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2023年11月 3日   JBCスプリント (大井競馬)  

大井競馬   第10レース   今年のスピード王はリメイク
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

14-2_ooikeiba.jpg【中央所属馬の評価】

 リメイクは盛岡のクラスターカップでイン強襲、ドンフランキーを瞬時に捕らえて交わした。高速馬場だったが上がり33秒5は芝並みのタイムで、ダートとしては驚異的。その後韓国に遠征しレコード勝ち。大井は初コース。前開催までの馬場ならほぼ鉄板評価も、白い砂への対応がカギとなる。

 リュウノユキナは東京スプリント2勝を含む大井1200m【2-3-0-0】の実績。前走の東京盃でもドンフランキーのレコード決着を渋太く伸びて連対を確保した。大井1200mでは展開、馬場など条件不問。連軸向きの安定感。

 ケイアイドリーの前走東京盃は、放牧明けで道中反応が鈍かった。今春東京スプリントでリュウノユキナの2着、黒船賞での走りからも、広いコース、長い直線が合う。叩かれた上積みが期待できるし、流れにのって一変も可能。

 ダンシングプリンスは昨年の盛岡JBCスプリント勝ち馬。先手の利、高速馬場を割り引いても、ごく素直にスピードNo.1の評価でいい。休み明けだが仕上がり早で、今回大井コースは初めてだけに、コース適性と展開がカギを握るだろう。

 バスラットレオンはドバイ、イギリス、フランス、サウジ、韓国と豊富な海外経験、地方競馬もさきたま杯3着があり、初コースが不利になるようなタイプでもない。スワンSの予定をここに変更。その分乗り込みは十分だ。

 ラプタスはダートグレード競走5勝の実績馬。大井1200mも東京盃4着があり、その当時大外枠から逃げて粘った。7歳となり人気も落ちてきたが、逆に今回ノンプレッシャーの怖さもある。

 モズメイメイはJRA重賞2勝の快速牝馬で今回初ダート。補欠からの繰り上がり出走で、本来の能力は別として、条件が厳しい。

【地方所属馬の評価】

 イグナイターはさきたま杯で狭い馬群を鋭く割ってJpnIIに勝利。南部杯2着確保からもいよいよGI(JpnI)に王手をかけた。大井コースは【0-2-0-1】で、【0-0-0-1】の1200m対応が今回のテーマだろう。

 ジャスティンは7歳になるが快速ぶりは健在。アフター5スター賞2着、東京盃3着とあらためて大井1200m適性を実証した。好調時は先行、まくりと自在に動けるタイプだし、今回3戦目の騎乗となる森泰斗騎手にも期待がかかる。

 ギシギシは前走東京盃4着。結果まくってきたドンフランキーが強すぎたという印象。以前のようなスピードで押し切るレースから、差す競馬への対応もすでに習得しているし、今回流れをみつつ自在か。鞍上には復帰の矢野騎手。

 アルカウンは2走前のベイスプリントで勝利。その時は最低人気で、よもやの逃げ切り勝ち。前走東京盃13着からも、ダートグレード競走で通用する能力は想像しづらい。苦戦覚悟か。

 ゴッドセレクションは兵庫チャンピオンシップ、ジャパンダートダービーでいずれも2着の実績。以降休み休み使われつつも大敗続きで、今回長期休養明けの転入初戦になるが状態に不安がある。ひとまず試走か。

 ジュランビルのJRA良績は芝が大半も、3勝クラスの天王寺S(ダート1400m)に勝っている。。地方移籍後は【1-2-2-7】で、佐賀ヴィーナスカップに勝ち、兵庫サマークイーン賞2着も、前走レディスプレリュードで10着大敗。今回牡馬一線級相手だけに、厳しいレースになりそうだ。

 スタードラマーは放牧前の前走盛岡・ハヤテスプリント快勝。優駿スプリント7着が能力基準になるが、1分13秒0ではさらにタイムを詰める必要がある。3歳馬だけにここは経験を積むレースか。

 マックスは今季1200m戦にシフトが成功。前2走、アフター5スター賞3着(1分11秒1)、東京盃5着(1分11秒2)からはダートグレード競走にも十分なメド立った。レース上手だけに吉原騎手のマジックに期待。

【解説者の予想】

 東京盃勝ち馬ドンフランキー不在だが、東京盃組を中心に快速馬がそろった。
 中心はリメイク。デビュー時から1400m路線で活躍した馬だが、初の1200m戦となった昨年12月のカペラSを強烈な末脚で圧勝。サウジ、ドバイ遠征は3、5着と敗れたが、前2戦は盛岡、韓国の1200m戦を連勝。特に盛岡のクラスターCでは上がり3ハロン33秒5、勝ちパターンに持ち込んだドンフランキーをインコースから並ぶ間もなく交わした。今回初コースでも国内外問わず遠征慣れしている馬だし、むしろコース形態からは高い適性を示すはず。
 リュウノユキナは東京盃で最内枠から勝負どころで外めに持ち出し前を追ったが、勝ち馬には0秒2差及ばずの2着。とはいえ相手は不良馬場でコースレコード更新の逃げ切りで打つ手なし。自身はこれで国内ダート1200mの連続複勝圏内を18にのばしたが、8歳を迎えてもコース、馬場問わず結果を出す安定感ある。特にこの大井1200mは【2-3-0-0】と連対パーフェクト。最も計算が出来る馬。
 イグナイターは地方勢の実績最上位。ダートグレード競走3勝、前走も勝ち馬には大差離されたとはいえ南部杯2着と地方馬では現役トップクラスの戦績を誇る。ベストの舞台は1400mで1200mは若干短いイメージだが、底力でどこまで克服できるかがカギ。
 大井1200mという舞台でみれば東京盃3、4着のジャスティンギシギシにも当然脈はある。2着リュウノユキナとはそれぞれ0秒3、0秒4差だが、馬場状態や展開ひとつで逆転も可能な差。地元勢の大金星にも要注意。
 ケイアイドリーは休み明けの東京盃9着から、叩いた効果でどこまで変わってくるか。前走からは良馬場の方がよさそうだ。
 JBCスプリント連覇を目指すダンシングプリンスは北海道スプリントC以来の休み明け。当時5着に終わったが、GI馬らしく59キロの酷量を背負っていただけに仕方ない面もある。右回り自体は実績あるし、仕上がりよければ定量戦でスピード全開も。

◎(11)リメイク
○(5)リュウノユキナ
▲(8)イグナイター
△(10)ジャスティン
△(3)ケイアイドリー
△(1)ギシギシ
△(15)ダンシングプリンス

おすすめ買い目

馬単 11→5 5→11 11→8 8→11 11→10 10→11 5→8 8→5 11→3 11→1

 

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