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2024年6月 2日 第67回 百万石賞(オナーコード賞)3歳上オープンサラ系3歳以上 別定 (金沢競馬) ツイート
金沢競馬 第11レース 史上初の4連覇に死角なし!ハクサンアマゾネス
"競馬カナザワ 大井 明洋"
かつては上がり馬・4歳馬が一時代を築いた王者を負かすことも多々あり「荒れる百万石賞」の異名。2100mに距離短縮後の過去8年もベテランと牝馬が高配当の立役者に。5年前に前哨戦の利家盃が新設された後も3着まで順当な決着はほとんどない。とはいえ、今年も独壇場が続く絶対女王ハクサンアマゾネスに死角は見当たらない。枠順や展開云々での崩れも考えにくく、利家盃に続く「4連覇」が濃厚。焦点は次位争い。レースの鍵は長距離実績豊富で積極策が理想アイアムレジェンドの動向。この馬が仕掛けて行くとなると、落ち着いた流れにはならないし、ズブさのあるテトラルキアとてある程度仕掛けてのレースをするはず。そうなると近年も見られる「差し・追込」が台頭と見た。該当はダイヤモンドライン、フォルベルール。この長距離適性も高い2頭を次位で狙ってみたい。
◎は(10)ハクサンアマゾネス。勝ち星のなかった放牧明けでも前々走を快勝し、7歳の今季も下降はないことを実証、前走の利家盃も他を問題にせず8馬身差。中間気配や追い切りからも更に感触アップで臨めそう。以前は課題のあったスタートも1900~2100mでは遅れるケースはほぼないし、目立つような新勢力の出現もない。どうしても逃げなくてはならない馬でもなく、どんな展開になっても対応できる。史上初の4連覇・重賞勝利数記録を更新は高確率。
○は(1)ダイヤモンドライン。サラ大賞典を勝った昨年3歳時は中3週以上かつ1700m以上が好走パターンだったが、今季は課題だった精神面の成長が大きく、間を割って鮮やかに抜け出した前走で中1週を克服。前々走・利家盃4着だが、2~3着とは外を回った分だけの差。中1週の3連戦目さえクリアできれば、ロスなく捌ける好枠でもあり楽しみ。
▲は(9)フォルベルール。追い切りもレースも乗り難しい気性。今春転入後は物足りなさが残るとはいえ2着・3着・2着と大崩れはしておらず、一昨年12月・川崎2100mのA2準重賞勝ちは2100mでアイアムレジェンドが相手。イレ込んだ前走名古屋遠征の疲れさえ残っていなければ、ベストの長距離戦で前進の差し込みも不思議ない。
△は(5)テトラルキア。昨年12月の中日杯2着馬。中央時の3勝・準オープン好走も2100m以上。前走敗戦は距離適性の差、そもそも適距離のここでピークに持ってくる算段だったはず。女王を逆転はともかく、ズブさを見せずに流れに乗れば上位争いは必至。
注は(7)エイシンアンヴァル。兵庫A1での良績は1700~2000m・ベスト戦法は逃げ。それは気性・跳びからも頷ける話で、前々走スプリングCのような短めの距離で先行激化の外々は本質的に向かず、2000mで無理なく運んだ前走2着が本来の走りと言える。再度揉まれずロスなく運べれば上位争い参戦。
穴は(8)アイアムレジェンド。川崎在籍時だが、ハイラップを刻む逃げで2021年・2022年とイヌワシ賞を連覇・2600mの北國王冠も3着と当地の長距離戦で良績を挙げていた馬が今春転入。攻め駆けしない気性の久々・距離不足の前走離された4着は度外視できるし、ひと叩きしてここも予定のローテ、ビシッと攻めて仕上げてきた。往時の走りまでは期待できないかもしれないが、持ち味の渋太さを生かせれば面白くなる。
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