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2024年1月 1日   弥富記念(P)3歳 オープンサラ系3歳 別定 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   生え抜き馬限定なら大威張り ミトノウォリアー
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg 新年初日の名古屋競馬のメインは次代を担う3歳馬たちの争い。名古屋所属馬、名古屋デビュー馬限定で、いわゆる生え抜き馬で行われる準重賞の弥富記念。ここはJRA認定競走のセレクトゴールドを勝っているウインジャックミトノウォリアーが一歩も二歩もリードの情勢だ。これら2頭の対戦成績は2勝1敗で後者に分があるが、これは前者に精神的な幼さが残っているため。陣営は手を変え品を変えで走る方に集中するよう創意工夫を凝らしているが、まだ不安定な面を残している。それに、寒い時季は若干苦手な様子もうかがえ、主役の座は好敵手に譲ることになりそうだ。ミトノウォリアーはネクストスター名古屋で僚馬ミトノユニヴァースに完敗を喫して夢がしぼみかけたが、ダートグレードの兵庫ジュニアグランプリで5着とJRA勢の牙城を崩して掲示板を確保する健闘をみせた。地元馬同士、しかも生え抜き馬限定なら負けられぬ心境だろう。この時期の3歳馬だけに思わぬポカがあるかもしれないが、その可能性は決して大きくなさそうな気がする。2頭の鞍上は岡部、丸野の両名手なので共倒れの公算は低く、あってもいずれか一方が崩れるケースだけ? その場合はハナを切れば簡単に止まらぬリンクビーナス、毎回的確な差し脚を繰り出すカピタンが割って入るか。ただし、これら2頭との比較ならソーラレイダイセントロワも大差はなく、現実的な狙いとして3着ぐらいはあってもいいだろう。

◎(1)ミトノウォリアー…デビューから新馬戦→若駒盃を連勝。認定戦を2着→1着としてこの世代でもトップランカーの一頭へ。ネクストスター名古屋では僚馬に完敗の格好も2着は死守。兵庫ジュニアグランプリではJRA勢2頭を負かしての5着は立派で、地元馬同士、しかも生え抜き馬限定なら断然の評価。レース巧者で最内枠も大きな不利になると思えず、ウインジャック以外に後塵を拝すとは思えない。

○(3)ウインジャック…このメンバーの中で唯一ミトノウォリアーを撃破した一頭。ネクストスター名古屋で思わぬ大敗を喫してからは被されるとモタつく悪癖を克服すべく試行錯誤を繰り返しているが、そんな中で2歳1組勝ち、ゴールドウィング賞4着は能力の高さを示すもの。ただ、夏場と違って寒くなってからは身のこなしが硬くなって本調子にはひと息。現状でライバルを再び撃破するのは難しいかもしれない。

▲(7)リンクビーナス…デビューから3連勝は900~920mでスピードと仕上がりの早さを生かしたもの。9月6日の認定戦では逃げ馬に有利な馬場を生かして2着と粘闘したが、それ以降は尻すぼみの戦績だ。最近の名古屋は逃げ馬に不利な傾向が続いており、ここでどこまでやれるか微妙だが、そういった状況下だけに逆にスイスイとノーマークで行ける可能性はあるか。大物食いがあるならこのケースだろう。

△(2)カピタン…新馬戦は1番人気ながら2着と苦杯を嘗めたが、2歳1組を連勝して認定戦で3着。ウインジャックとは0秒9差だった。その後は新たな強敵の参入もあって若干伸び悩みの情勢だが、前走で2歳1組を2着と存在感を示した。真っ向勝負では主力2頭に及ばないが、僅かにスキを見せれば的確な差し脚で割り込む構え。

×(9)ソーラレイ…新馬戦は6頭立てのしんがり人気で打っこ抜いた意外性のある馬だが、認定戦でもネクストスター名古屋を含む5戦で2着1回を含む掲示板4回はかなり優秀な部類だろう。現状は末一手で展開待ちというスタイルだが、10月以来の実戦で攻め馬の感触から若干馬体に余裕がうかがえた。当日までにうまく調整できればいいが、大幅増なら割り引きが必要かも。当日のパドック気配は要チェックしたい。

×(6)ダイセントロワ…7戦1勝の戦績は生え抜き馬の中でもさほど目立つものではないが、気性的な難しさを垣間見せてレースぶりは粗削りそのもの。うまく心身のバランスが整えば大化けする可能性を秘めた馬だろう。それが今回かと問われれば答えに窮するが、密かに温めておきたいそんな一頭。きっかけ一つの気がするので、これまでよりも対戦相手のレベルが上がれば、うまくためが利いての一発がないか。

おすすめ買い目

馬単 1→3 3→1 1→7 1→2 1→9 1→6

 

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