Odds Park 競馬

　新競馬場への移転に伴い、１４００ｍから９２０ｍに距離が変更された第３回を迎えるベイスプリント。フルゲート１２頭がそろって激戦が予想される。目移りする構成となったが、ゲート出が一番速いのはスノールナ。前哨戦で初めて９２０ｍ戦で土がついたが、スピードはオープンでも通用することを証明できた。ある程度引き離して出て行ければ勝機があっても。これを前走で負かしたエッシャーは追い切りを強化して臨む。再度④の番手で進めることができれば。怖いのは転入初戦でもブレイクフリー。兵庫在籍時にスプリント戦線で好勝負を繰り広げてきた実力馬。仕上がりも順調でいきなりも十分か。ひと叩きした中央２勝馬ミラクルチューンは前走と打って変わって外枠をゲット。使った上積みもあり、差が詰まっていい。ナムラムツゴローは重賞を制した２走前のような展開になれば楽しめていいだろう。大穴ならヒロシゲウェーブで体調面はハイレベル。ある程度ついて行ければ。

◎④スノールナ…夏前までＣ級の身だったが、得意距離の９２０ｍに特化して使われるとトントン拍子に出世。追い切りで鋭い動きを見せ、体調面に問題もなさそう。再び出て行ければ押し切りまであっていいか。

○⑪エッシャー…全国各地を渡り歩いた８歳のベテランだが、衰えの色はないし、この中間も小気味のいい動きで好調さをアピール。初めての距離になった前走でも結果を出せたし、初重賞制覇に王手とみても。

▲⑤ブレイクフリー…デビュー戦だった門別１２００ｍの勝利が最も長い距離で、園田１２３０ｍでも苦戦を強いられていた生粋のスプリンター。重賞勝ちはないものの、ここに入れば実績面でヒケ目なし。入念に仕上げられてきたし、いきなりの目も十二分にありそう。

△⑩ミラクルチューン…初勝利は笠松３歳交流戦だが、２勝目が中央場所のダート１２００ｍなら文句はなかろう。叩いて上向いたようだし、外めの枠も好材料。前走以上の結果が出ても。

×①ナムラムツゴロー…鼻出血明けだが、時間をかけて入念に仕上げてきたし、２走前に金沢９００ｍ戦の重賞勝ちがあればそん色はないだろう。一発長打を秘める。

×⑨ヒロシゲウェーブ…実績で物足りない面はあるが、前哨戦だった２走前の内容からして大きな差は感じぬ。出来に不足もなく、位置取りひとつで圏内突入へ。