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2023年4月11日 第63回 東海桜花賞(SP1) オープンサラ系4歳以上 別定 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 優勝請負人・吉原寛人が駆るアヴァンティストが躍動
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
5月のJpnIIIかきつばた記念のトライアル競走で、全国地方交流とあって南関東地区から大井所属3頭、川崎所属2頭が参戦。なかなか華やかな顔ぶれだが、迎え撃つ地元馬は大将格が不在ながら結構生きのいい面々がそろった。順当な決着なら遠征馬にタイトルを持っていかれそうだが、乱戦になれば地元馬にも栄冠ダッシュの可能性はあるかも。一応、主力を形成するのは強力遠征馬、中でも大井のアヴァンティスト、川崎のベストマッチョとルーチェドーロだろう。これらは元中央オープン馬であり、1400m前後の距離に最も適性があるタイプ。直近の成績や鞍上のパワーバランスを加味して順位付けしたが、当日気配、展開次第でどれが前に来ても驚けない。その他の遠征馬では条件馬の身ながらウェイキーに注意したい。おそらくアイメイドイットかベストマッチョがハナに行くことになりそうだが、その番手にうまく収まれば。格下と侮っては痛い目を見るかも。もう1頭のメイショウワザシは中距離の先行タイプに映る。昨秋のゴールド争覇で差しに回ったように、この距離では得意の形に持ち込めない? これらとの比較では地元馬も互角以上で、追い切りが抜群に良かったノボリスターリーやメルトには要注意。これらの馬は格的に見劣るので、1つ着順が上がるごとに配当もアップしそう。遊びで買ってみてはどうか。
◎(3)アヴァンティスト...中央4勝は芝ダートを含み全て1400m以下。オープン勝ちこそないがすばるステークスで2着がある。大井に転じてからまだ勝ち鞍はないが、前走のフジノウェーブ記念ではアタマ差2着。直線入り口ですんなり捌けていればの内容だった。好位でためてひと伸びが利く脚質は最近の名古屋コースを考えるとぴったりの印象で、優勝請負人・吉原寛人騎手が重賞初勝利へ巧みに導いてくれそうだ。
○(9)ベストマッチョ...昨秋のゴールド争覇で難敵ダノングッドを撃破。続く笠松グランプリでは0秒1差3着。前走の兵庫ウインターカップ6着は内に押し込められて終始砂の深い所を回ったのが影響した印象だが、10歳となっても極端な衰えはない様子だ。ひと息後を叩いた上積みが見込め、外からすんなり先行できそうな構成でもある。コースを経験した強みもあり、地元のエース・岡部騎手を配して勝負気配漂う。
▲(4)ノボリスターリー...中央未勝利から転じて当地では(8600)のパーフェクト連対を誇る。C級下位からスタートして約1年で重賞にまでこぎつけたのは陣営の努力の賜物だろう。体質的な弱さを抱えてこれまでは慎重な調整過程で臨むことが多かったが、この中間はいつにないハードな追い切りを消化して動きも抜群。これまでとは段違いの相手だが、主力3頭に僅かなスキでも生じればひょっとするかも。
△(7)ルーチェドーロ...中央では2勝のみ、3歳オープンの端午ステークスを勝っただけだが、2歳時から全日本2歳優駿で3着するなど早くから頭角を現した。4歳1月に川崎に転じると、2戦目で昨年のフジノウェーブ記念勝ち。秋には笠松グランプリを勝って東海地区のファンにもその強さを知らしめている。普段から調教で跨っているという櫻井光輔騎手が千載一遇のチャンスをモノにする可能性は十分だろう。
×(5)メルト...B1組を勝ったばかりで正月開催の名古屋記念をぶっこ抜いた。その後2走は条件や体調がマッチせず凡走したが、前走では3~4角の追い上げに見せ場たっぷり。再浮上の契機をつかんだ。追い切りでは半マイル47秒台の好時計で復調急をアピール。渡邊竜也手記と手が合うようで、前がモツれれば直線で一気に浮上も。
×(11)ウェイキー...大井デビューで着実に力を蓄えてきたが2走前にB2組を勝ったに過ぎない。今回の遠征馬では格下の存在だが、ガッチリした体型でいかにも1600mより短い距離に適性がありそうなタイプ。旧名古屋コースでスプリングカップ7着があるが1800mの距離がこたえたか。外からすんなり好位に収まれば3着の穴に一考。
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