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2022年2月15日   第47回 スプリングカップ(SP1) オープンサラ系3歳 別定 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第10レース   牡馬も撫で斬る アップテンペスト
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-2_nagoya.jpg 2019年エムエスクイーンが2分1秒9、2020年ニュータウンガールが2分0秒4。後に東海ダービーを制した2頭の走破時計を踏まえると、アップテンペストが梅桜賞でマークした1分59秒4の時計は高評価できる。僅かに不安を挙げるならば馬体が減少傾向にある点だが、この中間もしっかり時計になるケイコを消化して、維持さえできていれば問題ないか。遠征馬や牡馬が相手でも難なく振り切ってみせる。これを追うのは兵庫ベルレフォーン、笠松イイネイイネイイネ。前者は3戦1勝ながら認定戦2着、園田ジュニアカップ3着と中身は濃く、長めの距離を狙ったローテに好感が持てる。新子調教師なら勝算あっての起用だろうし、最も警戒すべき相手だ。後者は末脚勝負のタイプらしく距離が延びて頭角を現してきた。名古屋コースも3度目だし、鞍上に岡部騎手を配して虎視眈々といったところか。その他では好凡走の落差は大きいが折り合えば大駆けを秘めるシノジマニヨラサイ、いい脚は一瞬だけだがそれをうまく生かせばエムエスムーン、笠松の2つの重賞を制したエムティアンジェと接戦を演じているスターフジサンも仕上がり次第では上位争いに持ち込んでいい。

◎(12)アップテンペスト…梅桜賞が時計、内容ともに申し分ないもの。距離を克服した自信は大きいし、ハナを切った時の強さを感じさせた。強力な同型不在でここもマイペースが可能なメンバー構成。行く手を遮る者がいなければ連勝の公算は大きい。

○(9)ベルレフォーン…キャリア3戦で伸びしろは大きく、早くから中距離を狙ったローテに不気味さが漂う。決め手には自信を持っているようで、現時点で自力勝負はどうかも、他馬の仕掛けに乗じての追い比べならあるいは逆転まであっても。

▲(11)イイネイイネイイネ…名古屋2走目となった新春ペガサスカップで中団からしっかり伸びて3着。アップテンペストとは僅かに0秒3差。距離延びていいタイプで1600→1800mに舞台が替わるのは好都合だ。鞍上に岡部騎手を配して金星を狙う。

△(6)シノジマニヨラサイ…昨秋11月のゴールドウィング賞で10番人気の低評価を嘲笑うかのような2着激走。折り合った時の怖さを示したが、その後のレースを見ても好凡走の落差が大きいのが難点。集中して走れば上位もあるが、そうでなければ…。

×(2)エムエスムーン…トップギアに入ればいい脚を使うがそれも一瞬だけ。乗り難しさがあってどうしても見せ場止まりに終わる。前回も向正面で押し上げたが直線では再び後方へ。人気も凋落したし、無欲の追い込みに徹すれば3着ぐらいあっても。

×(4)スターフジサン…笠松・ライデンリーダー記念でアップテンペストと好勝負を演じたエムティアンジェとボサノヴァと僅差の戦歴。ここで通用の下地はあるが、転入後に立て直しを図ってまだ良化途上の段階。今回は押さえ程度が無難か。

おすすめ買い目

馬単 12→9 9→12 12→11 11→12 12→6 12→2 12→4

 

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