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2022年9月 5日   鳴沢の滝(なるさわのたき)特別C1サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第12レース   距離を味方に ノットソーキュート
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-2_nagoya.jpg 最終日は名古屋では珍しくC1特別が組まれたが、11頭のうち8頭が前走1着の勝ち組戦ながら、メンバーの質という点ではやや小粒な印象も受ける。印どころの順番当てという見方でいいかも。上位人気はおそらく今津博勢の2頭、前回の6組を勝ったメガファラヴァハーと前回12組ながら920m戦で3馬身差で圧倒したジャヤワルダナあたり。(2)は元B級馬でここでは格上的な存在。(4)は大型馬の2走目で相応の上積みが見込める。これらはこの組み合わせなら上位の先行力があってペースを支配できそうな利点がある。いずれか一方ならともかく、ともに馬券の圏外に去るということは想定しづらい。ただし、勝ち切るという観点ではノットソーキュートキタノアゲインも同等の可能性を秘める。特に(9)は前走時は逃げ有利な馬場へと変貌を遂げる最中での後方ひとマクりの勝ちっぷりで評価に値する内容だった。1700mに延びるのも歓迎で直線の追い比べに持ち込めば。(5)も上半期は(0107)と不調だったが、ゲート再審査でひと息入ってリフレッシュできたのか、以前の活力ある走りが戻ってきた。まだ奥行きもありそうだ。他では機動力のあるウプサラ。前走は他馬が外々を回る中で、コーナー部分で内々を立ち回る鞍上の頭脳プレーの賜物だが、徐々に気持ちが乗ってきた感じはある。3歳時のクラスからするとここでもやれていいだろう。

◎(9)ノットソーキュート…前走時は馬場が乾きかけて差しの利く状況から前が止まらぬ状況へと変貌を遂げつつある中での後方からひとマクりで快勝。額面以上の評価が必要だろう。現状は末一手で1700mへの延長は望むところ。前に楽をされるとつらいが、追い比べにさえ持ち込めば、若手有望株の塚本騎手の腕っぷしが冴え渡るか。

○(2)メガファラヴァハー…叩き2走目できっちり変わり身を示した。じっくりと間隔を取って追い切りで好時計をマークと仕上げに抜かりはない。休養前にはB級で連対歴があり、C級の勝ち組戦でも楽しめる存在だろう。極端に砂を被ると不安もあるが、先行タイプが手薄で先手もしくは番手が可能な構成。大きく崩れることはない。

▲(5)キタノアゲイン…ゲート再審査のペナルティが格好の息抜きとなったか、戦列復帰後は2連勝とうまく軌道を修正できた。同舞台で結果を残した前走が収穫大で、1組特別でも侮れない存在に。追い切りでは以前ほどでないにしても掛かりの良さが目に付くようになったし、まだまだ上積みが見込める。長打があっても驚けない。

△(4)ジャヤワルダナ…4カ月ぶり、距離不足の前走できっちり勝利をモノにするあたり地力がある。テンにもっさりした面があるので1700mは悪くなく、大型馬の2走目で上積みも少なくないか。先行タイプが手薄な構成で、僚馬と2頭でペースを支配すれば押し切りまであって不思議ない。引き続き今井騎手が手綱を取るのも心強い。

×(6)ウプサラ…前走は馬場が乾きつつある状況下で、それまでは各馬外々を回る中で1~2角、3~4角と内々を回る奇襲が奏功した印象。ただ、3歳上位で好走を重ねていた馬だけに、あれぐらい走っても驚けぬ面もある。中間の調整ではまだ目に付く動きは見せていないが、決してムードは悪くない。ここで通用する地力を備える。

おすすめ買い目

馬単 9→2 2→9 9→5 5→9 9→4 4→9 9→6 6→9

 

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