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2023年6月 4日   第66回 百万石賞(イスラボニータ賞)3歳以上オープンサラ系3歳以上 別定 (金沢競馬)  

金沢競馬   第12レース   女王の3連覇阻止に燃えるトランスナショナル
"競馬カナザワ 大井 明洋"

5-4_kanazawa.jpgかつては上がり馬・4歳馬が一時代を築いた王者を負かし、2100メートルに短縮後の過去7年は1900メートルスプリングC勝ち馬は③②②②③②②着、ここ2年以外はベテランが高配使者に。4年前に前哨戦のトライアル・利家盃が新設された後も3連単に関しては順当な決着と言えず、一筋縄ではいかない「荒れる百万石賞」の異名を持つ春の大一番。今季1900m以上の路線は女王ハクサンアマゾネスの独壇場で、このメンバーの大半は圧倒済みだけに不動の中心となるはずだが、特に気配的な問題はないとはいえ、いつもの重賞時とは違う調整で臨む点に付け入る隙がないか。今季未対戦馬の参戦で展開が変わってどうなるかもポイント。あえて別の馬を狙ってみたい。元中央オープン馬でもあるトランスナショナルは本来もっと動いていい実力で、前走・利家盃2着は苦手の不良馬場。1秒5もの大きな差があったとはいえ、転入後一番の気配にも映る点でも今度は違った競馬になっていいはずだ。佐藤厩舎勢のガムランスギノグローアップも快走十分。特に長距離重賞で良績ある地力十分スギノグローアップの走りがこのレースの鍵になりそう。前回で逃げたソーラーフレアの動向も気になるところ。大荒れまではないと見るが、様々な可能性を探ってみたい一戦ではある。

◎は(11)トランスナショナル。中央オープンから転入後、笠松遠征7着→当地3着・1着・2着だが、これが本来の走りとは思えない。絞り込んで臨んだ利家盃は完敗かつ3着馬より中身は劣る内容だったが、走法などからああいった不良馬場は苦手。徐々に陣営も手の内に入ってきて、2組とはいえ強かった前々走のイメージで今度は仕上げを進めた。その効果で体つきは良く映るし、前日から天候も回復して稍重より乾けば走りが大きく変わって不思議ない。

〇は(7)ハクサンアマゾネス。言うまでもない金沢の絶対女王。ここ2年より体つきなどもいいくらいで、至って順調な様子の今季は体調面の不安もない。いつもの4日前にビシッと追い切り調整法ではない点がどう出るかだけ。スタートを決めて主導権を握れば、まず崩れる要素はない。

▲は(10)ガムラン。再転入の4月以降は一戦毎に本調子を取り戻し、抜群の追い切りも披露した前走は強い内容。中央1勝クラス好走が1800mで、距離延長も特に心配ない。目下の状態、立ち回りの上手さを思うと、上記2頭との力関係だけ。

△は(9)スギノグローアップ。東京記念3着もある大井時の2020年には当地2600m北國王冠を制覇、昨年は利家盃2着。B1の1400mを連勝しての参戦だが、むしろここが適舞台と言える古豪。今季、女王と未対戦の点でも魅力あり。

注は(8)ソーラーフレア。2開催の休み明けで少し体に余裕あった前走は2着に敗れたが、新コンビ中島騎手と逃げの手に出て新味を見せたし、課題の折り合い面も気にならなかった。あの走りなら戦績的に微妙な距離延長も問題なさそうで、もちろんここ目標の仕上げのはず。中央3勝クラス好走と地力も十分、新戦法で女王に再挑戦は見もの。

おすすめ買い目

馬単 11→7 7→11 11→10 11→9 11→8 10→11

 

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