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2022年8月16日 第27回 クラスターカップJpnIII オープンサラ系3歳以上 別定 (盛岡競馬) ツイート
盛岡競馬 第9レース 韋駄天!ダンシングプリンス
全国公営競馬専門紙協会 エイカン
【中央所属馬の評価】
ダンシングプリンスは中央→船橋→中央。船橋の移籍初戦から3勝クラスまで6連勝で一気にオープンまで駆け上がった。オープン初戦となった一昨年のカペラS(G3)はジャスティンの3着、続く大和Sはリュウノユキナの6着と敗れたが、3戦目の京葉Sでオープン初勝利。そこから脚部不安で休養に入り、昨年のカペラS(G3)で戦列復帰。モズスーパーフレアの2番手から抜け出し、リュウノユキナの追撃を封じて重賞初制覇。年が明けるとサウジカップデーのリヤドダートスプリント(G3)に遠征。先手を奪取するとそのまま楽に逃げ切って6馬身差で圧勝。そして前走は門別の北海道スプリントC(Jpn3)に遠征して逃げ切り勝ち。重賞3連勝を達成した。中団から脚を伸ばしたスマートダンディーにクビ差まで詰められたものの、中央→海外→地方と異なる環境でのV3は見事というほかない。完全に本格化した印象で、今年のこの路線をリードする存在になった。ここを勝つと11月3日に同舞台で行われるJBCスプリント(Jpn1)制覇が現実味を帯びてくる。
リュウノユキナは前年覇者。3列目からの競馬で4コーナーからインを突くと素晴らしい瞬発力で3馬身抜け出す快勝だった。今年も2月の大和S→4月の東京スプリント→6月の北海道スプリントCと、昨年とまったく同じローテーションで連覇を目指すことになる。ダートの1200m戦を固定して使われるようになった一昨年9月のながつきSからここまで約2年間の成績は13戦4勝、2着7回、3着1回、着外1回。唯一1400mを使われた昨年のJBCスプリント5着を除くと1度も馬券の対象から外れておらず、この馬の差し脚の安定感は抜群。昨年のJBCスプリントは金沢開催だったためツーターンの1400mとあまり得意ではない条件。道中の不利もあり消化不良だっただけに、盛岡の1200mで行われる今年のJBCスプリントへの意気込みは小さくない。改めてコース適性を示しておきたい局面。
ジャスティンは昨年の4着馬。好位追走から4コーナーを先頭で回ってきたが、ゴールまで粘り切れず、勝ったリュウノユキナとは1秒0差だった。一昨年に東京スプリント(Jpn3)、東京盃(Jpn2)、カペラS(G3)とダート1200mの重賞を3勝している実績馬ゆえ、今年も昨年同様にトップハンデの58キロを背負うことになる。しかし昨年はサウジアラビア→ドバイと海外を転戦して、直前が芝の函館スプリントS(G3)というローテーションだったが、今年の直近記録は1月の根岸S(G3)が逃げてテイエムサウスダンから0秒3差の4着。続く2月の大和Sは58.5キロのトップハンデを背負って、リュウノユキナの追撃をアタマ差凌いでの勝利。そこからの休み明けではあるが、リフレッシュされた状態で出走してくるようなら昨年の雪辱を果たす可能性はある。
オーロラテソーロは未勝利、1勝クラス、2勝クラスの勝ち上がりは1400mだったが、3勝クラスからは1200mの勝ち上がり。昨年12月のりんくうSでオープン初勝利をマークし、前走の松風月Sでオープン2勝目を記録。阪神を得意とするイメージがあっただけに今回と同じ左回りの中京での勝利は好感触。今回が地方初登場となり、自分の競馬ができないと脆さがある馬だが、揉まれない位置で運べれば強さを発揮するタイプ。外目の枠を引き勝てたのは悪くない材料と思われる。
リメイクはデビュー1・5・3・1・1・1・6着の3歳馬。前々走まではすべてダートの1400mを使われ、2月から1勝クラス→昇竜S→端午Sと3連勝。いずれも好位から楽に抜け出す内容が評価され、前走のユニコーンS(G3)は1番人気。結果は勝ち馬から0秒2と僅差ながらも最後に伸び切れず6着。1600mは1ハロン長かったような印象ではあった。今度は逆に距離が短くなってどうかの局面になるが、母は芝~ダート1200mの4勝馬であり、こなして不思議ない背景。今回は古馬と初顔合わせとなるが、他の中央馬が54~58キロなのに対して、3歳のこの馬は51キロ。このハンデ差は大いに魅力となる。
【地方所属馬の評価】
登録のあった南関東勢はすべて回避。グレードレベルで戦える馬は不在となった。地元・岩手ではこの1年間、キラットダイヤがスプリント戦線でぶっちぎりを繰り返しているが、今年も登録すらなし。どう考えても中央馬5頭による掲示板独占が濃厚だ。
【解説者の予想】
ただいま4連勝中のダンシングプリンスを信頼する手。重賞3連勝中で56キロで走れるハンデも悪くない。内枠を引いた今回はゲートを決めて一気に逃げ切り態勢。相手は昨年勝ちの実績と確かな差し脚からリュウノユキナだが、3歳馬・リメイクの51キロがとにかく魅力に感じる。ジャスティンは今年も58キロだが、一昨年のカペラS勝ちは58キロ、そして前走を58.5キロで勝利。仕上がっていれば上位に食い込む態勢。オーロラテソーロは重賞実績は根岸Sの14着だけ。ここでは格下の扱いになるが、揉まれない位置で競馬ができそうなだけにノーマークにはできない。
◎1ダンシングプリンス
○14リュウノユキナ
▲4リメイク
△11ジャスティン
△13オーロラテソーロ
おすすめ買い目
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