総合力で尾崎睦が中心か
現在12連勝中の2尾崎が積極的な1奥井の先行を前々から攻め捲りを決めそう。対する3飯田も初日に関しては10連勝、勝負強い。今年、優勝はないものの先行したら粘る1奥井も圏内。穴目なら5増田の一発か。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 奥井 迪 | 106 | 東京 | 奥井 迪 106/東京 |
2 | 2 | 尾崎 睦 | 108 | 神奈 | 尾崎 睦 108/神奈 |
3 | 3 | 飯田 風音 | 120 | 埼玉 | 飯田 風音 120/埼玉 |
4 | 4 | 岩崎ゆみこ | 116 | 茨城 | 岩崎ゆみこ 116/茨城 |
5 | 5 | 増田 夕華 | 118 | 岐阜 | 増田 夕華 118/岐阜 |
6 | 6 | 板根 茜弥 | 110 | 東京 | 板根 茜弥 110/東京 |
7 | 渡口まりあ | 114 | 山口 | 渡口まりあ 114/山口 |
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誘導 | 高比良 豪 | 高比良 豪 |
小林優香が地元の声援を背に力を発揮する
本命視する3小林は2月の高松決勝でゴール後落車し鎖骨骨折。心配された小倉の復帰戦は前々から捲っての完全優勝、調子はほぼほぼ戻っていた。1山原も前回、児玉碧衣に力負けしたが積極的な走りは調子に問題なし。3小林と1山原は互角も地元開催の3小林がファンの前で力を発揮する。2日野、4吉村、5鈴木が3連対候補。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 山原さくら | 104 | 高知 | 山原さくら 104/高知 |
2 | 2 | 日野 未来 | 114 | 奈良 | 日野 未来 114/奈良 |
3 | 3 | 小林 優香 | 106 | 福岡 | 小林 優香 106/福岡 |
4 | 4 | 吉村早耶香 | 112 | 静岡 | 吉村早耶香 112/静岡 |
5 | 5 | 鈴木 奈央 | 110 | 静岡 | 鈴木 奈央 110/静岡 |
6 | 6 | 小泉 夢菜 | 122 | 埼玉 | 小泉 夢菜 122/埼玉 |
7 | 林 真奈美 | 110 | 福岡 | 林 真奈美 110/福岡 |
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誘導 | 紫原 政文 | 紫原 政文 |
地元で奮起する児玉碧衣に期待する
体調を崩し心配された1児玉。4月に入り玉野、松山で6連勝。特に松山では後続を千切っての11秒の捲りを連発、力強さが戻っていて地元戦だけに奮起駆けで押しきると見た。対する3坂口は今年に入り26勝し9回の優勝(ガールズコレクション優勝も含む)と抜群の成績は1児玉に迫る勢い。6石井も勝率90%は魅力だし、5尾方の一発も侮れない。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 児玉 碧衣 | 108 | 福岡 | 児玉 碧衣 108/福岡 |
2 | 2 | 久米 詩 | 116 | 静岡 | 久米 詩 116/静岡 |
3 | 3 | 坂口 楓華 | 112 | 愛知 | 坂口 楓華 112/愛知 |
4 | 4 | 吉川 美穂 | 120 | 和歌 | 吉川 美穂 120/和歌 |
5 | 5 | 尾方 真生 | 118 | 福岡 | 尾方 真生 118/福岡 |
6 | 6 | 石井 寛子 | 104 | 東京 | 石井 寛子 104/東京 |
7 | 柳原 真緒 | 114 | 福井 | 柳原 真緒 114/福井 |
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誘導 | 中村 良二 | 中村 良二 |
オールガールズクラシックは2日目を迎える。初日の最終レース、ティアラカップを振り返る。誘導が退避し緩んだところを児玉碧衣は見逃さなかった。前受けから先行した尾方真生もほぼほぼ同じタイミングだったがダッシュ力の違いでホームから捲って快勝した。マークした久米詩や切り替えて迫る坂口楓華をまったく寄せ付けずの逃げ切りは、本人も苦しんでいた時期があっただけに満足しているに違いない。今日の準決勝も気を引き締めて頑張って欲しい。私が現役を引退した次の年からガールズケイリンが始まった。引退後は自転車競技連盟の強化担当理事として、年一回開催されたガールズサマーキャンプのヘッドコーチを7年務めさせてもらった。今回、その時の参加メンバーも数多く今大会に出場している。當銘直美もその一人。いつもニコニコして、一生懸命練習する姿や、私に対し質問や会話を積極的にしていたことを良く覚えている。そんな彼女は今年に入り優勝5回と凄く充実していて、初日の予選も外並走から伸びて1着と引き続き好調で嬉しく感じた。今大会の走りを全国のファンにアピールして超一流の仲間入りをして欲しい。今日のハイライトは準決勝3個、2着権利(3着1人上がり)と厳しく狭き門。激戦で高レベルの女の戦いに期待したい。
吉川美穂の突き抜けに期待する
