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2023年6月14日   関東オークス (川崎競馬)  

川崎競馬   第11レース   3歳女王は夜空に輝くメイショウオーロラ
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

15-1_kawasaki.jpg【中央所属馬の評価】

 メイショウオーロラはデビュー戦、2戦目とダートで連勝。前走兵庫チャンピオンシップはハナ切ってマイペースのミトノオーを2番手から追いかけるが、最後キリンジに交わされ、さらに大きく離されての3着だったが、昨年もノットゥルノやコンシリエーレ、ドライスタウトらが大きく離されて敗れた後も活躍しているように、それほど悲観するものでもない。距離延長、牝馬同士なら巻き返し十分。

 フェブランシェは芝1800mの新馬戦で5着した後、ダート1800mで2連勝。タイム短縮、外々を回り最後突き抜けた前走は、結果ハナ差ながら着差以上の強さをみせた。中山牝馬Sに勝ったスルーセブンシーズ、摂津盃に勝ったシェダル、紫苑Sに勝ったパッシングスルーなど、きょうだいに重賞勝ち馬が多い。ルメール騎手はクイーンマンボでこのレースを勝っている。

 クレメダンジュはデビューから5戦すべてダート1800mで【2-2-0-1】。息の長い末脚が特徴で、兄にきさらぎ賞勝ち馬のコルテジアがいる。左回りは新潟で2着あり。距離延長は歓迎だし、混戦になれば浮上も。。

 パライバトルマリンはデビュー以来ダート1600mで3戦し、1・4・1着。前走の1分36秒7は同日のオアシスS(1分36秒3)と差がない好タイムをマーク。逃げて最後尽きたものの、最後の接戦を制したレースぶりと勝負根性にも期待感ある。外国産馬だが、血統的にはスピードある中距離馬で、2100mがカギか。

【地方所属馬の評価】

 東京プリンセス賞馬サーフズアップは、デビュー通算【3-4-1-0】と未だ馬券圏内を外していない高い安定感がある。東京プリンセス賞はメイドイットマム、ボヌールバローズらを力勝負で逆転。ここはペースも速くなるだろうし、JRA勢相手にどんなレースをしてくれるか楽しみ。

 桜花賞馬メイドイットマムの前走東京プリンセス賞での敗戦(3着)をどうみるかだろう。息の長い末脚あり、川崎2100mも血統的には問題ないが、やはり流れに乗れるかどうかがカギになるだろう。

 フークエンジェルは桜花賞、東京プリンセスを3、5着と勝てないまでも上位争いを演じてきた。ともに上がりは勝ち馬をしのいだ。440~450キロ台と小柄な方だが、JRAのクイーンCでは上がり第2位の34.2をマークするなど、末はしっかりしている。

 ワイズゴールドはここ2戦遠征競馬で、水沢の留守杯日高賞1着、園田ののじぎく賞3着と。小回りコースの先行力勝負タイプだが、大井の桃花賞で上がり1位(2着)をマークしたように、案外2100m、直線の長い川崎コースもこなせる感触。

 コアリオの前走東京プリンセス賞は、5番人気に推されたものの、道中5番手追走から伸びず8着。距離延びていいモンテロッソ産駒だが、現時点では重賞級には壁がある印象。初コースも微妙なだけに善戦目標。

 スギノプリンセスはホッカイドウ競馬で【4-2-0-2】、ブロッサムカップ勝ちもあるが、転入後3戦は振るわず。折り合いに苦しんでいるし、レース振りの良化がカギになるだろう。

 ベストホリデーは前走初重賞の東京プリンセス賞で6着は善戦だが、ゲート難がいっこうに解消しない。自ら動けず展開頼みな点も弱い。恵まれて入着級だろう。

 マインドユアミモザはデビュー3戦目で初勝利も、以降一進一退の近況。前走のカサブランカ特別も少頭数の2000mだったが、すんなり先行も終い伸びず。厳しいレースになりそうだ。

 兵庫のマルグリッドはホッカイドウ競馬、兵庫、佐賀で【4-4-1-2】。ル・プランタン賞に勝ち、のじぎく賞2着と、実戦タイプというイメージ。ここはこれまでと異なり厳しい条件だが自在性いかせれば。

【解説者の予想】

 3歳牝馬限定戦ならメイショウオーロラにもチャンスはありそう。前走兵庫チャンピオンシップは3着とは、勝ったミトノオーから16馬身差と大きく離されたが、果敢にミトノオーを追いかけたレース振りは生きるはず。昨年の兵庫チャンピオンシップで、勝ったブリッツファングから8馬身離された2着のノットゥルノが、続くジャパンダートダービーを制しているように、園田コースの特殊性と考えれば、巻き返しの余地は十分あるはず。
 ダート2戦2勝のフェブランシェも、2走前の初ダートを難なく克服し、道中2番手から抜群の手ごたえで抜け出し2着馬に7馬身差の圧勝。続く2戦目の前走では前を行く2着馬を最後ハナ差だけ捕らえて勝負強さもみせた。頭の高い走法からもまだ未完成の感は大きく、520キロの超大型牝馬で今回は小回りコースへの対応がカギも、スケールの大きさを感じる。前走に引き続きルメール騎手鞍上は魅力が大きい。
 クレメダンジュは父ラニ譲りの末脚が身上。雨が続いて逃げ先行有利な馬場だけに、道中置かれすぎると不安あるが、前を射程圏に入れ勝負どころでまくりぎみに動ける展開になれば勝機も。
 桜花賞2着、東京プリンセス賞で逆転勝利のサーフズアップは、相手なりに走れる競馬センスの高さが特長で、JRA勢が加わっても臆するところはないはず。川崎コース経験ずみの強みを生かして上位食い込みを狙いたい。
 スケール感でいえばパライバトルマリンも見劣りはしない。逃げ戦法で上がりも最速マークと楽々押し切ったデビュー戦。続く2戦目は4着と取りこぼしたが20キロ増はさすがに重かった感じで、再び調整を挟み12キロ絞った前走は最後ハナ差とはいえ押し切り勝ち。まだハナにこだわりそうな面はあるが、道中ばらけるダートグレード競走ならマイナス面も少ないか。
 桜花賞馬メイドイットマムは東京プリンセス賞では本来の爆発力が影を潜め3着敗退。結果的に最内枠で砂をかぶる展開が厳しかったが、スムーズな競馬なら見限れない。

◎(11)メイショウオーロラ
○(13)フェブランシェ
▲(3)クレメダンジュ
△(2)サーフズアップ
△(10)パライバトルマリン
△(9)メイドイットマム

おすすめ買い目

馬単 11→13 13→11 11→3 3→11 11→2 2→11 13→3 3→13 11→10 11→9

 

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