Odds Park 競馬

　この日のメインはガーネットオープン。前走でＡ級を勝った馬が５頭いて好調馬ぞろいだし、かつ、中央オープンから転じて２走目になるロジペルレスト、重賞４勝を誇るナムラマホーホが復帰してきたとあって９頭立てながら見応えある陣容だ。中でも注目は明け４歳の俊英コンビーノ。秋の重賞戦線では２、２、３着とあと一歩で戴冠は逃がしたが、ここ２走のオープンでは２、１着と再上昇ムード。2022ＮＡＲ優秀新人騎手を受賞した塚本征騎手ともどもひと皮むけて古馬重賞戦線を賑わす存在に成長を遂げてもらいたい。差し脚を磨いてスターダムにのし上がった馬だが、前走では２番手付けの機動力も魅せた。どんな展開になろうと馬券の中心はコレだ。一方で頭数減と枠順の妙で躍進を狙うのがスズカゴウケツ。スローの一団競馬になりそうなのはどうかだが、山田祥騎手の豪快なマクりが炸裂して何ら不思議ない。展開の鍵を握るロジペルレストもここは真価が問われる場だ。前走はハナに行って息の入れづらい流れになっただけに、何かに行かせて番手が理想。ナムライダテンあたりをペースメーカーにして直線ひと伸びを描いていることだろう。他では久々でも地力上位のナムラマホーホ、時計水準が下がれば決め手秘めるナムラアラシ、意外性があるディンゴも３着ぐらいなら可能性あり。

◎(６)コンビーノ…最近は月１走のローテでトパーズオープン２着（クビ差）、タンザナイトオープン１着。前走では久々に先行する形でハイラップを凌いでハナ差抜け出した。スローが必至の構成だけに前走のレースができたのは大きい。中心はコレ。

○(５)スズカゴウケツ…転入初戦のＡ２組を快勝したが、続く師走昇竜戦３着、名古屋記念４着とあと一歩届かず。この辺りは内枠が多分に影響した感じ。頭数減と真ん中の枠になったのはプラスに働くはず。追い比べに持ち込めば突き抜けていい。

▲(９)ロジペルレスト…転入初戦は内枠のぶん引くに引けず。突かれてハイラップを刻んだのがこたえた印象。今度は内を見ながら運べるいい枠が当たったし、じんわり先行すれば簡単に止まらない。元中央オープンの力はあんなものではないはず。

△(７)ナムラマホーホ…昨秋11月以来の実戦。しっかり乗り込んで追い切りも及第点の動きだったが、やはり無事に使っている馬との差はあるだろう。スローが想定される組み合わせだけに、勝負所のペースアップにうまく反応できればいいのだが。

×(３)ナムラアラシ…名古屋グランプリはともかく東海ゴールドカップが案外だったが、激戦の疲れがあったか。中間は極端ではないにしても当初の馬力が若干薄れてきた印象もある。ただ、地元の広い馬場が向く脚質だし、1500ｍでも軽視は不可だ。

×(４)ディンゴ…Ａ２組とはいえ本命馬を徹底マークしてねじ伏せるように差し切った前走が強かった。オープンに上がってどうかだが、この組み合わせなら追走に脚を使うことはない。立ち回り次第でチャンスがあり、意外性の一発に懸ける手はある。