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2023年5月 2日   第25回 かきつばた記念JpnIII オープンサラ系4歳以上 ハンデ (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   馬券の中心はコレだ ヘリオス
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-3_nagoya.jpg この日のメインはJpnIIIのかきつばた記念。昨年のこのレースは兵庫・イグナイターが56キロの斤量で快勝したが、同馬は1つ前のレース(黒船賞)で既に中央馬を撃破しており、いくらハンデ差があると言っても一介の地方馬では勝ち負けするのは至難の業だろう。基本は中央馬の順番当てで良さそうだ。とはいえ、さすがに61キロの酷量を背負うテイエムサウスダンは交流重賞4勝の実績を踏まえても掲示板が一杯では。おそらく人気を集めるのはGIフェブラリーSで2番人気に推されて0秒7差4着と存在感を示したドライスタウト、これと同期でダートに転じて5戦4勝とまだ底を見せていないウィルソンテソーロ、そして昨年のこのレースの2着馬で黒船賞2着で軌道を修正できたヘリオスだろう。1着の可能性ではドライスタウトウィルソンテソーロの4歳勢だが、3着内率の観点ではヘリオスといった塩梅で、どちらを選択するかはファン各位の馬券作戦ということになりそう。その他の馬では展開の鍵を握るデュアリストが挙げられるが、ワンターンの1200mが主戦場だけに、周回コースの1500mではアテにしづらいというのが本音。これとの比較では川崎・ルーチェドーロや兵庫・コウエイアンカも大きな見劣りはない。力的には前者だが真っ向勝負となるだけに、先団の争いがモツれた際の後者の方が現実的な狙い目かも。

◎(7)ヘリオス…重賞勝ちこそないが、オープンで3勝、交流重賞で(0411)の抜群の安定感は評価できるもの。今期3走目の黒船賞では4角で勝ち馬にうまく内をすくわれて2着止まりだが、叩きつつ着実に上昇カーブを描いている。昨年のこのレースで2着と既にコース経験があるのは強味で、ここに向けての仕上げに抜かりはない。初重賞に手が届いていい頃合いだが、馬券圏内の確率ではこの馬が最上位では。

○(12)ドライスタウト…デビューから3連勝で全日本2歳優駿を制した俊英だが、3歳時は順調さを欠いて2戦のみ。それでも今期はオープン2着→フェブラリーS4着(2番人気)と頂点が狙える器であることを再認識させた。まだ7戦のキャリアで伸張の余地は大きく、再度地方馬場へ矛先を向けてきたとあれば注目せざるを得ない。久々の右回りに一抹の不安はあるが、このクラスの馬ならそれも杞憂に終わりそう。

▲(8)ウィルソンテソーロ…デビュー当初は芝でモタついたが、3歳8月にダートに転じて初勝利を飾ると、一気に4連勝でオープン入り。初オープンではひと息後、テン乗りがこたえたか5着に甘んじたが、まだまだ奥行きを感じさせる素材だ。実績に乏しいぶん56キロのハンデは他の中央馬と比較すると有利に映り、鞍上にリーディングの川田将騎手を配してきたあたり、陣営の意気込みもうかがえる。大駆けを警戒。

△(5)デュアリスト…全6勝のうち4勝が1200m。兵庫ジュニアグランプリで周回競馬の1400mと地方馬場は克服済みだが、3歳夏以降はワンターンの1200mを主戦場にしており、基本的にはスピードを生かしての押し切りが身上のタイプだろう。ただ、ここは他に徹底先行型が不在でマイペースが見込める。コーナー部分でうまく息を入れることができれば、あと100mを我慢しても驚けない。それだけの出来と力はある。

×(9)ルーチェドーロ…川崎所属として前哨戦の東海桜花賞を制したが、本を正せば中央オープン馬。ここに入っても格負けの心配はないだろう。1400~1500mのスペシャリストであり、前回以上の追い切り時計をマークと態勢作りに余念はない。昨年のイグナイターと同斤量でハンデも手ごろ。ひょっとしたらひょっとするかも。

×(11)コウエイアンカ…中央3勝クラスから兵庫に転じて10勝を上乗せ。園田チャレンジカップで重賞を勝つなど彼の地の短距離路線で一線級を張る。昨夏の佐賀サマーチャンピオンでは52キロの軽量とはいえ2着に食い込んでおり、交流重賞でも通用することは証明済み。53キロのハンデ、外枠を得たことで離されず追走できれば怖い。

おすすめ買い目

馬単 7→12 12→7 7→8 8→7 7→5 5→7 7→9 7→11

 

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