誰が勝ってもおかしくないメンバー。初日のティアラカップを見る限り1吉川の伸びは抜群で本命視する。1吉川は、昨年のG P 初出場し、今年の優勝3回は物足りないがビッグレースに強いイメージがする。前々から中団をキープし鋭脚を発揮し突き抜けると見た。一度は動いてレースを作る3鈴木も初日の気配は良く展開次第で伸びる。レース巧者5小林は前回の松山から伸びはないが安定感抜群。穴目は先行一車、7太田の逃げ切り。本来なら本命視したい2久米は前回の向日町、昨日の動きは悪く評価を下げた。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 吉川 美穂 | 120 | 和歌 | 吉川 美穂 120/和歌 |
2 | 2 | 久米 詩 | 116 | 静岡 | 久米 詩 116/静岡 |
3 | 3 | 鈴木 美教 | 112 | 静岡 | 鈴木 美教 112/静岡 |
4 | 4 | 吉村早耶香 | 112 | 静岡 | 吉村早耶香 112/静岡 |
5 | 5 | 小林 莉子 | 102 | 東京 | 小林 莉子 102/東京 |
6 | 6 | 中野 咲 | 110 | 愛知 | 中野 咲 110/愛知 |
7 | 太田 美穂 | 112 | 三重 | 太田 美穂 112/三重 |
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誘導 | 高比良 豪 | 高比良 豪 |
安定感抜群の坂口楓華が軸
今年に入り抜群の成績で久留米に乗り込んできた1坂口。ティアラカップは抜群のタイミングで児玉碧衣が仕掛け、その後ろをしっかりとキープし連絡みした動きは良かった。積極型がいないメンバーの中、駆けても粘れる強みがあるだけに軸視する。2石井は1坂口同様動きは悪くなく逆転も。7小林は鎖骨骨折の復帰2場所目、予選3着でギリギリの準決勝進出だけに奮起するか。マーク根性ある4當銘の2着付けが面白い。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 坂口 楓華 | 112 | 愛知 | 坂口 楓華 112/愛知 |
2 | 2 | 石井 寛子 | 104 | 東京 | 石井 寛子 104/東京 |
3 | 3 | 柳原 真緒 | 114 | 福井 | 柳原 真緒 114/福井 |
4 | 4 | 當銘 直美 | 114 | 愛知 | 當銘 直美 114/愛知 |
5 | 5 | 尾崎 睦 | 108 | 神奈 | 尾崎 睦 108/神奈 |
6 | 6 | 太田 瑛美 | 120 | 三重 | 太田 瑛美 120/三重 |
7 | 小林 優香 | 106 | 福岡 | 小林 優香 106/福岡 |
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誘導 | 中村 良二 | 中村 良二 |
復活した児玉碧衣の連勝濃厚
初日のティアラカップを制した1児玉の動きは軽快だ。先行する2尾方の仕掛けと同じタイミングではあったが、スピードの違いで捲って快勝した1児玉。積極タイプの2尾方と6日野がもがき合いをする展開を捲りで決着か。6日野の先行を2尾方が冷静に仕掛けられたら粘る。3飯田や5野口の自在性の動きも連候補か。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 児玉 碧衣 | 108 | 福岡 | 児玉 碧衣 108/福岡 |
2 | 2 | 尾方 真生 | 118 | 福岡 | 尾方 真生 118/福岡 |
3 | 3 | 飯田 風音 | 120 | 埼玉 | 飯田 風音 120/埼玉 |
4 | 4 | 石井 貴子 | 104 | 東京 | 石井 貴子 104/東京 |
5 | 5 | 野口諭実可 | 102 | 大分 | 野口諭実可 102/大分 |
6 | 6 | 日野 未来 | 114 | 奈良 | 日野 未来 114/奈良 |
7 | 細田 愛未 | 108 | 埼玉 | 細田 愛未 108/埼玉 |
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誘導 | 紫原 政文 | 紫原 政文 |
第2回オールガールズクラシックも決勝戦を迎える。準決勝を振り返る。10レースは、吉村早耶香の先行に久米詩が飛び付き番手捲り、終始マークの吉川美穂が差して1着。小林莉子が続き2着。久米が3着に粘って、初日の成績で久米が優出を決める。11レース、前受けから小林優香が逃げて當銘直美が番手捲りも、力強い仕掛けで混戦を断った尾崎睦に柳原真緒が続き決勝進出を決める。私が推していた當銘は微差で3着....惜しかった。人気を集めていた坂口楓華は消極的なレースで今年初の着外となった。12レースは児玉碧衣が日野未来の先行を11秒8の好タイムで捲り連勝。予想も出していた野口諭実可が並走も苦にせず児玉にしっかりと追走し優出を決めた。勝負根性ある野口にあっぱれと言いたい。さて決勝です。優勝を決めたらガールズG P 出場権利か与えられる。誰もが欲しい優勝だが、2日間の走りを見る限り、隙のない児玉の完全優勝にファンの期待が集中しそうだ。
地元尾方真生が悔しさを晴らす一撃
