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【中央所属馬の評価】
(11)エコロアイは新潟ダート1200で新馬勝ち。前走はオープン、初芝、初距離と厳しい条件の中で逃げて０秒8差６着。連勝はできなかったが、スピードは相当に高いレベル。ダートに戻って1200mなら重賞でも好勝負に。

(14)トモジャミは新馬２着、未勝利２着後の３戦目で初勝利。勝ち時計１分11秒４は、同日の古馬１勝クラスの勝ち馬(１分11秒１)と遜色ないもの。勝ちっぷりに余裕があったし、まだ時計は詰まりそう。ここでも注目。

(１)ニーナブランドは新馬勝ちした素質馬だが、函館２歳Ｓ、すずらん賞で二桁着順なのが気掛かり。初ダートで変わる可能性もあるが、過信はできない。

(５)マルカラピッドはダート替わりで変わり身を見せたが、すんなり先手が取れたのも良かった。強力な同型が揃った今回、揉まれた時の不安が心配。

【他地区所属馬の評価】
(７)フユノソラは３勝馬だが、1200は今回が初めて。逃げられなかった前々走が完敗。先手が取れないと厳しいかも。

【北海道所属馬の評価】
(６)スティールグレイスはここまで５戦４勝で重賞２連勝中。唯一の敗戦は調整に失敗した栄冠賞だが、牝馬重賞では圧倒的な強さを見せている。リリーカップの勝ち時計も優秀だし、中央勢を一蹴して今年の２歳女王に輝く。

(９)アサクサロックは一頓挫あってフルールカップからの直行となったが、乗り込み量に不足なく態勢は整った。ここまで３戦オール連対。３戦目で重賞勝ちしたように能力は高いし、初の1200でも地力の高さで上位を狙う。

(12)ライトニングブルーは栄冠賞でハナ差の２着。今回本命のスティールグレイスに先着したように地力は確か。リリーカップは１番枠で揉まれる競馬が応えたが、この枠ならその心配はなさそう。スムーズに立ち回れば巻き返す。

(８)サヤオンニはフルールカップ４着、イノセントカップ４着、リリーカップ３着と1200以下の重賞では掲示板を外していない。中央勢が相手でも短距離戦での手堅い走りは信頼できる。

(15)メイドイットマムは２戦目のウィナーズｃｈ３競走でのちのイノセントカップ優勝馬スペシャルエックスと首差の接戦。重賞でも通用するポテンシャルの持ち主。決め手比べになれば、台頭のシーンがあっても驚けない。

(16)サワヤカローズは追われて頭を上げたりと若さを覗かせるところはあるが、それでもオープンを勝って、重賞でも５着入線と力は十分。牝馬戦なら立ち回り次第で出番があっていい。

(13)アンフォラは７戦のキャリアで着外は僅か２回だけ。オープン勝ちを含め、全２勝を1200で挙げているのは評価できる。鞍上は先日盛岡遠征で重賞勝ちを決めた山本咲騎手。一発ならこの馬か。

(10)レモンアイカーはフルールカップ11着、リリーカップ11着、ブロッサムカップは５着入線でも４着から２秒８も離されては…。重賞では苦戦。

(２)エムオーチロは着実に力をつけて前走でウィナーズｃｈ７競走を勝利。牝馬の一線級との対戦は初めてだが、上昇度ではここに入っても見劣らない。

(３)キューティロメラは新馬Ｖ、ウィナーズｃｈ４競走２着の成績だが、少頭数で逃げる競馬しかしていないのが心配。多頭数で揉まれた時の対応が鍵に。

(４)ラビアータは新馬勝ちした能力は認めるが、その後４戦してオープン特別の５着が最高。前走以上に相手が揃った今回は厳しい戦いになりそう。

【解説者の予想】
前哨戦のリリーカップを完勝して今年の２歳女王の座に王手をかけた(６)スティールグレイス。ここまで５戦４勝、重賞２勝の実績は他を圧倒。前走後はここ一本に目標を定めた調整で仕上げに抜かりはない。地元馬６連覇へ向けて視界は良好だ。(９)アサクサロックは一頓挫あってフルールカップからの直行になるが、キャリア３戦で重賞勝ちした能力は評価していい。1200は初めてでもいい脚を長く使える同馬なら相手筆頭で狙いたい。栄冠賞２着の(12)ライトニングブルーも地力は確か。前走は１番枠で揉まれる競馬が応えたが、この枠なら巻き返しは可能。ＪＲＡ勢では好時計で初勝利を挙げた(14)トモジャミ、新馬戦でダート適性の高さが見て取れた(11)エコロアイに注意。あと1200以下の重賞で３度走って掲示板を外していない(８)サヤオンニも押さえたい。

◎(６)スティールグレイス
○(９)アサクサロック
▲(12)ライトニングブルー
△(14)トモジャミ
△(11)エコロアイ
△(８)サヤオンニ