと思うのです。
ただ結果が全ての世界で、我々競輪ファンにも成績として表れるのでそれが最もわかりやすい。

逆を言えば自力選手ではなくマーク選手に対して、強くなったな～と感じることは自力選手に比べると少ないですよね。
それはやっぱりレースを動かす存在ではない分、存在としては地味に映りがちだからだと思います。

そんな中今回決勝を走る地元の武藤龍生選手。

本当に良い意味で目立たない存在だと思います。笑
1着を沢山取るわけではなくても車券の2～3着には必須の選手ですし、仕事ぶりは堅実。
そんな武藤選手も今、点数は110点オーバー。一流と呼ばれる領域にいます。それこそいつの間に…という感じではないでしょうか。
ただ後ろを固めているだけでは取れない点数ですし、縁の下の力持ちという言葉がぴったりなような気もします。

今回は地元5車ラインの4番手。ある意味いつもの位置ではあるのですが、ここは西武園。ホームバンクです。
個人的には、こういった選手がタイトルを獲得するシーンが見たいのです。優しい性格としても知られている武藤選手。
私にとっては同い年というところで応援している選手でもあります。

最後は4番手から伸びを見せてくれないでしょうか。
そして今までの苦労が報われて欲しい。さあ決勝戦が楽しみです。