Odds Park 競馬

　12レースの勝ち組戦（前走１着馬ばかりを集めた特別）から漏れた馬が４頭、これに前回のＣ１特別で２着のウォークルが上位を形成。一枚下がり、折り合い面から距離が1500ｍに短縮するのも歓迎なウォークルが人気の中心だろうが、狙ってみたいのはセントレア。920ｍ向きのレースぶりとは思えなかったが、そんな中で３角からひとマクりで一気に０秒２差抜け出した。４走前には1500ｍで１分37秒１で駆けており、末脚の威力が増すことは必至。追い切りでも絶好の動きを見せてますます快調。これらに続くのはここにきて１→３→１着と素質が開花したコスモパンドラ、前回の２組では出遅れて流れに乗り損ねたヴァンデストの巻き返しに注意したい。この相手、枠順なら好位インに収まりそうで、それなら見直しは可能だ。前走勝ちの馬でシウンやネヴァイナフはここも当然真っ向勝負を挑むはず。脚質的に主力馬とかち合うことになるので、末が甘くなる恐れが。３連単の穴要員としてコスモポルベーラとサンラクロスを挙げておきたい。前者は不器用だが末が切れるし、後者は夏場の好調を何とか維持。展開の紛れを突いて浮上する場面はあってもいい。

◎(４)セントレア…920ｍ戦で後方の位置取りながら３角からのひとマクりで一気に突き抜けた。1500ｍに延びるのは望むところで、この中間もますます快調の動き。他の有力処もなかなか強力だが、これらを目標にして直線で逆転劇が見られそうだ。

○(２)ウォークル…転入後の連勝は「３」で止まったが、ハイレベルの特別で０秒１差２着なら悲観材料はない。1500ｍに短縮するのも折り合い面から歓迎だし、好枠を利してすんなり行ければ粘闘する。変にコスられたりしなければ大崩れはないか。

▲(６)コスモパンドラ…使いつつ着実に良化を辿り、出脚を強化して成績を向上させてきた。前回21組から一気の条件強化だが、前回の時計比較ではむしろ優位感が。岡部騎手が引き続き跨ってくれるし、勝ち負けに持ち込んでいいだろう。

△(１)ヴァンデスト…転入後で初めて掲示板を外したが、出遅れて不本意な競馬を強いられただけに目をつむりたい。ここも決して楽な構成ではないが、発馬を決めて流れに乗れば少なくとも見劣りはないだろう。小柄だがなかなかパンチのある馬だ。

×(９)コスモポルベーラ…かつてはＡ３特別でも連対した実力馬だが、さすがに以前の輝きはない。とはいえ、それでも近走は４走連続で３着と道中で脚をためれば直線で弾けるようになっている。生きのいい３歳相手に勝ち負けは難しいが３着程度は。

×(11)サンラクロス…夏場が好調だっただけに気温の低下とともに維持が一杯の様子だが、まだ好走できる範囲にはいる。２走前は果敢に逃げたが、バテぬ強味で我慢比べの展開が合うタイプ。先行勢がやり合って流れが向けば出番もあっていいが。