吉田、宿口が人気だが・・・
今回、怪我明けで状態が未知数だった9吉田。ただ、この2日間の走りを見る限り全く不安は見当たらない。ただ、仕掛けが遅くなった時、初日の様に1宿口との連結が外れてしまう可能性はあるのでは?と見ている。なので、9吉田軸だが、敢えて人気になりそうな関東ライン車券は見送り、別線との絡みで考えてみる。穴で面白いのは、今節動きのいい2宮本に、そこにのる8大川。そして切れ味冴える3浅井の強襲まで。1宿口は3着までの評価で。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
2 | 2 | 宮本 隼輔 | 113 | 山口 | 宮本 隼輔 113/山口 |
3 | 3 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
4 | 4 | 佐藤 康紀 | 73 | 青森 | 佐藤 康紀 73/青森 |
5 | 山崎 芳仁 | 88 | 福島 | 山崎 芳仁 88/福島 |
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5 | 6 | 大塚 英伸 | 82 | 静岡 | 大塚 英伸 82/静岡 |
7 | 小岩 大介 | 90 | 大分 | 小岩 大介 90/大分 |
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6 | 8 | 大川 龍二 | 91 | 広島 | 大川 龍二 91/広島 |
9 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
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誘導 | 佐山 寛明 | 佐山 寛明 |
混戦レースで、自力ボックスを!
相当悩ましいメンバー構成になった激戦の準決勝。主導権も非常に読みにくいところだが、中四国も北日本も、少し番手の選手に一抹の不安がある。なので、ここは自力ボックスで大きいところを!粘れてはいないが、かなり長い距離で2日目勝負して3着に残った7新山。そして、スピード、粘り、共に急上昇中の2石原。あとは単騎で流れをうまく見極めて走りそうな1古性に、そこに続いていた場合の8伊藤あたりまで。4人ボックスで狙ってみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
2 | 2 | 石原 颯 | 117 | 香川 | 石原 颯 117/香川 |
3 | 3 | 竹内 智彦 | 84 | 宮城 | 竹内 智彦 84/宮城 |
4 | 4 | 松本秀之介 | 117 | 熊本 | 松本秀之介 117/熊本 |
5 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
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5 | 6 | 松尾信太郎 | 92 | 福岡 | 松尾信太郎 92/福岡 |
7 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
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6 | 8 | 伊藤 信 | 92 | 大阪 | 伊藤 信 92/大阪 |
9 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
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誘導 | 野口 正則 | 野口 正則 |
脇本が断然!ただ・・・
今回、大注目の1脇本。圧倒的な強さを見せつけている2日間で、やはりというか次元が違うとしか言いようがない。ここもキッチリ決めるレースになるだろう。ただ、初日のように5三谷と決めることができるか?というと難しいのでは?クレバーな3松浦は前々踏んで撹乱を狙うだろうし、9諸橋あたりは強気に前々にというのも考えられる。そんな中でキッチリマークを5三谷が守るのは至難の業。1脇本からの筋違いで勝負してみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
2 | 2 | 渡邉 一成 | 88 | 福島 | 渡邉 一成 88/福島 |
3 | 3 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
4 | 4 | 窓場千加頼 | 100 | 京都 | 窓場千加頼 100/京都 |
5 | 三谷 竜生 | 101 | 奈良 | 三谷 竜生 101/奈良 |
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5 | 6 | 内山 雅貴 | 113 | 静岡 | 内山 雅貴 113/静岡 |
7 | 小原 太樹 | 95 | 神奈 | 小原 太樹 95/神奈 |
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6 | 8 | 西田 雅志 | 82 | 広島 | 西田 雅志 82/広島 |
9 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
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誘導 | 栗山 俊介 | 栗山 俊介 |
友達の家に行って勝手に冷蔵庫を開けるのはどうしても気が引けるものです。
ただ、どうしても喉が乾いていて…死ぬほど乾いていて…
ここでポカリスエットを飲まなければ命にかかわるという状況ならば、勝手に開けて勝手に飲んでしまうかもしれません!いや、飲まなければならないでしょう!
