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2023年10月 4日 東京盃 (大井競馬) ツイート
大井競馬 第11レース JBCスプリントに向け、重要な前哨戦
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬
【中央所属馬の評価】
ドンフランキーは前走クラスターC2着。初挑戦のダートグレード競走で徹底先行、勝ったリメイクの33秒4という驚異的な上がりに最後屈したが、ゴール寸前まで踏ん張った。580~590キロ級の大型馬ながら反応は鋭く、抜群の加速力を持っている。スピード、馬格ともに大井向きのイメージ。
リュウノユキナはダートグレード競走の短距離路線で【3-2-2-1】。大井1200mに限れば【2-2-0-0】と4戦すべて連対を果たしている。レースぶりに自在性あり、どのような展開にでも対応できる実戦派。8歳ながらトップレベルをキープしており信頼度が高い。
ケイアイドリーは前走の北海道スプリントが重賞初制覇。昨年末から本格的にスプリント路線に転向し、1200mでは近4戦【3-1-0-0】と高いスプリント適性を示している。今春の東京スプリントでは初コースながらリュウノユキナから3/4差の2着と健闘。2度目で期待は高まる。
ヘリオスは重賞未勝利ながら昨秋の南部杯などダートグレード競走で2着5回、同じく昨年秋のJBCスプリントなど3着2回の実績。JRAで1200m3勝、過去10競馬場踏破のキャリアも強調できる。かきつばた記念、サマーチャンピオンでハンデ58.5キロは見込まれた分不利ではあったが、ここは別定56キロ。武豊騎手続投で初重賞制覇の期待。
オマツリオトコは昨年暮れの全日本2歳優駿でデルマソトガケにクビ差2着。前走佐賀のサマーチャンピオンで2着と好走し、再び軌道に乗ってきた。JRA新馬1000m圧勝のスピード。まだまだ成長が見込める3歳馬。
【地方所属馬の評価】
エアアルマスは今春の東京スプリント4着、上がり35秒1はメンバー最速だった。今回放牧明けの8歳馬でも、条件自体は悪くない。砂を被ると良くないだけに、2番枠はどうか。混戦で穴なら。
ジャスティンは4歳時にこのレースを制している。良馬場1分10秒8は好タイムで、ブルドッグボスなど相手も強敵ぞろいだった。アフター5スター賞ではギシギシに真っ向勝負を挑み、同タイム、クビ差の2着と十分なメドが立った。鞍上は2度目になるし、型通りの良化なら完全復活も。
ギシギシの前走アフター5スター賞では、理想的な抜け出しをはかったジャスティンを外から一気に強襲V。昨年5着の時とはレースぶりに幅が出てきた印象。主戦矢野騎手負傷で笹川騎手が続けて騎乗は好材料だ。
アポロビビのJRA6勝はすべて1200m。地方移籍後【0-1-0-7】ながら末脚は存在感ある。無欲で乗れば混戦で浮上の可能性は十分ある。
マックスは前走初重賞挑戦のアフター5スター賞をクビ+ハナ差の3着。今季1200m路線シフトして新境地をみせている。瞬発力は互角だし、吉原騎手起用は期待が大きい。
金沢のアルカウンは前走名古屋のベイスプリントは12番人気で逃げ切り勝ち。金沢B級と格下だけに厳しいレースになりそうだが、「行ってナンボの馬」「展開を壊すつもりで行く」と徹底先行宣言。レースのカギを握るかもしれない存在。
ショウナンバルディはJRA6勝、21年中日新聞杯で後に京都記念を逃げ切るアフリカンゴールドを破った重賞ウイナーだが、今回7歳にして初ダート。しかも障害を経ての転入。距離、ダートに不安あり、叩かれてからか。
マーチリリーはJRA3勝、中山1200m1分10秒3と本質的にスプリンターだが、このメンバーに入ると実績面では格下評価。厳しいレースになりそうだ。
【解説者の予想】
今年は2020年以来のJBC大井開催。例年もスプリントの前哨戦とはいえ、同舞台で行われる今年は、より重要性が増す。
クラスターカップ2着のドンフランキーが中心。勝ち馬リメイクに芝なみの決め手(上がり3ハロン33秒5)を使われては相手が悪かったのひと言しかないが、快調な逃げでレースは好内容だった。ベストは過去6勝中5勝の1400mだが、1200mのスピード決着にも対応できたことは収穫が大きい。初ナイターを苦にしなければ今回も勝ち負け。
リュウノユキナは21年以降17戦して重賞3勝を含む【5-8-2-2】、4着以下は1400mの金沢JBCスプリントと3走前のリヤドダートスプリントのみで、国内ダート1200mではコースを問わず抜群の安定感を誇っている。特にこの大井1200mは【2-2-0-0】で、持ちタイムも今回メンバー中No.1と最も力を発揮出来るコース。4歳2頭に大きく先着された前走のクラスターC3着も4か月ぶりの実戦なら上々の滑り出し。叩き2戦目でベスト条件なら、前走以上のパフォーマンスは間違いなし。
エアアルマスは根岸S後に転入し、初戦の東京スプリントではリュウノユキナ、ケイアイドリー、オーロラテソーロに次ぐ4着で、ギシギシに先着している。トップの別定57キロを背負い、勝ち馬から0.5秒差なら地方勢の大将格であることは間違いない。砂を被らずスムーズなレースが出来れば上位争い。
ケイアイドリーは今春の東京スプリントでリュウノユキナから3/4馬身差2着、続く北海道スプリントで重賞初制覇。今年からダートグレード競走参入だが、父エスポワールシチーらしく躍動をみせている。休み明けの大型馬で仕上がりがカギも動ける態勢なら。
アフター5で難関屈指の快速馬ギシギシとタイム差なしの競馬をみせたジャスティンは、休み明け、転入初戦だったことを考えれば、上々の滑り出しといえる。別定57キロは見込まれたが、叩かれての変わり身に期待。
前走アフター5スター賞で久々の勝利をあげたギシギシは、昨年と同ローテだが臨戦過程では今年のほうが断然上に思えるし、ここも好勝負可能だ。
ヘリオスは今回久々の1200mだが、過去3勝で昨年の盛岡JBCスプリント3着とスピード面は問題なし。今回斤量56キロで出られる点も好材料だ。
◎(12)ドンフランキー
○(1)リュウノユキナ
▲(2)エアアルマス
△(8)ケイアイドリー
△(5)ジャスティン
△(4)ギシギシ
△(10)ヘリオス
おすすめ買い目
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