Odds Park 競馬

　各馬一長一短あって難解な一戦だが、ここはオーシャンブラックの巻き返しに期待したい。スパッと切れる脚が使えるタイプではないので、前走に関しては発馬で後手を踏んだのが影響した感じ。３走前にＡ５組で２着した時は勝負所で置かれ気味になりながらもゴール前で渋太く詰め寄った。当時よりも状態は上向いており、手替わりも今井騎手なら持ち味を存分に発揮してくれそうだ。展開面ではソランがいい。前走は３カ月ぶりの実戦でハナっ速いスノールナがいては２番手から追い掛ける形に。３角過ぎにわずかに先頭を奪ったが、すかさず２着馬にマクられては息切れもやむなしか。今度はハナも狙える構成で、前半に楽ができれば押し切りまで描ける。一戦ごとに着差を詰めてきたナムライダテンも出たとこで脚をためればもう勝ち負けまで持ち込めそうだし、前走は勝負所の反応の差に泣いたミラクルチューンも簡単に見限ることはできない。他では叩き３走目でようやく地力の一端を示したゲットオン、笠松戦の勝利では飽き足らず連闘を慣行してきたルビーロマン。印の回らなかった馬も大半は３着ぐらいはあって不思議ない。３着目は全流しにして高配当を狙ってみるのも一興かも。

◎(７)オーシャンブラック…再昇級の前走は９着に甘んじたが、発馬で後手を踏んで力を出し切れなかった。逃げと好位で（３１０９）の成績が示すように前々で渋太さを生かすのが身上のタイプ。出来に陰りはなく、発馬の巧い今井騎手で本領発揮か。

○(１)ソラン…500キロを優に超す巨漢で久々はこたえた。一旦先頭に立つ場面はあったが、４角手前で交わされては息切れも仕方ない。中間気配から叩いた上積みが見込めるし、同型はウィップラッシュぐらい。前半に適度に息が入れば逃げ切りまで。

▲(５)ナムライダテン…２走前は先行して４着、前走は差して３着。一戦ごとに着差を詰めてもう勝ち負けが望める位置へ。寒くなって馬力が上昇中で、脚質に幅があってどんな展開にも対応が利く混戦向きのタイプ。鞍上が巧みに導いて当地初Ｖも。

△(９)ミラクルチューン…重賞では善戦止まり。地元の適鞍に戻ればと期待された前走は勝負所で動けず。直線で外へ出すと盛り返していただけに、力負けと判断するのは早計だ。人気からは解放されそうだし、気楽に乗って逆転打を放ってくれないか。

×(６)ゲットオン…休養前よりも体調自体は良く映っていただけに、10→11着の滑り出しには少々ガッカリだったが、前走４着でようやく復調の糸口はつかめたか。叩きつつ本来の闘争心がよみがえれば今春以前（７５０３）の堅実駆けが戻っていい。

×(４)ルビーロマン…条件に恵まれた前走の笠松戦で辛勝だったが、地元でも勝ち負けまではともかく、連続して掲示板は確保していた。気温の低下とともに馬力は上がっており、連闘でも疲れは感じない。混戦になれば塚本騎手の腕っぷしが頼りに。