三谷竜生。選手としての家は
もちろん奈良競輪場。
「ここはワイの庭やで〜。勝手にチョロチョロされたら困りまんねん!」
という中で、番手勝負を選んだ松浦悠士選手。
三谷家の冷蔵庫を勝手に開けるのに、気が引ける部分はきっとあったと思います。
しかし!ここで遠慮してしまったら
決勝戦には進めなかったでしょう。
いや、もし仮に引いて松浦選手が3着までに入れたとしても、その時には同県の先輩、西田選手の優出は無理だったに違いありません。
そう、自分だけではなくラインの仲間である西田選手まで、という風に考えると、たとえ相手が地元選手であったとしても、この判断しかなかったように思います。
三谷家の冷蔵庫を開け、風呂に湯を張り、布団を敷いて、テレビもつけて
「西田さん、風呂入ってます。僕が溜めときましたんで、ゆっくり浸かって休んでつかあさい」
と松浦選手が西田選手に声をかけるシーンを思い浮かべながら、そう!これが競輪のライン戦なんだ!先輩の為に風呂を溜め、布団を敷く。これだから競輪は素晴らしいんだ!
と思わずにはいられません。
そして、冷蔵庫どころか風呂も布団も奪われてしまった三谷選手。
この借りはきっといつか…
という悔しさに震えていることは間違いないでしょう。
「政史兄さん、将太兄さん、今回ワシはヤラれてしもうたけど、また絶対にいつか、松浦の家の冷蔵庫、ブチかましたろと思ってますよってに、その時は力を貸してくれんやろか?」
と、まあ、そんなしょうもないストーリーを妄想しながら飲む酒も旨いもんです。
さあ、決勝戦で近畿最強タッグを他派が切り崩せるのかどうか?大いに妄想して楽しみましょう。
いよいよ奈良記念最終日です!
大川の絡みで高配当を!
2日目、勝負どころで追い上げて脇本の3番手を奪い、そのままゴールに入った6大川。実に軽快な動きで気配の良さをアピールするには十分過ぎる内容だった。ここ、先手は近畿か関東か?という中でしっかり流れを見極めていければ、アタマまでもいけるのでは?という車券に期待してみたい。関東先制でも1諸橋が差すのは難しそうなので、7佐々木から6大川へ。そして近畿主導権の場合は昨日の汚名返上で4山本の抜け出しに期待して4山本からの6大川へ。ここを軸に、3着は手広くいってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 諸橋 愛 | 79 | 新潟 | 諸橋 愛 79/新潟 |
2 | 2 | 中西 大 | 107 | 和歌 | 中西 大 107/和歌 |
3 | 3 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
4 | 4 | 山本 伸一 | 101 | 奈良 | 山本 伸一 101/奈良 |
5 | 渡邉 一成 | 88 | 福島 | 渡邉 一成 88/福島 |
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5 | 6 | 大川 龍二 | 91 | 広島 | 大川 龍二 91/広島 |
7 | 佐々木悠葵 | 115 | 群馬 | 佐々木悠葵 115/群馬 |
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6 | 8 | 松本秀之介 | 117 | 熊本 | 松本秀之介 117/熊本 |
9 | 竹内 智彦 | 84 | 宮城 | 竹内 智彦 84/宮城 |
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誘導 | 佐山 寛明 | 佐山 寛明 |
今の守澤なら…
佐々木の捲りにのって懸命にゴール前ハンドルを投げたものの、抜くところまでいけなかった昨日の7守澤。まだまだ万全ではない印象は拭えない。加えて今日は目標不在で自らが突破口を開かなければいけないレース。いい時なら捲りも出るのだが、現状、かなり厳しいのではと見ている。ここなら近畿の先制が濃厚で、流れはどうしても1石塚に向いてきそう。番手狙われる可能性が全く無いわけではないが、まずはスンナリ回ってキッチリ差すところを基本に考えたい。その場合、3日目押し切った8吉田の粘り込みに好調3浅井、更に6酒井まで。あと7守澤と5小原の絡みを3着あたりまで広げつつ三連単で仕留めたい!
