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2023年5月14日 第31回 北日本新聞杯【石川ダービートライアル】3歳サラ系3歳 定量 (金沢競馬) ツイート
金沢競馬 第11レース 一刀両断の末脚に期待!ノブノビスケッツ
"競馬カナザワ 大井 明洋"
3歳重賞「一冠目」。(石川ダービーは3開催後の6月27日)。近年は人気馬が勝っているものの、2~3着に人気薄の浮上が多々。また、連対馬は前走1着か2着という傾向あり、好成績かつ成長の余地を残している馬に要警戒。この世代には無敗の最強馬ショウガタップリがいるものの、前開催を勝ってここをパス。どの馬が勝っても不思議ない状況になったことで、6年ぶりのフルゲートに。結論はここ照準の牡馬重視。2才時から能力を示して前走1組快勝して臨むノブノビスケッツ、マリンデュンデュンで◎は迷ったが、ある程度流れるペースを想定すると、距離や展開的にノブノビスケッツの方に魅力を感じる。もちろん、今季連勝が強いマリンデュンデュンの先行押し切りも十二分。3連勝中ボストンコモンも初の一線級相手だが一発十分の末脚威力。前走でショウガタップリを苦しめたスカイピースも展開一つで勝利に手が届く存在。ダイヤモンドライン、エムオージェネラルも連対圏内の能力・実績。以下にも怖い存在はおり、とにかく絞り込みが難しい一戦だ。
◎は(5)ノブノビスケッツ。今季は始動が遅れたものの、叩き台的な一戦だった前走1700mを快勝し、世代トップレベルの能力を再認識。中3週でここへは予定通り、中間の感触も明らかに良くなっている。あとは昨年ヤングチャンピオンの敗因となったイレ込み。その辺りは対策を講じており、力発揮に支障はないと信じたい。ペースや隊列に応じて、どこからでも動いていけるはず。
〇は(10)マリンデュンデュン。昨季は2敗を喫したが、休養で立て直して今春は圧倒的な好時計の連勝。デビュー当初の強さが戻ってきた。気性的にも仕上がり的にも2開催パスしての臨戦は大きな問題ではないはずで、今回の鍵は初距離克服と展開になるが、一連の走りなら1700mまでは苦にすると思えず、他の有力馬は差しタイプ。逃げる自分の競馬に持ち込んで戴冠を狙う。
▲は(1)ボストンコモン。ショウガタップリ陣営はこの重賞を本馬に任せた意図もあるだろう。とにかく末脚の威力が素晴らしい3連勝。出遅れて後方からは覚悟すべきだが、スケールの大きい馬体と走り、初の一線級相手でも通用するはず。
△は(6)スカイピース。前々走の転入初戦1700mは向正面大外から猛チャージもノブノビスケッツに及ばず2着だったが、馬体減・攻めセーブ。逃げの手には驚いたものの攻め強化で上積みあった前走・牝馬重賞は無敗王者を苦しめ、走力を上げてきた。中身の濃い転入後2着・2着内容は牡馬相手でも勝って不思議ないレベル。3連戦目の消耗さえなければ好戦。
注は(9)ダイヤモンドライン。昨季重賞2着2回、ヤングチャンピオンで距離も克服済み。離されすぎたここ2走とエキサイトしやすい気性の中1週がどうかだが、能力は当地トップ級で、スタートさえ決まれば立ち回りも上手。力発揮なら差はない。
穴は(4)エムオージェネラル。道営時はノブノビスケッツに先着歴もあるし、1700mでオープン好走も。ここ2走で早目に動くと良くないことが分かったはずで、開幕勝ちと同じ思い切った待機策か。調整法も工夫しており、突入も不思議ない能力値。
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