朝日新聞社杯競輪祭　著名人予想

今日から、今年最後のG1小倉ナイター競輪祭が始まる。私も競輪祭を20回連続出場で表彰されたほどよく走り、思い出ある大会だ。競輪祭は特別競輪の中でも数多く決勝進出したが、中野浩一さん、井上茂徳さんの二大スターの脇役として、また吉岡稔真のライン固めで頑張った事を思いだす。現在の競輪祭はGP出場の行方を占う上位の選手には大切な開催となる。GP当確ラインは脇本雄太、松浦悠士、古性優作、新田祐大、佐藤慎太郎、守澤太志、郡司浩平あたりまでで、私の孫弟子の山田庸平も賞金ランキング10位、最後の最後まで全力で頑張ってもらいたい。L級も、ガールズGP出場に上位選手の獲得賞金が接戦で、トライアルでの優勝者2名の出場権と少しでも賞金の上乗せしたい選手にとって激しい戦いが予想される。トライアルA(トパーズ)では世界選手権での銀メダリスト佐藤水菜(賞金17位)と東京オリンピック出場の小林優香(124位)が対戦する優勝争いも楽しみな一戦となる。

私の大好きな競輪祭が始まった。オープニングレースでは先行する吉田有希から切り替えた守澤太志がS S 班らしい伸びを披露し、眞杉匠、坂井洋の栃木勢もいいスピードを見せつけた。3レースの山崎芳仁が11秒1の捲りで勝利。彼が昔、競輪祭を獲った姿を思いだした。S 級メイン8レースは伊藤颯馬の動きが読めなかったのか脇本雄太が敗れ、思わぬ高配当にビックリした。後半戦のL 級は柳原真緒、児玉碧衣、太田りゆ、佐藤水菜といった実力者が勝ち、中でも太田(11秒5)の捲りのスピードは光っていた。２日目は残りの予選1とガールズ予選2が行われる。

競輪祭３日目を迎える。昨日は私が得意としているハサミ車券がS級(男子)8レース中、4レースで決まった。8レースは中本匠栄ー園田匠ー松浦悠士で入着し配当は低かったけど逆ハサミが決まった。地元九州勢を見れば北津留翼、山田英明は残念な結果に終わったが一次予選2で頑張って競輪祭を盛り上げて欲しい。毎日、私はSS班の動きに注目しているが、一走目を勝利した吉田拓矢、連勝を決めた平原康多、2着ではあったが郡司浩平や古性優作の動き。松浦悠士も九州勢を引き連れた勇気ある仕掛けは本当に素晴らしかった。L 級(ガールズ)は決勝2個レース共に実力者が揃い激しい戦いが予想されるが、児玉碧衣の3連覇や世界クラスに成長した佐藤水菜の走りに期待する。

競輪祭は前半戦の一次予選が終了し、ここから男の戦いが始まる。3日目、一次予選2の1レースては新山響平が吉田有希を突っ張り先行、なんと逃げ切りで連勝した。小倉ドームとの相性は抜群に良さそうだ。3レースの北津留翼は山口拳矢や深谷知広相手に逃げ切りと本当に素晴らしいレース内容で、地元ファンもおおいに喜び、声援を送っていた。S S 班では守澤太志、清水裕友、吉田拓矢が貫禄の走りで4日目のダイヤモンドレースに駒を進め、２日目に走り終えた平原康多、郡司浩平を含めたS S 班5人が勝ち上がった。そのダイヤモンドレースは新山と森田優弥とのもがき合いが予想され激しい戦いになるのは間違いない。シリーズ前半を盛り上げたガールズトライアルは児玉碧衣と佐藤水菜の優勝で幕を閉じた。佐藤は世界で戦って躍進したが、児玉はこれまで女王として頑張ってきて譲れないところもある。ガールズG P での対戦が待ち遠しい。

小倉ナイター競輪祭、最大の関門準決勝が行われる。先ずは4日目を振り返る。

二次予選Bでは賞金ランキング10位の山田庸平が捲りでGPの望みをつなげた。良い動きが出来ていただけに準決勝が楽しみだ。二次予選Aの北津留翼は一次予選2に引き続きの逃げ切りは凄かったが、それよりも番手園田匠が北津留にいったん離れ、最後まで諦めずに3着に入った走りには感動した。

後、脇本雄太が敗れる大波乱もあった。初日の動きに不安が残っていたが脇本なら・・・とファンは期待していただけに準決勝に脇本の名前がないのは残念だ。ダイヤモンドレースは郡司浩平が好位キープから捲って1着とさすがの動きだった。ただ目についたのは新山響平の動きの良さ、好調さとバンクの相性の良さもあって自信を持って走っているように見えるだけに準決勝も期待できる。

今日の準決勝27名から明日の決勝9名に絞られる。熱い戦いと隙のない動きで波乱もありそうな予感がする。