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2024年4月22日 あすなろ杯(P)B B級C級サラ系一般 別定 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第12レース 昇級の壁なし キージョーカー
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
初日のメインは通常のB1特別(1着賞金90万円)に比べて2倍近い170万円が懸かったB級以下の準重賞・あすなろ杯。希望挑戦してきた4頭(賞金上位順にケンドチョウライ、キージョーカー、ロブロイズハート、テスティファイ)は当然いいところだが、その他にも昨秋にA3特別勝ちがあるミストラルウインド、中央1勝クラスからの転入初戦となるテイエムオードリーと長打を秘めた馬が複数いる。馬群を牽引してくれそうな馬もいてスローの上がり勝負の可能性は低そうだけに、展開次第で大半の馬に馬券圏内(3着以内)のチャンスがある難解な一戦となった。勢いを重視すればキージョーカー。中央1勝クラスからの転入であればC級では力上位は明白だが、2戦の時計、内容が秀逸で期待に違わぬもの。陣営は折り合い面から1500mにより適性を感じているようだが、B級ならばリズムさえ崩さなければ問題ないだろう。少なくとも連は外さないとみる。逆転候補としては理想の展開が描けるテスティファイ、叩き3走目で体調面の上積みが見込めるミストラルウインド、前走の勝ちっぷりを評価してケンドチョウライあたり。それぞれ粗さはあるが、◎が付け入るスキを見せれば形勢逆転の力がある。他では東京1600mを逃げ切った経歴を持つテイエムオードリー、初めての1700mが吉と出る可能性があるロブロイズハートに注目したい。
◎(7)キージョーカー…元中央1勝馬とあってC級スタートなら連勝は当然だが、その勝ちっぷりは上鞍でもと思わせる圧倒的なもの。前走の1分49秒3は同開催のA4組と0秒3差という優秀なもの。B級以下の準重賞なら十分にお釣りがくる勘定だ。この中間は目立った動きこそ見せていないが、乗り込みは順調で状態は高値で安定している。ハナでも良し差しても良しで展開不問なのは強み。ここも主力視が妥当だ。
○(11)テスティファイ…正月戦ではC17組を取りこぼしていた馬だが、一足飛びに出世を果たして、前走ではB1特別で見せ場十分の3着。当時より16キロも馬体が増えているが、それがそのままパワーアップに結び付いている印象だ。ハナに行くと直線で後続馬を待ってしまうタイプだけに、何かに行かせて好位から抜け出す策が理想。ここはコーリンバニラやキージョーカーがいて、しかも外枠を得た。一発があるか。
▲(1)ケンドチョウライ…以前から小柄でもハマれば切れ味を発揮する馬との印象だったが、テンションが上がりやすくて成績にもムラが。ただ、最近は精神面の成長が窺え、どスローの内々で動くに動けず終わった4走前を除けば安定した差し脚を繰り出している。前走は終始馬群に包まれる苦しい形ながら、4角で進路を確保するやズバッと差し込んだ。望月騎手も新人らしからぬ落ち着いた騎乗ぶりで怖さが充満。
△(6)ミストラルウインド…休み明けをひと叩きして降級と条件は良かったが、追い切りの動きからはまだ良化途上と思えただけに、4角では勝つかの場面があった前走は地力の成せる業だろう。流れが後続に味方しただけで、負けてなお強しを印象付けた。昨秋にはA3特別勝ちがあり、B級以下の準重賞なら引け目はない。追い切りの鋭い反応から前走以上の状態で臨めるのは確かで、仕掛けのタイミングさえ合えば。
×(2)テイエムオードリー…中央1勝は東京1600mでの逃げ切り。1勝クラスでの2着は芝2000mだが、芝ダート、距離の長短を問わず随所に先行力を発揮しているのは小回り馬場だけに心強い限り。中央最終戦から1カ月余での出走でも追い切りを2本消化するなど仕上がりは良好。まだ手探りの状況だけに過度の信頼はどうかだが、力さえ出せばあっさり勝っても驚けない。分からない面があるぶん押さえとしたが。
×(9)ロブロイズハート…3~2走前にC7組→B2特別と一気の条件強化にも臆することなく0秒4差に詰め寄ったことを考えると、C級に降格した前走が案外。とはいえ、前後半が51秒3-51秒4と先行馬に有利な流れだけに酌量の余地はある。末脚偏重型だけに展開に左右される面はあるが、1700mでゆったり追走できるのは悪くない。メリハリの利いたレースができれば上位争いに食い込んでもおかしくない。
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