準決勝3着も初日の成績で優出叶わなかった1尾方。地元戦だけに奮起し、勝ちにこだわる捲りを決める。相手は自在性ある3細田か。積極的で内容が良い走りをする5日野も圏内。穴目は太田姉妹の連携で姉の6美穂が仕掛け妹の4瑛美の抜け出し。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 尾方 真生 | 118 | 福岡 | 尾方 真生 118/福岡 |
2 | 2 | 鈴木 美教 | 112 | 静岡 | 鈴木 美教 112/静岡 |
3 | 3 | 細田 愛未 | 108 | 埼玉 | 細田 愛未 108/埼玉 |
4 | 4 | 太田 瑛美 | 120 | 三重 | 太田 瑛美 120/三重 |
5 | 5 | 日野 未来 | 114 | 奈良 | 日野 未来 114/奈良 |
6 | 6 | 太田 美穂 | 112 | 三重 | 太田 美穂 112/三重 |
7 | 奥井 迪 | 106 | 東京 | 奥井 迪 106/東京 |
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誘導 | 高比良 豪 | 高比良 豪 |
総合力上位の坂口楓華が軸
今年初の着外となった2坂口、昨日は消極的なレースで決勝進出ならなかっただけに冷静な立ち回り白星で締める。連日、動き良い1當銘が自在性を発揮し迫る。実力ある6山原のスピードは魅力。穴目は渋い3飯田の2着付け。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 當銘 直美 | 114 | 愛知 | 當銘 直美 114/愛知 |
2 | 2 | 坂口 楓華 | 112 | 愛知 | 坂口 楓華 112/愛知 |
3 | 3 | 飯田 風音 | 120 | 埼玉 | 飯田 風音 120/埼玉 |
4 | 4 | 中野 咲 | 110 | 愛知 | 中野 咲 110/愛知 |
5 | 5 | 小林 優香 | 106 | 福岡 | 小林 優香 106/福岡 |
6 | 6 | 山原さくら | 104 | 高知 | 山原さくら 104/高知 |
7 | 杉浦 菜留 | 118 | 愛知 | 杉浦 菜留 118/愛知 |
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誘導 | 中村 良二 | 中村 良二 |
完璧な児玉碧衣が完全優勝を目指す
今年の2月に胃腸炎で体調を崩していた1児玉。本人の努力もあり4月に入り徐々に調子を戻し、地元開催迄に完璧に仕上げた。連日のスピードある捲りは、過去の調子良かった頃の1児玉にほぼほぼ戻っている。決勝メンバーに積極タイプがいないだけに、誘導が退避し緩んだところを1児玉が、ワンタイミング逃さず仕掛け押し切ると見た。次位候補は準決勝、並走も苦にせずしっかりと1児玉をマークし追走したガッツある6野口を推す。2吉川の連日の伸びは魅力あるし、動き良い3尾崎も圏内。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 児玉 碧衣 | 108 | 福岡 | 児玉 碧衣 108/福岡 |
2 | 2 | 吉川 美穂 | 120 | 和歌 | 吉川 美穂 120/和歌 |
3 | 3 | 尾崎 睦 | 108 | 神奈 | 尾崎 睦 108/神奈 |
4 | 4 | 柳原 真緒 | 114 | 福井 | 柳原 真緒 114/福井 |
5 | 5 | 小林 莉子 | 102 | 東京 | 小林 莉子 102/東京 |
6 | 6 | 野口諭実可 | 102 | 大分 | 野口諭実可 102/大分 |
7 | 久米 詩 | 116 | 静岡 | 久米 詩 116/静岡 |
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誘導 | 紫原 政文 | 紫原 政文 |
1960年生まれ。佐賀県武雄市出身。1979年デビュー(第43期)。通算535勝、高松宮記念杯競輪(GI)優勝2回、全日本選抜競輪(GI)優勝、GIII記念杯優勝49回の戦績を残し、中野浩一、井上茂徳とともに九州黄金時代を築いた競輪界のレジェンド。ライバルは現日本競輪選手養成所所長の滝澤正光。その気迫あふれる姿から『闘将』の異名を冠し、全国のファンから親しまれ愛された。2011年の引退後は、自転車競技連盟の理事として選手の強化育成の他、解説者やゲストとして競輪中継や番組にも出演している。
今年で12年を迎えるガールズケイリン。2回目となるオールガールズクラシックG 1が久留米の地で開催される。久留米と言えばレベルの高い選手が多く在籍しているが、その中でも3度のガールズG P を獲った児玉碧衣に注目する。昨年のG P ではナショナルチーム所属の佐藤水菜に力負けしたが、今年に入り9連勝と調子を上げて更に完璧を目指していたが、2月に入り胃腸炎を患い3場所の欠場。復帰戦の3月別府では未勝利、取手のガールズコレクションも見せ場なしの戦いで本人も苦しんでいたに違いない。しかし、少しずつではあるが4月の玉野で3連勝、松山では連日の11秒台のタイムの捲りで6連勝と自信に満ちた児玉らしいスピードが戻っていた。地元でのG 1の大一番にギリギリ間にあったと考えていい。その他、東京オリンピックに出場した小林優香や9連勝中の尾方真生も優勝に燃えているし地元開催を盛り上げてくれそう。