Odds Park 競馬

夏場の重賞トライアル競走だけあって実績馬と上がり馬の評価が重要になる一戦だが、ここは復調気配十分な菊水賞馬ベルレフォーンの反撃に期待。前走で距離を克服して勢い十分なシュルヴィーヴルが相手筆頭だが、休養明けでも底を見せていないエコロクラージュは怖い存在だ。ノーモアワーズ、サラヘレン、オオエキントキも流れや位置取り次第で上位争い可能だろう。

◎　⑦　ベルレフォーン…兵庫ＣＳは仕方ないにしても前走の兵庫ダービーが見せ場なく終わり評価が下がる敗戦だが、ここ２走は追い切りの動きが散漫だっただけにやむなしな感じを受ける。間を取ってジックリ乗り込んだ今回は気配が良化しており、最終追い切りも菊水賞時ほどではないが確かな良化を感じる動き反応。地力に勝るここは同馬の反撃を期待していい。

〇　⑨　シュルヴィーヴル…やや短差しの印象があったが1870m戦の前走でも終いシッカリ伸びて差し切りと、能力の高さを感じさせた前走の勝利内容。この中間も引き続き好反応な動きを見せており好気配キープ、この馬の勢いは侮るべからずだろう。

▲　⑤　エコロクラージュ…着差こそ徐々に詰まってはいるもののデビューから４戦４勝と底を見せておらず、豊富な先行力を武器にしているところもセンスを感じさせる。今回は休養明けとなるが能力検査や追い切りは上々の動き反応を見せており、息も十分に保つだろう。初距離と相手強化のここでも警戒が必要になる。

△　①　ノーモアワーズ…兵庫県に転入後は４戦３勝と好結果を出せているし、中距離戦は先行力と持久力を発揮して強い勝ち振りを見せている。この中間も順調そのもので馬体も更に洗練されて状態面の上積みがありそうだ。あとは１枠１番をどう乗り切るか、砂を被って嫌がった２走前の経験を生かせるかどうかがカギとなる。

△　②　サラヘレン…前走の笠松遠征は前半ペースが速すぎて止まっただけで、明確な理由のある敗戦で尾を引くことはないだろう。中間は順調に乗り込まれてデキは問題なさそうだし、好枠からスッと先手が取れればしぶとく粘り込むシーンも。

△　⑥　オオエキントキ…思い切って先行抜け出しを図った前走は最後垂れたものの高評価できる内容で、行かせたことも出脚強化となり今回に繋がるだろう。勝ち切れぬものの厳しいペース向きの馬だし、流れひとつで勝ち負けまで可能と見る。