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2023年5月31日   第53回 東海ダービー(SP1)(ホッコータルマエ3歳 オープンサラ系3歳 別定 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   無敗のダービー馬誕生へ セブンカラーズ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-3_nagoya.jpg 地方競馬ダービーシリーズ2023の2戦目は東海地区、名古屋の東海ダービー。シリーズ8戦の中でもおそらく一番本命馬が堅そうなレースだ。デビューから7戦全勝のセブンカラーズがそれだが、今期3戦の着差が2秒5、1秒2、2秒8差と圧倒的なもので、新たなライバルと呼べる存在も見当たらない。駿蹄賞をスキップしてダービー一本で調整されてきたのも好感が持てる。1週前に半マイル48秒台の猛時計、今週も3ハロン38秒0の好時計をマークして川西師の青写真通りの仕上げで臨めるだけに、栄冠へ一直線に昇り詰めそうだ。これに鈴を付けに行くのは駿蹄賞勝ちのリストンだろうが、スプリングカップの1秒3差を逆転するのは至難の業か。無理に勝利を欲すれば次位も失う羽目になりかねない。ベテランの丸野騎手ならその辺りの加減は心得たもので、大崩れするとは考えづらい。ここに来て急上昇を遂げるマロンアイスが割り込めるかどうか。この2頭の争いがモツれた時にのみペップセマイネルナラティヴが3着に浮上する余地がある。端的に言えば②→⑨→③が60%、②→③→⑨が30%、⑪と⑧が3着に入るのが残りの10%といった塩梅か。

◎(2)セブンカラーズ…4戦全勝でゴールドウィング賞を制して2歳王者に輝くと、今期は2月の梅桜賞での早い始動となったが、ここで初めて控える競馬を試みて2秒5差の大勝。一介の逃げ馬でないことを証明した。続くスプリングカップではダートグレード3着の強豪を難なく退けてみせた。東海クイーンカップ→東海ダービーの異例のローテを選択したのも確実にダービーを勝つための戦術で、ここに向けての調整に抜かりはない。あとは無事に回ってくれば自ずと結果はついてきそうだ。

○(9)リストン…道営オープン勝ちの戦歴通り、転入後は5戦4勝の高確率。東海地区所属馬で先着を許したのはセブンカラーズだけだ。笠松・新緑賞→駿蹄賞と重賞を連覇して勢いを持って再び絶対王者に挑むことになるが、先のスプリングカップの1秒3差を埋めるのは決して容易ではない? 次位で良しの戦術をとれば2着は堅守しそうだが、勝ちにこだわれば他馬に食い込む余地を与えることになるかも。

▲(3)マロンアイス…転入当初は粗削りで2戦目以降は2着が3回も続いたが、3月の中央交流戦で再浮上の契機をつかむと、2組を勝ち上がったばかりで臨んだ駿蹄賞で2着。4角ではNo.2のリストンに並びかける見せ場十分の内容。この中間はさらに動きにキレを増して、2週連続で猛稽古を消化。陣営がオーバーワークを危惧するぐらいで、ここに来ての上昇度では際立つ存在だ。川西勢のワンツーも夢ではない?

△(11)ペップセ…冬期休催の金沢からの移籍馬だが、一戦ごとに良化を辿って1組→ドリーム戦と連勝を飾るなどここへ来て頭角を現してきた。ハイラップを積極的に追い掛けて抜け出すレースぶりは小柄でもなかなかパンチのある内容だ。スプリングカップ9着、若草賞8着と重賞では結果が出ていないが、今なら違った答えが出ても。

×(8)マイネルナラティヴ…転入後(3112)の成績はここに入ると目立つものではないが、3走前の中央交流戦勝ちは秀逸。前走の1組ではひとマクりで5馬身抜けた。あまり強い調教を施すとレースに影響するが、随分とたくましさを増した印象。駿蹄賞4着ながら2着馬との1秒2差を詰めるのは容易でないが、展開利があれば。

おすすめ買い目

馬単 2→9 2→3 2→11 2→8

 

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