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2023年4月13日   クレマチス特別A2サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   スペシャリストの面目躍如 ウィップラッシュ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg この日のメインはA2組で行われるクレマチス特別。A級としては珍しい920mという特殊な距離で適性の差が明暗を分けることになるか。この距離のスペシャリストと呼べるのはウィップラッシュのみ。(0412)と意外にも勝ち鞍こそないが、2走前のアメジストオープンでハナを譲らなかったスピードは素直に評価すべき。この馬のハナを脅かすほどの存在は見当たらず、自分十分の形には持ち込めそう。きっちり勝機をモノにするとみた。とはいえ、(410434)の通算成績が示すように若干詰めの甘いタイプではある。人気は必至だけに、この馬の2着目で好配を狙うというのも馬券作戦かも。逆転候補としては920m戦で実際にウィップラッシュを負かしているウォーターリベルテを挙げておきたい。直近は2走前に3着がある程度で目立たないが、状態自体は決して悪く映らない。好位インにうまく収まれば現在の馬場傾向からも見せ場以上の期待感はある。前走で復活の狼煙を上げたネオトリニティーは本命馬より外を引いたのはいいし、塚本騎手なら最後までしっかり追い詰めてくれそう。セイカリスコトブキハウンドはこの距離は若干忙しいが、直線で先行馬の脚勢が鈍れば差し込むだけの地力を備える。アイファーライオンはスピード勝負でどうかという面はあるが、立ち回り次第で馬券圏内に粘り込んでもおかしくない。

◎(5)ウィップラッシュ...この距離では(0412)と勝ち鞍こそないが、2走前のアメジストオープンで0秒2差があるなどスプリント性能は高い。当時は減量起用で51キロの軽量が利いたとはいえハナを譲らなかったスピードは見るべきもの。他にスペシャリストと呼べる馬が見当たらないだけに、一目散にゴールへ駆け込むだろう。

○(4)ウォーターリベルテ...最近は随分我慢が利くようになったが、折り合い面から1700mよりは1500mが合うタイプ。920mは1戦のみで、昨年の12月21日戦ではウィップラッシュを見事に捕まえて勝利。直近の成績ほど悪い状態には映らないので、発馬を決めてすんなり好位インに潜り込めば直線ひと伸びが描けそう。大駆け十分だ。

▲(8)ネオトリニティー...外から出脚を利かせてマイペースの逃げが打てたのは大きいが、復帰4走目にして本来の輝きを取り戻した。3走前のアメジストオープンでもそれなりの出脚は見せており、A2組に上がっても速さ負けの恐れはないだろう。ウィップラッシュの外へ入ったのはいいので、離れず追走して相手のスキをうかがう。

△(9)セイカリス...成績に多少ムラがあるのは極端に砂を被ると嫌気を差してしまう気性のぶんか。その点で外枠はいいが、オープンとはいえ3走前から920mはさすがに忙し過ぎる印象を受けた。それでも旧コースの800mと違って新コースの920mはスピードだけでは押し切れない舞台。勝ち切るのは至難でも連なら十分間に合っていい。

×(6)コトブキハウンド...多少ズブさがあって位置取りに脚を使ってしまうと末脚に影響する。末脚勝負に徹するぶんどうしても展開に左右されて一発屋の傾向だが、追わせるタイプで柿原騎手との相性はぴったり。この距離はフルダッシュオープンで5着だが、直線はよく追い上げて55秒台で駆けている。レースぶりほど悪くないかも。

×(7)アイファーライオン...昨年8月にC9組からスタートして7カ月足らずでA5組を勝つまでに成長。さすがにオープンでは甘くなかったが、適鞍に戻ればいま少しやれていい。先行しての粘り込みが身上だがそれほどハナっ速い印象はなく、920mの距離がどう出るかだが、本命馬以外とは遜色ないはず。粘り込んでもおかしくない。

おすすめ買い目

馬単 5→4 4→5 5→8 8→5 5→9 9→5 5→6 5→7

 

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