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2023年2月 1日   川崎記念 (川崎競馬)  

川崎競馬   第11レース   今年最初のJpn1はテーオーケインズが勝つ!
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

15-1_kawasaki.jpg【中央所属馬の評価】

 テーオーケインズはGI3勝。それも大井=帝王賞、中京=チャンピオンズカップ、盛岡=JBCクラシックと馬場を選ばないところが王者にふさわしい。一昨年の金沢JBCクラシックや前走のチャンピオンズカップなど、時々スタートでミスをして、それが敗戦に繋がることが多い。川崎コースの2100mは無論問題なし。スタートがカギ。

 ウシュバテソーロは前走の東京大賞典で上がり最速37秒2で大外一気。他馬がまくり気味にペースを上げて行っても、自らのペースをしっかり守った。ダート参入を転機にまさしく絶頂期を迎えている。左回り2100mは2戦2勝。コーナーはきついが、直線部分の長い川崎コースなら持ち味生かせるはず。

 ペイシャエスは前走の名古屋グランプリをレコード勝ち。ゴール前計ったような逆転で着差以上にインパクトが強かった。ユニコーンSに勝ち、ジャパンダートダービーは2着。古馬相手緒戦の日本テレビ盃4着、JBCクラシック3着とJpnIレベルのレースでは既に好成績を残している。明け4歳でさらに成長が期待できるし、世代交代の期待もかかる。

 ノットゥルノはジャパンダートダービーの勝ち馬で、東京大賞典2着。すでにこのレベルの相手とは勝ち負けの競馬で、力差はない。カギは日本テレビ盃7着、チャンピオンズカップ8着と振るわなかった左回り。小回りのコーナーも兵庫チャンピオンシップ2着とはいえ勝ち馬からは8馬身差だった。川崎記念3勝の鞍上武豊騎手に希望と期待。

 ニューモニュメントは重賞タイトルこそないものの、昨年から1700m~1800で【2-4-2-0】とすべて馬券に絡んでいる。ためる競馬で息の長い末脚を使う。明け7歳になるがいよいよ開花の晩成型だ。

 テリオスベルは不完全燃焼だった前走のTCK女王盃から意欲の連闘。ダートグレード競走牝馬路線の上位常連で、ベストはハナだがスタート悪く、途中からまくって行く戦法で好勝負に持ち込んできたが、クイーン賞ではスタートから押して一気にハナを奪い、マイペースで逃げ切った。川崎2100mならコーナー6回で息が入りやすい流れになるし、スタートで遅れてもまくれるポイントはいくつもある。ベテラン江田照男騎手がどのような作戦で臨むか。

【地方所属馬の評価】

 ライトウォーリアは先行、まくり、力で制して埼玉新聞栄冠賞、勝島王冠と重賞2勝。川崎転入で見事再生した。前走の東京大賞典は1.1秒差の5着だったが、厳しい展開を考えれば上々の結果。転入緒戦以来の地元川崎競馬場で地の利を生かしたい。

 エルデュクラージュは昨年の2着馬。勝ったチュウワウィザードから4馬身離されたが、4コーナー先頭から二の足で粘り、3着ヴェルテックスの猛追をアタマ差退けた。前走の報知オールスターカップ完勝から9歳の年齢も気にならない。川崎コースは【1-2-1-0】と相性がいい。昨年同様積極策なら。

 スワーヴアラミスはJRA在籍時、東海Sなど1700~1800mの重賞を3勝の実績馬。転入後4戦で勝ち星はオープンの1勝と正直物足りないが、前走の報知オールスターカップで2着と上昇余地は残る。控える競馬は今ひとつで、やはり積極策が理想。

 フォルベルールは前走報知オールスターカップを4着と善戦も、着差は勝ち馬から6馬身半差。勝ち負けからは離れているし、ここは厳しいメンバーだ。

【解説者の予想】

 チュウワウィザード、オメガパフュームが現役を退き、ダートグレード競走中~長距離路線の核として期待されるテーオーケインズ。今年はこの川崎で今年緒戦を迎える。JBCクラシック快勝、連覇の期待大きく単勝1.5倍の支持を集めたチャンピオンズCはまさかの4着凡走。スタートから1コーナーまでがモタついた感じで、道中外々を回った影響もあったが、本来の走りがみられず物足りない一戦だった。本質的にムラが多い成績で、その原因はスタートだろう。小回り川崎コースの克服は今回課題でも、ここはきっちり巻き返したい。
 ウシュバテソーロはダート路線に転向後4勝3着1回で前走東京大賞典でGI勝ち。向正面での他馬の進出にも動じることなく1番人気メイショウハリオの1~2馬身差の圏内を進み、直線外に持ち出すと上がり3ハロン最速37秒2の末脚で突き抜けた。これが重賞初挑戦だっただけにその価値も大きい。まだダートでは底をみせておらず、ここでGI(JpnI)連勝となればさらに展望が広がる。
 今後のダート路線を担いそうな4歳勢ではジャパンダートダービー1、2着のノットゥルノ、ペイシャエス。ノットゥルノは東京大賞典2着で古馬相手にようやく結果を出したが、壁に当たっていたというより右回りベストという感じ。今回は芝も含めて過去【0-0-0-3】の左回りがカギ。ペイシャエスは前走名古屋グランプリで重賞2勝目。回りが違うとはいえダート2100mで勝ちきったあたりは評価できるし、馬場条件の異なる日本テレビ盃、盛岡JBCクラシックも4、3着と崩れなかったあたり潜在能力の高さを感じる。
 JRA勢に割って入れば、ライトウォーリアとエルデュクラージュ。ライトウォーリアは昨秋重賞連勝は強かったの一語だし、東京大賞典5着も地方馬最先着。初距離だが流れにのりきれればチャンスはありそう。昨年の2着馬エルデュクラージュも、その後は南関東オープンでも勝てず転入後未勝利が続いたが、年明け報知オールスターCで待望の重賞勝ち。川崎コースは【1-2-1-0】と好相性。
 ニューモニュメントは昨春のアンタレスSでオメガパフュームと0秒4差3着の実績。その後リステッド、オープンを放牧を挟んで2・1・2・1着と好調ムード。本来短~マイル向きの血統だが実績から距離は持ちそう。

 ◎(3)テーオーケインズ
 ○(5)ウシュバテソーロ
 ▲(4)ペイシャエス
 △(6)ノットゥルノ
 △(10)ライトウォーリア
 △(8)エルデュクラージュ
 △(1)ニューモニュメント

おすすめ買い目

馬単 3→5 5→3 3→4 4→3 3→6 6→3 5→4 4→5 3→10 3→8

 

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