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2022年10月 6日   レディスプレリュード (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   女王の道歩むショウナンナデシコ
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

14-1_ooikeiba.jpg【中央所属馬の評価】

 ショウナンナデシコは目下重賞4連勝中。牝馬限定戦のみならず、牡馬相手のかしわ記念も制したJpn1ホースであり、既に牝馬同士では勝負付けが済んだに等しい。今回別定重量トップの57キロだが、前走スパーキングレディーカップで58キロを克服済み。大井コース、ナイター競馬も経験済みで、死角らしい死角はない。休み明けは【0-0-1-2】だが、本格化前の話。ここは女王らしい競馬が出来れば。

 プリティーチャンスは昨年暮れのクイーン賞を皮切りに、牝馬限定のダートグレード競走で3・5・5・2着。中でも極端な道悪を上がり最速、最後クビ差の前走ブリーダーズゴールドカップは強烈な印象を残した。1800m4勝、ナイター競馬も経験済み。初の大井コースも苦にしないだろう。順調度を買う手も。

 フラーレンは半弟にダービー馬ドウデュース。JRA4勝すべて1800mで、とりわけ4か月半ぶりで12キロ増も、逃げて完勝の前走に勢いを感じる。中2週、初重賞、初ナイター、初コースと課題は多いが、元々のポテンシャルは高く、叩かれた分上積みは確実。実績では左回りが好成績も、右回りも問題はないだろう。

 テリオスベルは初重賞、初地方競馬となった7月のマーキュリーカップでクビ差の2着。52キロと斤量に恵まれたこともあるが、勝負どころから一気のまくりはインパクトが強かった。続く前走のブリーダーズゴールドカップは他馬と同斤の55キロで、クビ差の1・2着馬から3馬身差の3着。好位に控える競馬はまだまだといった印象も、重賞2戦目なら上々だ。さらに成長してくるようなら楽しみも。

 レディバグは馬場と展開に注文の付くタイプだが、2走前にスパーキングレディーカップで直線一気、ショウナンナデシコにクビ差と迫った。瞬発力は互角以上だが、さて先行有利の大井1800mをどう乗るか。展開の助けが必要だろう。

【地方所属馬の評価】

 地方勢の中心はダノンレジーナ。目下地方交流3連勝中。軽い相手ではあるが、流れに乗ってしまいひと脚使う。ダートグレード競走となると、20年JBCレディスクラシックと21年エンプレス杯の4着が最高。距離延長はプラスではないが、こなせない距離でもないし、入着の期待は十分。

 サルサレイアの前走ブリーダーズゴールドカップは、直線大外を伸びて5着だったが、勝ち馬からは1.2秒差とまだまだ差があった。牝馬ダートグレード競走では【0-0-1-8】。流れが向けば入着ライン。

 ティーズハクアは3歳の成長株だが、関東オークスで3.5秒差9着と現状一線級とは差がある。大井適性も今回2度目で未知数。53キロもそれほど有利とは言えない。

 リネンファッションは昨秋の金沢JBCレディスクラシック3着馬だが、以降不振が続く。大井コースは2戦していずれも9着だけに、好材料が浮かばない。

 フワトロの前走盛岡・ビューチフルドリーマーカップ3着は善戦だが、勝ったサルサディオーネは馬なりで1秒差だったことからも、ここはまだ厳しいメンバー構成で、今回大井初コースとクリアすべき課題が多い。

 メモリーコウは一昨年の3着馬でここは適条件だが、それ以降未勝利とピークは過ぎた感じ。昨年暮れに大井転入後も進境がみられず厳しいレースになりそうだ。

 北海道のニーズヘッグはJRA3勝、本来自在の中距離型だが、近3走重賞では期待ほど走れなかった。折り合いに難しさあり、まずは見せ場から。

【解説者の予想】

 ミラクルレジェンドやマルシュロレーヌら歴代女傑級が勝ち馬に名を連ねるこのレース。ダートグレード競走格付け後はすべてJRA馬が勝利している。

 今年の中心はショウナンナデシコ。1月のTCK女王盃で牝馬ダート路線に参戦し、2・1・1・1・1着とほぼパーフェクトな走り。エンプレス杯、マリーンカップではサルサディオーネを破り、かしわ記念では牡馬勢を撃破しJpn1制覇。ここ3戦はマイルで結果を出してきたが、戦績や血統からはむしろ距離は長い方が合っている。前走で58キロを経験済みで、今回57キロはむしろ恵量。JBCレディスへ向け、ここも通過点だ。

 プリティーチャンスは、エンプレス杯ではショウナンナデシコに完敗の5着だったが、東海SやアンタレスSなど牡馬混合の重賞でそれぞれ0.7、0.5差なら牝馬限定戦では上位の評価。雨馬場も向いたが前走のブリーダーズゴールドカップで一頭別格の伸びで2着と地方でも結果が出たし、大井初登場になるが末脚を生かせる外回りは合うはず。

 4カ月半ぶりの前走を逃げ切ったフラーレンは、3勝クラス卒業なら牝馬限定ダートグレード競走なら通用の素地はあるし、何より半弟に日本ダービー馬のドウデュースをもつ超良血。積極策で挑めば。

 テリオスベルは4走前の3勝クラス逃げ切りを皮切りにオープン、JpnIII3戦を1・2・3着と急成長。特に前々走のマーキュリーカップは、最後はバーデンヴァイラーに屈したものの一気のまくりで早め先頭と、勝ちにいく競馬での2着。馬格があるタイプではないが、地方向きの自在性に魅力。

 ダノンレジーナだがはダートグレード競走では過去4・4・9・6・6着とあとひと押しが足りない。前3戦、地方競馬交流で勝利してきた経験がここで生きれば。

 レディバグはスパーキングレディーカップでショウナンナデシコのクビ差2着。コース、流れが違うとはいえ、マリーンカップで3.4秒差からは大きく差を詰めた。ただ、ここまでの良績はマイル以下に集中で、今回は距離の克服がカギ。

 サルサレイアは末脚確かだけに、展開の助けがあれば入着も。

2ショウナンナデシコ
3プリティーチャンス
4フラーレン
5テリオスベル
7ダノンレジーナ
10レディバグ
8サルサレイア

おすすめ買い目

馬単 2→3 3→2 2→4 4→2 2→5 5→2 3→4 4→3 2→7 2→10

 

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