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 石塚輪太郎 | 105 | 和歌 | 石塚輪太郎 105/和歌 |
2 | 2 | 佐々木雄一 | 83 | 福島 | 佐々木雄一 83/福島 |
3 | 3 | 浅井 康太 | 90 | 三重 | 浅井 康太 90/三重 |
4 | 4 | 東 龍之介 | 96 | 神奈 | 東 龍之介 96/神奈 |
5 | 小原 太樹 | 95 | 神奈 | 小原 太樹 95/神奈 |
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5 | 6 | 酒井 拳蔵 | 109 | 大阪 | 酒井 拳蔵 109/大阪 |
7 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
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6 | 8 | 吉田 篤史 | 109 | 奈良 | 吉田 篤史 109/奈良 |
9 | 小岩 大介 | 90 | 大分 | 小岩 大介 90/大分 |
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誘導 | 野口 正則 | 野口 正則 |
中四国5人の連携ならもしかすると…
やはり5脇本は強い。2日目は1古性が差せず、そして準決勝は7松浦も差せず、ということになるとスンナリ出切ってしまっても、差せる選手がどのくらいいるのだろう?と言うしかない。ただ、8石原が前でここはとにかく捨て身でいくだろうし、4宮本も番手から出るタイミングは早いだろう。そして、その後ろに7松浦が控えている、となると、さすがの5脇本、2吉田といえども厳しい流れにならざるを得ない。特に2吉田は5脇本より勝負どころで前にいないと話にならないので、中四国先行の6番手に関東、8番手に近畿、という流れが濃厚。これはさすがに7松浦アタマで勝負になるのでは?というレースになるだろう。アタマを7松浦で固定して、相手は4宮本と、あとは5脇本相手に波を作りながら溜めて飛んでくる2吉田あたりまで。思い切って5脇本不発の車券で勝負してみる。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 古性 優作 | 100 | 大阪 | 古性 優作 100/大阪 |
2 | 2 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
3 | 3 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
4 | 4 | 宮本 隼輔 | 113 | 山口 | 宮本 隼輔 113/山口 |
5 | 脇本 雄太 | 94 | 福井 | 脇本 雄太 94/福井 |
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5 | 6 | 西田 雅志 | 82 | 広島 | 西田 雅志 82/広島 |
7 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
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6 | 8 | 石原 颯 | 117 | 香川 | 石原 颯 117/香川 |
9 | 宿口 陽一 | 91 | 埼玉 | 宿口 陽一 91/埼玉 |
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誘導 | 栗山 俊介 | 栗山 俊介 |
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
「努力って報われないこともあるんだなぁ」
マスクに覆われていても、羽生結弦の潤んだ目が全てを物語っていました。
あの目・・・
これまで自分の全てを賭けてやり切った、という思い。しかし、全てを賭けてやり切ったからといって、その努力が報われる訳ではないということを知り、それを受け入れようとする決意。
これをきっと人は諦観と呼ぶのでしょう。
決して勝利に執着し、悔しがるのではなく
物事の本質を知り、そしてその上で今、目の前にある結果を受け入れる。
「全力で完全に仕上げたからといって、勝てる訳ではありません。それがオリンピックだと思いました」
東京オリンピックでメダルを逃した時の脇本雄太選手が浮かべた時の表情、そして発言とあまりにも似通っていて・・・
中途半端ではなく、本気でやり抜いたという確信のある人間だけが到達できる境地というのが、きっとあるのではないかと思わずにはいられませんでした。
そして、その境地に辿り着いたアスリートが次に向かうところはどこなのか?
ほとんどの人が経験することない
諦観の意味を知る、脇本雄太
今回の復帰戦、しっかりと
見届けていきたいと思います。