Odds Park 競馬

　重賞では期待ほど動いてくれないが、準重賞やオープンならきっちり結果を残しているキーグラウンド。前走のマイル争覇では２角から早めの追撃で２着を確保と存在感を示したし、この中間気配から状態面の良さもうかがえる。馬券の中心としてはコレが最適かもしれない。ただ、近走の発馬で最内枠では一抹の不安があるのも事実。一旦控えて外へ出す形となるとロスが生じるぶん取りこぼす可能性も。人気面を考慮すると他の馬から入って遊んでみるのも手か。そこで注目したいのはセイペイシェンス。再転入後は４戦３勝。崩れた２走前はテンに競り込まれて前後半が50秒２－54秒６という乱ペース。同型はナムラムツゴローぐらいで同馬とは前回の対戦で手合わせ済み。マイペースで運べば押し切りまで描けそうだ。実績的には上位のアドマイヤムテキやカツゲキキトキトが全盛期の迫力ではないだけに、これらを押さえに回して、ナムラヘラクレスやウォーターリベルテを３着目の穴で買うのも面白いかも。

◎(４)セイペイシェンス…再転入後は４戦３勝。崩れたのはテンに執拗に競り込まれた２走前だけだ。以前より出脚の鋭さを増しており1400ｍなら自信を持って推奨できるが、1600ｍでも期待は大きい。後続の追撃が遅れればアッと驚かせるか。

○(１)キーグラウンド…マイル争覇では出遅れながらも強い勝ち馬を唯一追い掛けて２着と力走した。重賞には縁がないが、準重賞やオープンでは実に強い勝ちっぷりで地力は確か。集中力の関係で1600ｍがベストに映るし、課題の発馬が決まれば。

▲(２)アドマイヤムテキ…ここ２走は笠松で圧巻のレース内容。強い同馬が戻ってきたと言いたいところだが、年齢的にも気配的にも全盛期の力を求めるのはどうかという面はある。ただ、無理使いを避けて一定の状態は保てている。ここも大崩れなし。

△(９)カツゲキキトキト…準重賞のとちのき杯では直後に東海菊花賞と名古屋記念を連破したナムラマホーホに競り勝ってベテラン健在を示した。ただ、前走を取り消して以降はパンとせず間隔があいてしまった。一応の態勢は整ったが地力が頼りだ。

×(３)ナムラヘラクレス…名古屋記念、マイル争覇は離されながらも各４着と健闘。直線では簡単にバテない特性を垣間見せた。当地へ転入後はオープン下の昇竜戦で勝ち鞍があるだけだが、この組み合わせなら大きな引け目は感じない。

×(６)ウォーターリベルテ…昨秋にＢ級へ降格して久々の勝利。これで自信を取り戻したか、Ａ級復帰後も好内容を続けて前走でＡ級２勝目を挙げた。牡馬の割に小柄でゆったりしたローテに好感が持てる。初オープンは骨だが、上位がスキを見せれば。