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2023年3月 1日   エンプレス杯 (川崎競馬)  

川崎競馬   第11レース   ヴァレーデラルナ・グランブリッジの一騎打ち
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

15-2_kawasaki.jpg【中央所属馬の評価】
 ヴァレーデラルナは3歳でJBCレディスクラシックを制した逸材。TCK女王盃はグランブリッジに敗れ2着だったが、レースでは徹底マークされる展開でまだ勝負付は済んでいない。今回、コーナー6回のコースは初めてで、対応力がカギになるが、地方競馬初参戦だったJBCを見てもレースセンスが高い馬だけに心配なさそうだ。

 グランブリッジは昨年の関東オークス馬で、JBCレディスクラシック2着、クイーン賞2着、古馬初戦の前走TCK女王盃1着。少頭数、スローペースの流れの中、前を行くヴァレーデラルナをぴったりマーク。直線を向いて残り100mで先頭に並び、1馬身差抜け出す完勝だった。川崎2100mは昨年関東オークスを制したコースで、大きなアドバンテージだ。

 アーテルアストレアはヴァレーデラルナ、グランブリッジと同じ4歳馬。2勝クラス、3勝クラスを連勝してここに臨んできた上がり馬だ。全4勝が左回りだけに川崎コースは問題ないだろう。スタートひと息だが決め手あるタイプだけに、展開次第だろう。

 フラーレンは重賞初挑戦だったレディスプレリュードで4着。2着テリオスベルとは0.3秒差なら、このメンバーとの比較で入着級は間違いない。得意の左回り、叩かれた上積みも見込めるだけに、上位争いに加わりたい。

 テリオスベルは5歳になり本格化し、軽量を生かしたマーキュリーカップ2着、ブリーダーズゴールドカップ3着、レディスプレリュード2着の後、暮れのクイーン賞で待望の重賞初勝利を挙げた。TCK女王盃4着後、連闘で臨んだ前走川崎記念も4着と健闘。ハナがベストもスタート悪く、押して先頭や早めのまくりで終いの脚がひと息も、ハマれば一発の魅力。

【地方所属馬の評価】
 地方勢の中心はサルサディオーネだ。長らく地方勢の筆頭格だったが、今回がラストラン。左回りはベストだが、川崎2100mは【0-2-1-4】とベストの舞台とは言えないが、2度の2着は一昨年、昨年のこのレースだった。前走から衰えは感じられないし、徹底先行で有終の美を。

 リネンファッションは21年スパーキングレディーカップ、ブリーダーズゴールドカップ2着で、JBCレディスクラシック3着。現状この年がピークで、地方転入後未勝利。明けて6歳だが、上積みとなるとどうか。

 笠松のナラは昨年勝ち馬から7.3秒差の13着、ミスティネイルは昨年のクイーン賞で勝ち馬から6.8秒差の10着、同じくクレールアドレは8.6秒差13着と、いずれも勝負圏外だ。

【解説者の予想】
 4歳ヴァレーデラルナグランブリッジの一騎打ちだ。盛岡JBCレディスクラシックはヴァレーデラルナが1着、グランブリッジが2着、前走TCK女王盃ではグランブリッジ1着、ヴァレーデラルナ2着。今回3度目の対戦となるが、左回りならヴァレーデラルナ、2100mならグランブリッジと、全く五分の戦いとみて良さそうだ。斤量はJpn1勝ちのヴァレーデラルナが1キロ重い57キロを背負うが、叩かれて上積みあり、長めの追い切りで終い馬なり11.6なら、状態は絶好と見た。
 グランブリッジも56キロ、関東オークスでコース経験とアドバンテージあるだけに、対ヴァレーデラルナ連勝の期待もある。
 同じく4歳のアーテルアストレアも昨秋以降の勢いは軽視できない。昨年のヴァレーデラルナ同様3勝クラス、重賞連勝の期待も十分だけに、得意の左回りで「4歳牝馬2強」を、「4歳牝馬3強」に書き換える可能性は十分ありえる。
 フラーレンはこの相手通用の目処は昨年のレディスプレリュード4着で証明済み。叩かれて上積み見込めるし、鞍上の勢いも怖い。テリオスベルはスタート次第だが、おそらく今回も道中動いてくるだろう。その分終いの脚が厳しくなるし、今回はサルサディオーネが譲らないだろうから、展開的には厳しくなるだろう。そしてサルサディオーネ。ラストランも徹底先行で、有終の美を飾って欲しい。

◎(1)ヴァレーデラルナ
○(2)グランブリッジ
▲(5)アーテルアストレア
△(4)フラーレン
△(6)テリオスベル
△(7)サルサディオーネ

おすすめ買い目

馬単 1→2 2→1

 

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